トロットサンダー

November 16, 2009

 今週はマイルチャンピオンシップ、つう訳で今年も14年前の話を振られた。それっきりの一発屋なんだからエエ加減忘れろつってるのだが、人間一度刷り込まれた記憶は簡単には消せない様で('A`)
 メイショウテゾロから入る事は月曜の時点で公言してた。直線一気、超スローで逃げ切り、好位抜け出し、と全て異なる戦法で新馬〜特別〜重賞とブッコ抜いて3戦3勝した時点でこの馬タダもんじゃないっつう認識だった、春のクラシックは距離合わんかったから度外視して休み明け緒戦のスワンステークスを適距離戻って!と、この時点でも買っている。だからひと叩きで上積み有るしもう一丁追っ掛けたれ!と。抜けたらシャレならんから単複を500円ずつ買っといて、相手はマイルで変わり身有りそうなマーベラスクラウン、そしてもう一頭をトロットサンダーかドージマムテキかで悩んだ。この頃の俺は三点に絞れんレースはやんないって縛りを自分に課してて、迷って迷って、結局ドージマとの馬連三頭ボックスに決定。あと新潟(この年は秋の福島が新潟代替開催だった)を二点(買い目は忘れた)、都合3500円を同僚に渡し頼んだ(何の用かは忘れたが、とにかく何か有って、当日は買うばかりか見る事すら出来んかった)。
 で。帰りの常磐快速で新聞見返してるうち、新潟が段々自信が無くなって来た。それで帰宅するなり電話に飛び付き前述の同僚宅に。
「福島記念止めます。で、その分はメイショウテゾロからマーベラスとドージマ500円ずつ買い足してください。あとタテ目のマーベラス〜ドージマも止めて、メイショウからトロットサンダーに500円お願いします」
同僚も
「うん、単複買うくらいメイショウに気が有るんならタテ目よりそっちの方が良いよ」
と言ってくれた。
 そいで、翌々日月曜。出社するなり52万チョイ入った富士銀行(←そういう時代でした)の封筒を渡された。自分のカネならいざ知らず他人(=俺)のカネ、落としたらスられたらと気が気じゃなかった、と同僚に怒られた。1割っつう事で5万渡し、残りは取り敢えず預金して、今の部屋に引っ越す際の運送代、不動産屋への手数料、敷金礼金でほぼソックリ消えた。
 俺は穴党ではない(この時↑の様に、俺にとっての本命馬が一般には人気薄、という事はまま有るが)ので、これを超える高額配当を的中させた事は未だ無い。14年間進歩が無いと言わば言え。でも、あと一歩で10万馬券をみすみす逃す事態をすんでの所で免れた幸運を思えば、んな贅沢言えんわな( ´-`)y-~~~

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