田原総一朗
August 20, 2010
堀江貴文インタビュー vol.3「堀江さんと孫さんとはどこが違うんですか?」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1027
>2010年08月19日(木)田原総一朗
>田原 今度、テレビ局は地上波をすべてデジタル化しますね。
>堀江 あれは変な話ですよ。
本当はテレビ局がやらなければならなかったのは、地上波によるデジタル化ではなくCS化だったんです。
だって地デジにすると、結局、送信側も受信側もアンテナや設備を替えるじゃないですか。全部、設備を更新しているでしょう。そこまで考えるんだったら、全世帯にCS受信用のパラボラアンテナを付けたほうがいいわけですよ。
通信衛星のスロットを使えば、何百チャンネルも実際に出来ているわけです。欧米だって中国だって、みんなそうなっている。もしCSにすれば技術革新で、デジタル化だって容易にできたわけですよ。通信衛星をつかえば地デジと同じ品質で何百チャンネルってできるんです。
なのに、なんで地デジになっちゃったのか。結局、これはプロ野球の球団問題と同じ(対談vol.1参照)で希少価値なんです。
>田原 どういうこと?
>堀江 民放キー局は5局しかないっていう希少価値なんです。寡占していることによって、一局あたりのCMの料金が跳ね上がっているわけです。これがCSによって多チャンネル化し分散しちゃったら全然儲からなくなるわけです。
プロ野球の球団が自分たちのほかに新規参入を入れたくない、むしろできれば球団数を減らしたいと思っているのと同じですよ。
>田原 パイは同じだから局が増えれば、一局の取り分がドンドン減っていくというわけですね。
>堀江 減っていきます。しかも、もう一つ、前回話したように地上波テレビの電波料が携帯などに比べて破格に安いということです。いまのテレビ局を支えているのは、この二つのカラクリなんです。
電波料の問題やCSの問題なんかはテレビや新聞は取り上げませんよね。テレビ局はすべて新聞社の系列ですからね。
でも僕はタブーも何もないから言っちゃう。それなりに影響力もあるから、いろんな人たちに広まっちゃうわけです。
「何だ、テレビ局は電波料をこれだけしか払ってないのか」なんて、これまでは一部の人しか知らなかったわけですよ。
>田原 僕はその問題は竹中平蔵さんから詳しく聞いたけどね。
実は竹中平蔵さんは、本当は・・・。
>堀江 彼は総務大臣になっていたでしょう。
>田原 なった。あそこでやりたかったわけです。
>堀江 そう。あれは役所やマスコミにとって利権の牙城ですから。
>田原 そこにメスを入れようとしたから、竹中さんは、世の中から「悪者だ」と言われている。
>堀江 そうです。
元々は逓信省だった役所から、KDDが民営化され、電電公社NTTが民営化され、それで郵政まで民営化された。もう総務省に残る利権は放送局・電波しかないわけじゃないですか。
それすらも「開放しろ」みたいな話になったら、利権がなにもなくなっちゃうわけですよ。そうなると天下り先もなくなるわけです。
だからテレビ局は役所や政治家と繋がっているんですよ。お互いに持ちつ持たれつの関係なんです。
「ああ、つまりかつて金融機関が大蔵省担当のMOF担をおいていたように、総務省にも新聞社・テレビ局の波取り記者がいるんだな」と認識するようになったんです。
しかもそのことは自分たちに不利なことだから、新聞もテレビ局も一切報道しない。だから国民は知らないわけですよ。記者クラブとかテレビ局のギルドがある。その中で、自分たちに不利な情報って絶対に流さない構造になっている。
この二人を嫌う人も多かろうが、二人が非常に頭の切れる、聡明な人物である事を否定出来る人は少なかろう。そして、少なくともこの引用部(元記事はこの数倍有る)に限れば、普段「マスゴミw 」等と嗤っている人なら、なるほど得心するだろう。
…とか言いつつ、こと3競オートの専門紙に書いてある選手コメントに関しては、俺も鵜呑みにしてしまいがちだ。実際には、同一人物が一頭の馬に発したコメントが、新聞によって全く異なる内容だったりする事もある訳で。やっぱ専門紙よりスポーツ紙3紙買った方が良いのか…って、中央競馬以外ではこれ全く無意味だしな('A`) それかいっそ、予想ファクターからコメントを排除したものを新たに構築すべきなのか?
>2010年08月19日(木)田原総一朗
>田原 今度、テレビ局は地上波をすべてデジタル化しますね。
>堀江 あれは変な話ですよ。
本当はテレビ局がやらなければならなかったのは、地上波によるデジタル化ではなくCS化だったんです。
だって地デジにすると、結局、送信側も受信側もアンテナや設備を替えるじゃないですか。全部、設備を更新しているでしょう。そこまで考えるんだったら、全世帯にCS受信用のパラボラアンテナを付けたほうがいいわけですよ。
通信衛星のスロットを使えば、何百チャンネルも実際に出来ているわけです。欧米だって中国だって、みんなそうなっている。もしCSにすれば技術革新で、デジタル化だって容易にできたわけですよ。通信衛星をつかえば地デジと同じ品質で何百チャンネルってできるんです。
なのに、なんで地デジになっちゃったのか。結局、これはプロ野球の球団問題と同じ(対談vol.1参照)で希少価値なんです。
>田原 どういうこと?
>堀江 民放キー局は5局しかないっていう希少価値なんです。寡占していることによって、一局あたりのCMの料金が跳ね上がっているわけです。これがCSによって多チャンネル化し分散しちゃったら全然儲からなくなるわけです。
プロ野球の球団が自分たちのほかに新規参入を入れたくない、むしろできれば球団数を減らしたいと思っているのと同じですよ。
>田原 パイは同じだから局が増えれば、一局の取り分がドンドン減っていくというわけですね。
>堀江 減っていきます。しかも、もう一つ、前回話したように地上波テレビの電波料が携帯などに比べて破格に安いということです。いまのテレビ局を支えているのは、この二つのカラクリなんです。
電波料の問題やCSの問題なんかはテレビや新聞は取り上げませんよね。テレビ局はすべて新聞社の系列ですからね。
でも僕はタブーも何もないから言っちゃう。それなりに影響力もあるから、いろんな人たちに広まっちゃうわけです。
「何だ、テレビ局は電波料をこれだけしか払ってないのか」なんて、これまでは一部の人しか知らなかったわけですよ。
>田原 僕はその問題は竹中平蔵さんから詳しく聞いたけどね。
実は竹中平蔵さんは、本当は・・・。
>堀江 彼は総務大臣になっていたでしょう。
>田原 なった。あそこでやりたかったわけです。
>堀江 そう。あれは役所やマスコミにとって利権の牙城ですから。
>田原 そこにメスを入れようとしたから、竹中さんは、世の中から「悪者だ」と言われている。
>堀江 そうです。
元々は逓信省だった役所から、KDDが民営化され、電電公社NTTが民営化され、それで郵政まで民営化された。もう総務省に残る利権は放送局・電波しかないわけじゃないですか。
それすらも「開放しろ」みたいな話になったら、利権がなにもなくなっちゃうわけですよ。そうなると天下り先もなくなるわけです。
だからテレビ局は役所や政治家と繋がっているんですよ。お互いに持ちつ持たれつの関係なんです。
「ああ、つまりかつて金融機関が大蔵省担当のMOF担をおいていたように、総務省にも新聞社・テレビ局の波取り記者がいるんだな」と認識するようになったんです。
しかもそのことは自分たちに不利なことだから、新聞もテレビ局も一切報道しない。だから国民は知らないわけですよ。記者クラブとかテレビ局のギルドがある。その中で、自分たちに不利な情報って絶対に流さない構造になっている。
この二人を嫌う人も多かろうが、二人が非常に頭の切れる、聡明な人物である事を否定出来る人は少なかろう。そして、少なくともこの引用部(元記事はこの数倍有る)に限れば、普段「マスゴミw 」等と嗤っている人なら、なるほど得心するだろう。
…とか言いつつ、こと3競オートの専門紙に書いてある選手コメントに関しては、俺も鵜呑みにしてしまいがちだ。実際には、同一人物が一頭の馬に発したコメントが、新聞によって全く異なる内容だったりする事もある訳で。やっぱ専門紙よりスポーツ紙3紙買った方が良いのか…って、中央競馬以外ではこれ全く無意味だしな('A`) それかいっそ、予想ファクターからコメントを排除したものを新たに構築すべきなのか?