細かすぎて伝わらないモノマネ選手権
December 04, 2013
宇都宮まき 競馬で400万円稼いだと告白…知識ゼロ、驚きの必勝法とは http://www.daily.co.jp/gossip/2013/12/03/0006542773.shtml
>2013年12月3日
特番で復活する「パンチDEデート」に出演した宇都宮まき(右)と、司会の桂文枝=大阪市内 http://i.daily.jp/gossip/2013/12/03/Images/06542774.jpg
>吉本新喜劇にも出演しているタレント・宇都宮まき(31)が2日、競馬知識ゼロでレースも全く見ずに、今年400万円を稼いだことを告白した。
>この日、大阪市内で、28年ぶりに特番復活することになった関西テレビのお見合い番組「パンチDEデート」の収録にゲスト出演。競馬が話題にあがると宇都宮は「私、競馬のことは全く知らないし、レースも全く見ないんですけど、結構稼いでるんですよ」と切り出した。さらに、司会の西川きよしと、桂文枝が興味を示し、競馬収支を聞き出すと「今年だけで…400万円…」と明かした。
>スタジオが騒然となる中、宇都宮は吉本の楽屋には競馬好きの芸人が多いことから、自身は全く予想をせずに「誰かの予想に完全に乗っかるんです」と説明。ただし、乗っかる相手が大事で「最近、(月亭)八光さんが勝ってるなとか、小籔(千豊)兄さんが調子いいなとか見極めて。私は、馬じゃなく、勝ちそうな人を“予想”してる」のだとか。
>ただし、宵越しの金は持たない性格らしく、後輩たちと食事などでパッと使ってしまった結果「大盤振る舞いして、貯金は4万円ぐらいです」とも告白し、あらゆる意味でスタジオを驚かせていた。
>この模様は12月22日に関西テレビ「西川きよし芸能生活50周年特番」(関西ローカル/後4・00)内で放送される。
宇都宮まきっつっても関東じゃフジ『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』でちょっと注目されたけどそれっきり、の人。まあMXTVで『よしもと新喜劇』やってるけど、これは個人にスポット当たる番組じゃないしねぇ。
それはともかく、これ、純粋にバクチ戦術としては全く間違ってない。「ツイてるヤツに乗れ」は格言として有るほどで、正しい。ただ、正しいと解ってても、それでもなおそれを実践出来る人は極めて僅かだ。というのは、中央競馬には他競技に有る『場立ちの予想屋』というのが存在しないため、ファンは自分が買うべき馬券を自分で考えざるを得ないのだ。そうしてある程度学習すると、他人の予想に乗って儲かったより自力で儲けた時の方が快感が段違いに大きいから(攻略本や攻略法に頼らずゲームをクリアした時の快感の大きさを思えば解る)、今度は「自分で予想し買い方を組み立てて儲けた方が偉い」となってしまう。専門紙やスポーツ紙は「○○TM●R三連単10万円を◎▲△でズバリ!」とか謳ってるが、読者はその予想を「ああそういう見方も有るのねなるほど」と参考にはするが丸乗りしないのが普通の姿勢というものだ。もう一つ、学習する事で自分が『馬券好き』から『競馬ファン』になってしまうというのも有る。だから
>競馬のことは全く知らないし、レースも全く見ないんですけど、
結構稼いでる
このようにあくまでも一線を画して競馬と距離を置く、競馬はゼニ儲けの手段!と決め切らないと務まらない。強い意志力が要るのだ。
で、この人がネットで競馬ファンから叩かれてるかっつうと、そんな事はない。「競馬なんて云々」とか下に見る発言や凱旋門賞がどうだとか口にしようものならそりゃ炎上するだろうが、自分は競馬語る資格無いからと一歩引いてる分には「俺には真似出来んわ」とむしろ冷徹ギャンブラー的姿勢を敬意の目で見られる。卑近な例だと、フランス料理食った事無い人が「へーフランス料理ってこういう味なのか」と外野の視線で発言するのはオーケーだが、この人がグルメ蘊蓄とかフランス文化かどうだとか語り出したら失笑されるだろう、そういう事だ。
さてそれで俺だが、パチはやらない。同僚にハマってるのは居るしTVのパチ番組視るのは好きだからパチンカーの気持ちはある程度理解出来て、その上で拙ブログで批判する事は有るけどそれはあくまで外野の姿勢と認識してるし「パチ界がこうなったら俺も打つのに」なんて意識はサラサラない。競艇についても同様。オート競馬競輪はやる身なので、一客として愚痴や不満を述べる事は有るけど、パチや競艇の業界改革案とか書いたら屁が出るほど笑われるに違いない。
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>2013年12月3日
特番で復活する「パンチDEデート」に出演した宇都宮まき(右)と、司会の桂文枝=大阪市内 http://i.daily.jp/gossip/2013/12/03/Images/06542774.jpg
>吉本新喜劇にも出演しているタレント・宇都宮まき(31)が2日、競馬知識ゼロでレースも全く見ずに、今年400万円を稼いだことを告白した。
>この日、大阪市内で、28年ぶりに特番復活することになった関西テレビのお見合い番組「パンチDEデート」の収録にゲスト出演。競馬が話題にあがると宇都宮は「私、競馬のことは全く知らないし、レースも全く見ないんですけど、結構稼いでるんですよ」と切り出した。さらに、司会の西川きよしと、桂文枝が興味を示し、競馬収支を聞き出すと「今年だけで…400万円…」と明かした。
>スタジオが騒然となる中、宇都宮は吉本の楽屋には競馬好きの芸人が多いことから、自身は全く予想をせずに「誰かの予想に完全に乗っかるんです」と説明。ただし、乗っかる相手が大事で「最近、(月亭)八光さんが勝ってるなとか、小籔(千豊)兄さんが調子いいなとか見極めて。私は、馬じゃなく、勝ちそうな人を“予想”してる」のだとか。
>ただし、宵越しの金は持たない性格らしく、後輩たちと食事などでパッと使ってしまった結果「大盤振る舞いして、貯金は4万円ぐらいです」とも告白し、あらゆる意味でスタジオを驚かせていた。
>この模様は12月22日に関西テレビ「西川きよし芸能生活50周年特番」(関西ローカル/後4・00)内で放送される。
宇都宮まきっつっても関東じゃフジ『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』でちょっと注目されたけどそれっきり、の人。まあMXTVで『よしもと新喜劇』やってるけど、これは個人にスポット当たる番組じゃないしねぇ。
それはともかく、これ、純粋にバクチ戦術としては全く間違ってない。「ツイてるヤツに乗れ」は格言として有るほどで、正しい。ただ、正しいと解ってても、それでもなおそれを実践出来る人は極めて僅かだ。というのは、中央競馬には他競技に有る『場立ちの予想屋』というのが存在しないため、ファンは自分が買うべき馬券を自分で考えざるを得ないのだ。そうしてある程度学習すると、他人の予想に乗って儲かったより自力で儲けた時の方が快感が段違いに大きいから(攻略本や攻略法に頼らずゲームをクリアした時の快感の大きさを思えば解る)、今度は「自分で予想し買い方を組み立てて儲けた方が偉い」となってしまう。専門紙やスポーツ紙は「○○TM●R三連単10万円を◎▲△でズバリ!」とか謳ってるが、読者はその予想を「ああそういう見方も有るのねなるほど」と参考にはするが丸乗りしないのが普通の姿勢というものだ。もう一つ、学習する事で自分が『馬券好き』から『競馬ファン』になってしまうというのも有る。だから
>競馬のことは全く知らないし、レースも全く見ないんですけど、
結構稼いでる
このようにあくまでも一線を画して競馬と距離を置く、競馬はゼニ儲けの手段!と決め切らないと務まらない。強い意志力が要るのだ。
で、この人がネットで競馬ファンから叩かれてるかっつうと、そんな事はない。「競馬なんて云々」とか下に見る発言や凱旋門賞がどうだとか口にしようものならそりゃ炎上するだろうが、自分は競馬語る資格無いからと一歩引いてる分には「俺には真似出来んわ」とむしろ冷徹ギャンブラー的姿勢を敬意の目で見られる。卑近な例だと、フランス料理食った事無い人が「へーフランス料理ってこういう味なのか」と外野の視線で発言するのはオーケーだが、この人がグルメ蘊蓄とかフランス文化かどうだとか語り出したら失笑されるだろう、そういう事だ。
さてそれで俺だが、パチはやらない。同僚にハマってるのは居るしTVのパチ番組視るのは好きだからパチンカーの気持ちはある程度理解出来て、その上で拙ブログで批判する事は有るけどそれはあくまで外野の姿勢と認識してるし「パチ界がこうなったら俺も打つのに」なんて意識はサラサラない。競艇についても同様。オート競馬競輪はやる身なので、一客として愚痴や不満を述べる事は有るけど、パチや競艇の業界改革案とか書いたら屁が出るほど笑われるに違いない。
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December 12, 2010
M-1グランプリが今年で終了! 紳助「漫才へ恩返しできた」と発展的解消 http://www.oricon.co.jp/news/movie/82924/full/
>2010年12月12日 18時15分
>これまで9組の王者を輩出してきた漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』が、10回目の今年をもって終了することが12日、東京・両国国技館で開催された準決勝終了後の会見で発表された。よしもとクリエイティブエージェンシーは「この大会から、多くの若いスターを生み出してきて目的を達成できた」とし、放送するABC朝日放送も「この先、ステップアップするいい時期として発展的に解消する。今後、新たなイベントに取り組んでいきたい。前向きなピリオド」と語った。
>大会審査委員長の島田紳助は「たくさんの後輩が育ち、漫才のレベルも上がった。漫才へ恩返しできた気持ちです。最後のM-1でまたスターが生まれることを心から願ってる」とコメントを寄せた。
>M-1は過去、初代グランプリの中川家を筆頭に、ますだおかだ、フットボールアワー、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、サンドウィッチマン、NON STYLE、パンクブーブーが戴冠。優勝と同時に賞金1000万円獲得だけでなく、知名度、注目度が急上昇するなどお笑い界における絶対的な登竜門として君臨してきた。それに取って代わる「新たなイベント」が今後注目される。
10年前を思い起こせば、少なくともキー局では漫才の地位って無いに等しく(関西ローカルではごく当たり前にネタ番組やってるそうだが)、だから大会プロデューサーの紳介も「漫才の復権を賭けた…」とか悲壮感すら感じさせるコメントを発してた。演者に至っては賞金とかステータス以前に、ゴールデンの全国ネットでネタをやるって時点でプレッシャーだった。ところが現実は、
>知名度、注目度が急上昇するなどお笑い界における絶対的な登竜門
として君臨してきた
M-1キッカケでバーンと売れたのは優勝出来なかった南海キャンディーズやオードリーといった、キャラが認められヴァラエティに…ってパターン。今やTVで視ない日はないブラックマヨネーズやアンタッチャブル山崎は売れるまでにタイムラグがあったし、敗者復活からの優勝でシンデレラストーリーの主人公となったサンドウィッチマンはそこまで売れてるとは言い難い、ノンスタイルやパンクブーブーに至っては「M-1王者なのに売れてない」ってのをウリにしてるほど。利権みたいなのも莫大であろうビッグイヴェントを敢えてクローズするのはよくよくの事、当初掲げた『漫才復権』っていう旗頭が『ヴァラエティのニューカマー発掘のショーケース』に取って変わられた現実の前に、紳介が敗北感を覚えたのか。「結局視聴者は漫才を望んでないのか」的な。
M-1戦国史 (メディアファクトリー新書)
著者:ラリー遠田
販売元:メディアファクトリー
発売日:2010-10-23
クチコミを見る
サンドウィッチマン全国ライブツアー ネタ芸人の意地見せる http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/101106/tnr1011060815002-n1.htm
>2010.11.6 08:12
>今年は「エンタの神様」などお笑い芸人ブームを牽引(けんいん)した「ネタ見せ」番組が相次ぎレギュラー放送を終了。同番組を足がかりにファンを増やした2人は「テレビでネタをやるために下積みをしてきた僕らとしては、非常に悲しい事態」と話し「今後しばらく、ネタのうまさでテレビから誕生する若手がいなくなるのでは」と“危機感”も募らせている。
>「芸人のトークやロケ企画が人気で、ネタの時間になると、数字(視聴率)が下がる」。サンドウィッチマンの富澤たけし(36)と伊達みきお(36)は、今年に入ってお笑い番組担当のテレビマンたちからこんな話を聞くようになったという。
同じく朝日放送の制作で『笑いの金メダル』って番組が数年前あって、その中にワンミニッツショーってコーナーが有った。小島よしおの動画がユーチューブにアップされるや世界閲覧者数4位を記録しブレイクするキッカケとなった事で有名だが、このコーナーの狙いは「4、5分間のステージは任せられないが1分なら保つ」っつうネガティヴなものだった。それが「1分でどれだけ面白い事が出来るか凝縮する」とポジティヴに捉えられ(同時期『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』がウケてたのも大きかろう)た結果がフジ『爆笑レッドカーペット』だ。レッカペのレギュラー放映は終わってしまったが、とかく今のTVは、視聴者は、笑いに殺那的に、手数を求めてる。
と、唐突に思い出した、ソンナノカンケーネって馬いたっけ。
地方競馬 データ情報
アクセルホッパーもいたな。
地方競馬 データ情報
芸人の格と馬の能力は比例しないねえ( ´-`)y-~~~
>2010年12月12日 18時15分
>これまで9組の王者を輩出してきた漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』が、10回目の今年をもって終了することが12日、東京・両国国技館で開催された準決勝終了後の会見で発表された。よしもとクリエイティブエージェンシーは「この大会から、多くの若いスターを生み出してきて目的を達成できた」とし、放送するABC朝日放送も「この先、ステップアップするいい時期として発展的に解消する。今後、新たなイベントに取り組んでいきたい。前向きなピリオド」と語った。
>大会審査委員長の島田紳助は「たくさんの後輩が育ち、漫才のレベルも上がった。漫才へ恩返しできた気持ちです。最後のM-1でまたスターが生まれることを心から願ってる」とコメントを寄せた。
>M-1は過去、初代グランプリの中川家を筆頭に、ますだおかだ、フットボールアワー、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、サンドウィッチマン、NON STYLE、パンクブーブーが戴冠。優勝と同時に賞金1000万円獲得だけでなく、知名度、注目度が急上昇するなどお笑い界における絶対的な登竜門として君臨してきた。それに取って代わる「新たなイベント」が今後注目される。
10年前を思い起こせば、少なくともキー局では漫才の地位って無いに等しく(関西ローカルではごく当たり前にネタ番組やってるそうだが)、だから大会プロデューサーの紳介も「漫才の復権を賭けた…」とか悲壮感すら感じさせるコメントを発してた。演者に至っては賞金とかステータス以前に、ゴールデンの全国ネットでネタをやるって時点でプレッシャーだった。ところが現実は、
>知名度、注目度が急上昇するなどお笑い界における絶対的な登竜門
として君臨してきた
M-1キッカケでバーンと売れたのは優勝出来なかった南海キャンディーズやオードリーといった、キャラが認められヴァラエティに…ってパターン。今やTVで視ない日はないブラックマヨネーズやアンタッチャブル山崎は売れるまでにタイムラグがあったし、敗者復活からの優勝でシンデレラストーリーの主人公となったサンドウィッチマンはそこまで売れてるとは言い難い、ノンスタイルやパンクブーブーに至っては「M-1王者なのに売れてない」ってのをウリにしてるほど。利権みたいなのも莫大であろうビッグイヴェントを敢えてクローズするのはよくよくの事、当初掲げた『漫才復権』っていう旗頭が『ヴァラエティのニューカマー発掘のショーケース』に取って変わられた現実の前に、紳介が敗北感を覚えたのか。「結局視聴者は漫才を望んでないのか」的な。
M-1戦国史 (メディアファクトリー新書)
著者:ラリー遠田
販売元:メディアファクトリー
発売日:2010-10-23
クチコミを見る
サンドウィッチマン全国ライブツアー ネタ芸人の意地見せる http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/101106/tnr1011060815002-n1.htm
>2010.11.6 08:12
>今年は「エンタの神様」などお笑い芸人ブームを牽引(けんいん)した「ネタ見せ」番組が相次ぎレギュラー放送を終了。同番組を足がかりにファンを増やした2人は「テレビでネタをやるために下積みをしてきた僕らとしては、非常に悲しい事態」と話し「今後しばらく、ネタのうまさでテレビから誕生する若手がいなくなるのでは」と“危機感”も募らせている。
>「芸人のトークやロケ企画が人気で、ネタの時間になると、数字(視聴率)が下がる」。サンドウィッチマンの富澤たけし(36)と伊達みきお(36)は、今年に入ってお笑い番組担当のテレビマンたちからこんな話を聞くようになったという。
同じく朝日放送の制作で『笑いの金メダル』って番組が数年前あって、その中にワンミニッツショーってコーナーが有った。小島よしおの動画がユーチューブにアップされるや世界閲覧者数4位を記録しブレイクするキッカケとなった事で有名だが、このコーナーの狙いは「4、5分間のステージは任せられないが1分なら保つ」っつうネガティヴなものだった。それが「1分でどれだけ面白い事が出来るか凝縮する」とポジティヴに捉えられ(同時期『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』がウケてたのも大きかろう)た結果がフジ『爆笑レッドカーペット』だ。レッカペのレギュラー放映は終わってしまったが、とかく今のTVは、視聴者は、笑いに殺那的に、手数を求めてる。
と、唐突に思い出した、ソンナノカンケーネって馬いたっけ。
地方競馬 データ情報
アクセルホッパーもいたな。
地方競馬 データ情報
芸人の格と馬の能力は比例しないねえ( ´-`)y-~~~
ippachi_bakuchiuchi at 23:53│コメント(0)
January 05, 2010
日刊スポーツの競馬面がこんな↓だった。
これで唐突に、大昔読んだ片岡鶴太郎のインタヴュー(『ビックリハウス』だったと思う)を思い出した。
それまでの物真似は似せる事が大前提、唯一の価値基準だった。似てる=上手い、似てない=下手糞。しかし、フジ『オレたちひょうきん族』で近藤真彦の真似 ━━ つっても特殊メイクで似せる努力とかしない、ただレプリカ衣装着てるだけ ━━ して『ギンギラギンにさりげなく』を歌ってる鶴ちゃんがイカダから海に落とされたり、そういうコントが凄くウケて、それからは登場するだけで女の子から歓声が上がり「マッチでーす」でドッカンドッカン。物真似としては全く似てなくてもお客さん大喜び。これで鶴ちゃん、似てる↔似てないとは別の価値基準を見出した。「上野公園に似顔絵描きいるでしょ、あれ物凄く似てるけど別に面白くはない。それと一緒で、似てるけど面白くないのより似てなくても笑ってもらえる方が良い」「俺は形態模写じゃなく思想模写をやろう、と。小森和子さん自分の事を『オバちゃま』って言わないですよ。具志堅用高さんも実際には『ちょっちゅね』なんて言った事はない。でも見てる人に『似てる』『あの人ならいかにも言いそう』、そう思ってもらえれば良いんです」と。いや記憶発掘なんで一字一句同じじゃないが、とにかくそういう主旨の事は言っていた。
で、前述のように、それまでの物真似は似てる事が至上命題だった。って事は、その人の過去しか真似出来ない。これを鶴ちゃんは未来、あるいはifも可能にさせたのだ。そこから『アップダウンクイズの解答席で窮屈そうなジャイアント馬場』『もし北島三郎がロボットだったら』といった芸や、『細かすぎて伝わらない(ry』という諸々が生まれて行く、その始祖が鶴ちゃんなのだ。
【注】
ジャズマンの内輪芸に韓国語の三遊亭円生とか中国語の田中角栄とか、
山下洋輔の著作によると遅くとも70年には生み出されている。これらも
言わばif物であり、タモリが広く世間に知らしめたのだが、タモリは
思想模写という言葉は使ってない上、その芸は世間一般からすると
非常に尖鋭化されたもので、他には真似出来ないワンアンドオンリーな
ものと捉えられ、その手法が広く影響を与えるという事はなかった。
で。KEIRINグランプリの京王閣に売店が出てて、グッズ並んでる中に出場選手9人の似顔絵Tシャツがあったのだが、これが正に上野公園の似顔絵描きのようなリアルなタッチで、ハッキリ言って怖い(((((゚д゚)))))ガクガクブルブル 当人のファンだってこれ着るの罰ゲームだろ、的な。ちゃんとギャラ払ってやくみつるとかいしかわじゅんとかに描かせなさいっての( ´,_ゝ`)
これで唐突に、大昔読んだ片岡鶴太郎のインタヴュー(『ビックリハウス』だったと思う)を思い出した。
それまでの物真似は似せる事が大前提、唯一の価値基準だった。似てる=上手い、似てない=下手糞。しかし、フジ『オレたちひょうきん族』で近藤真彦の真似 ━━ つっても特殊メイクで似せる努力とかしない、ただレプリカ衣装着てるだけ ━━ して『ギンギラギンにさりげなく』を歌ってる鶴ちゃんがイカダから海に落とされたり、そういうコントが凄くウケて、それからは登場するだけで女の子から歓声が上がり「マッチでーす」でドッカンドッカン。物真似としては全く似てなくてもお客さん大喜び。これで鶴ちゃん、似てる↔似てないとは別の価値基準を見出した。「上野公園に似顔絵描きいるでしょ、あれ物凄く似てるけど別に面白くはない。それと一緒で、似てるけど面白くないのより似てなくても笑ってもらえる方が良い」「俺は形態模写じゃなく思想模写をやろう、と。小森和子さん自分の事を『オバちゃま』って言わないですよ。具志堅用高さんも実際には『ちょっちゅね』なんて言った事はない。でも見てる人に『似てる』『あの人ならいかにも言いそう』、そう思ってもらえれば良いんです」と。いや記憶発掘なんで一字一句同じじゃないが、とにかくそういう主旨の事は言っていた。
で、前述のように、それまでの物真似は似てる事が至上命題だった。って事は、その人の過去しか真似出来ない。これを鶴ちゃんは未来、あるいはifも可能にさせたのだ。そこから『アップダウンクイズの解答席で窮屈そうなジャイアント馬場』『もし北島三郎がロボットだったら』といった芸や、『細かすぎて伝わらない(ry』という諸々が生まれて行く、その始祖が鶴ちゃんなのだ。
【注】
ジャズマンの内輪芸に韓国語の三遊亭円生とか中国語の田中角栄とか、
山下洋輔の著作によると遅くとも70年には生み出されている。これらも
言わばif物であり、タモリが広く世間に知らしめたのだが、タモリは
思想模写という言葉は使ってない上、その芸は世間一般からすると
非常に尖鋭化されたもので、他には真似出来ないワンアンドオンリーな
ものと捉えられ、その手法が広く影響を与えるという事はなかった。
で。KEIRINグランプリの京王閣に売店が出てて、グッズ並んでる中に出場選手9人の似顔絵Tシャツがあったのだが、これが正に上野公園の似顔絵描きのようなリアルなタッチで、ハッキリ言って怖い(((((゚д゚)))))ガクガクブルブル 当人のファンだってこれ着るの罰ゲームだろ、的な。ちゃんとギャラ払ってやくみつるとかいしかわじゅんとかに描かせなさいっての( ´,_ゝ`)
ippachi_bakuchiuchi at 23:42│コメント(0)
October 01, 2009
フジ『とんねるずのみなさんのおかげでした』は特番、わけても一番の注目は細かすぎて伝わらないモノマネ選手権。今回はファイナルと銘打って(実際そうなるかは不明だが)、確かにやり過ぎ感が有るのは確か。好評だからと高頻度でやって薄まって自滅パターンから今まで巧く逃れてたが、物真似という体(てい)で設定一発の面白い人描写をやってるだけが過半数を占めてる現状、『レッドカーペット』辺りと一くくりに語られ評論されるのも必然的な流れで、ならば思い切って休むのは一案だ。
で、どうでもいい情報を教えてくれる80年代の歌番組の曲紹介、が見事優勝を飾った訳だが、これリアルで視てた人でないと笑えないだろう。20代はまだしも10代は(゚д゚)ポカーン だったんじゃないか。今でも『紅白歌合戦』では、アイドルの登場にも司会は口上をイントロ半ばまで被せるが、これが80年代の歌番組だと歌い出し直前まで喋ってるのも珍しくなかった、しかも内容があんな風。オッサンにはモロツボだったのよ(´∀`)
喋りの内容がああだったのは今みたくネットが無いから、余程の大御所か事務所の後輩でもない限り、情報がごく限られた量しか無い事に起因する。下調べったって簡単でなし、本番前の挨拶で一言二言、それで一点突破するしかないのだ。『徹子の部屋』の黒柳徹子が芸人に接する態度みたいなもんだ。
そこいくと今は楽だ。3競オートで、畑違いの人をゲストに呼んでトークショーなんてなっても、MCはその人の情報を収集出来る、あとは流れに任せてどうにでもなる。呼ばれた=出る側だって事前に情報収集出来るってのはデカい、その競技への無知丸出しで赤っ恥orブーイングなんて惨劇も起こさずに済むし。ネットの存在が異文化コミュニケーションを取り易くした、これは疑う余地の無い事実だ。そういう環境を享受している事を有り難く受け止めつつ、しかしそうなると人間贅沢なもので、背筋が凍るほどスベリまくりなトークショーも見てみたい気がする。いや一度そういう場に居合わせてるし俺。しかもその人が今をときめく平成の爆笑王だけに、意外なのよね今となっては。本人の名誉のため、敢えてその芸人の名は挙げないけど(・∀・)
で、どうでもいい情報を教えてくれる80年代の歌番組の曲紹介、が見事優勝を飾った訳だが、これリアルで視てた人でないと笑えないだろう。20代はまだしも10代は(゚д゚)ポカーン だったんじゃないか。今でも『紅白歌合戦』では、アイドルの登場にも司会は口上をイントロ半ばまで被せるが、これが80年代の歌番組だと歌い出し直前まで喋ってるのも珍しくなかった、しかも内容があんな風。オッサンにはモロツボだったのよ(´∀`)
喋りの内容がああだったのは今みたくネットが無いから、余程の大御所か事務所の後輩でもない限り、情報がごく限られた量しか無い事に起因する。下調べったって簡単でなし、本番前の挨拶で一言二言、それで一点突破するしかないのだ。『徹子の部屋』の黒柳徹子が芸人に接する態度みたいなもんだ。
そこいくと今は楽だ。3競オートで、畑違いの人をゲストに呼んでトークショーなんてなっても、MCはその人の情報を収集出来る、あとは流れに任せてどうにでもなる。呼ばれた=出る側だって事前に情報収集出来るってのはデカい、その競技への無知丸出しで赤っ恥orブーイングなんて惨劇も起こさずに済むし。ネットの存在が異文化コミュニケーションを取り易くした、これは疑う余地の無い事実だ。そういう環境を享受している事を有り難く受け止めつつ、しかしそうなると人間贅沢なもので、背筋が凍るほどスベリまくりなトークショーも見てみたい気がする。いや一度そういう場に居合わせてるし俺。しかもその人が今をときめく平成の爆笑王だけに、意外なのよね今となっては。本人の名誉のため、敢えてその芸人の名は挙げないけど(・∀・)