白鵬

November 16, 2010

 相撲中継の中入の時間の特集コーナーで、双葉山69連勝とそれにストップが掛かった安芸ノ海戦の映像をやってた。昨日白鵬負けちゃって、もう煽りの意味何もないけど、歴史的事件であり貴重な映像には違いない。「VTR」と書かなかった事に留意。当時テレビはあったがカメラは専らスタジオ、出先からの生中継というのは出来ず、だからこの双葉山の映像は、報道用に映画用のカメラ回して撮ったフィルムにラジオ音声被せたもの。何か無声映画に活動弁士が台詞その場付けみたいな、微妙な違和感がある。つか、ラジオのアナウンサーにしてからが「双葉山敗れた。双葉山敗れました」みたいな、驚いてる事は驚いてるんだけど「報道機関の使命として、どちらか片方に肩入れするのでなく、公正なスタンスで実況する事を片時も忘れず」的な事をガッツリ叩き込まれてるのか、アナが驚いてる事は伝わって来るもののあくまでその枠内でのもの、今の絶叫スタイルでは全くない。何より、当時の電波とか音声技術とか事情なのか、一語一語区切って明瞭に発音しようとしてるし、抑揚もちょっと独特だ。
 そういえば、時代は大幅に先へ進むが長嶋茂雄が展覧試合でサヨナラホームランを打った時の映像も「村山投げました。長嶋打ちました。大きい。入るか。入るか。入りました。ホームランです」みたいな、何とも平板な、感情を押し殺したもの。何か「サイタ サイタ サクラガサイタ」みたいな、電報文を読み上げるようなもの。スポーツ中継の実況スタイルってこれがデフォだったのか。じゃあいつ今のようになったのか。誰が実況革命起こしたのか。
 …と、同僚と話してるうち思い出した事が一つ。また時代を遡るが、力道山のプロレス中継って普通に口語体だった様に記憶している、「2で返しました。力道山2で返しました。シャープ兄弟が力道山を引き起こし、頭を両側から脇の下に挟んで、二人掛かりで持ち上げます」みたいな双葉山スタイルではなかった。つまり、当時は人気も視聴率も凄かったプロレスの実況スタイルがいつしか他競技の実況にも波及し…といった感じじゃないかっつうのが俺らの結論、あいにく放送業界に知り合いがいない身としてはこれ以上無理だ。
 で、今日チバテレで松阪記念競輪決勝を中継してたのだが、これが電報読み上げスタイルだったとすると「平原が巻き返す。鈴木が突っ張って先行で残り1周。平原は引いて4番手。伏見は車間を切っている。平原が踏む。平原が来た、合わせて伏見も発進する。平原は伏見を内に押し込めながら」ダメだ\(^o^)/

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November 08, 2010

 今週末には大相撲九州場所が開幕、っつう訳でウチの社のトトカルチョ組もアップを始めたが、そういう特殊例を除く世間一般的な興味としては、白鵬が双葉山の連勝記録を抜くかどうかが注目点だろう。まあ、この記録の価値がどうだと吼える人がいて、双葉山の時代は年2場所だし一場所11→13日制だが、今は年6場所×15日制、独り抜けてる存在なら短期間にまとめて勝ち星稼げるだろうと。でも、年稼働日数が多い分、肉体に掛かる負担も大きい筈だ。双葉山は双葉山で、年稼働日数が少くコンディション作り易い反面、4年間に渡ってというのは逆に集中力を保てない危険性も出て来るし、加齢との闘いもある(今日の感覚だと23→26歳というのは充実期だが、33で引退し56で死亡してるのだから加齢のダメージなしとは出来ないだろう)。まあ、突き詰めちゃうと王貞治とハンク・アーロンのホームラン数を比較しても無意味っつうのと同じく、議論自体詮ないってなっちゃうか。
 まあそれは良いが、実際の取組はどうなるのか。相撲協会は、若貴人気華やかなりし頃「もっと柔軟性を持った、ファンの見たい取組を持って来ても良いのでは」てな批判が上がった程の公平主義、前例主義、建前論者だ、いつも通りに上位力士と当てるだけだろう。その上で、取組順をイジる事は出来る。

 ●白鵬に取り易い相手を意図的に揃えて記録バンバン更新させて話題作り
 ●取り難い相手を意図的に揃えて記録阻止or非難されたら「高い壁を乗り越えてこそ記録に価値がある」と強弁する

早い段階で記録が途切れたらドッチラケ、最初の一週間は楽メンだとは思うけど…( ´-`)y-~~~

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