テンポイント
July 25, 2009
テレ朝・角澤アナが語る、スポーツ実況の内幕 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0907/24/news005.html
>2009年07月24日 07時00分 UPDATE
>[堀内彰宏,Business Media 誠]
>早稲田大学は7月10日、大隈小講堂で大久保建男スポーツジャーナリズム基金による公開フォーラム「スポーツを通じて感じた『伝えるということ』〜アナウンサーの現場から〜」を開催、テレビ朝日アナウンサーの角澤照治氏(38)がスポーツ実況について語った。
>角澤 実況をする時、そのスポーツについての視聴者の知識がそれぞれ異なっているので、「誰に向けて実況するか」ということは本当に難しいです。また、「僕がしたい実況」「テレビ朝日が角澤に喋らせたいと思っている実況」「視聴者の皆さんが聞きたいと思っている実況」も全部違います。
>テレビ朝日は一時期、いわゆる“絶叫系”の実況を求めている時代がありました。僕はそんなに絶叫したくなかったのですが、テレビ朝日は当時、TBSさんにも視聴率を抜かれていて非常に苦しい状態だったので、「少しでも視聴者を獲得しないといけない」ということから、絶叫するのがいいとは限らないと分かってはいたものの、「注意を引き付ける意味で盛り上げてくれ」と言われた時期がありました。
>中にはすごいのがあって、プロデューサーからの一斉指令が僕が耳に付けているイヤホンに来るというのがありました。いまだに覚えている一斉指令が、「はい、裏番組、フジテレビの『(奇跡体験!)アンビリバボー』、CMに入りました。盛り上げてください」というものです。CMに入ると、皆さんチャンネルを変えるんですね。「ザッピング※している時間帯にいかにこっちを見てもらうか」「注意を引き付けるような実況をしてくれ」ということで、それを5分刻みぐらいに要求されている時期がありました。
>※ザッピング……テレビを視聴している際にリモコンを操作して
チャンネルをしきりに切り替える行為のこと。
TBS世界陸上、選手キャッチコピーダメ! http://www.sanspo.com/geino/news/090725/gnj0907250506015-n1.htm
>2009.7.25 05:05
>陸上の世界選手権(8月15日開幕、ベルリン)の独占放送権を持つTBSテレビが、日本陸連から選手のキャッチコピー(CC)を撤廃するよう通達を受けていたことが24日、分かった。
>同局では1997年のアテネ大会から独占放送を続けており、男子短距離の朝原宣治(37)を「燃える走魂」、男子400メートルハードルの為末大(31)を「侍ハードラー」などと日本人選手、有力外国人選手に独自のCCを付け、大会期間中に連呼してきた。だが、ネット上での批判や一部のネーミングに不信感を抱いた現場関係者も多く、高野進強化委員長(48)らが“強権”を発動したとみられる。
>この日、男女短距離とハードル陣の代表合宿が山梨・富士北麓公園陸上競技場で公開され、男子400継で中心となる塚原直貴(24=富士通)が「(高野)強化委員長がテレビ局に『(CCは)もういいんじゃないか』と言ったみたい」と明かした。
>TBS関係者も「確かにそのような話があったようです。今回は付けるにしてもかなり少なくなるはず」と認め、CCではなく、世界記録保持者など正当な肩書を使用することも検討中という。MCを務める俳優、織田裕二(41)の熱いコメントとCCで盛り上げてきた世界陸上中継が、方向転換を余儀なくされそうだ。
これ結局センスの問題なんだよな。3競オートだと金が掛かってるから、例えば杉本清の有名な「見てくれこの脚!」だって『テンポイント買ってない客だって大勢居るんだ、実況に私情を挟むな!』となりかねない、しかし大多数の競馬ファンはそれを支持した(この時点で杉本は関テレ競馬実況のエース級アナだったが、今の様にその存在やキャラが広く知られていた訳ではない)。古館伊知郎のプロレス実況は当時異端とされたが、しかし当のプロレスファンはそれを熱狂的に迎え入れた。しかるに後年、古館は競輪の実況に手を染めて、その評価は芳しいものではなかった。スポーツ実況者としてブランクが有った(=フリーになってすぐの依頼ではなかった)事も理由の一つだろうが、何よりも、古館自身の競輪への習熟度が不足してたのが最大の理由だろう。勉強してなかった訳ではない、しかしファンの求める水準に達してなかったという事だ。実況技術の巧拙とは別に『このアナはこの競技を本当に好きなのか、この競技の本質を解ってるのか』てのは、その競技のファンならアッサリ見抜いてしまうものだ。その上での、言葉を選択するセンス。TBS陸上はその辺が作為的に過ぎてたし、蒲郡競艇や飯塚オートの特異な実況スタイルが支持されてる(少なからぬアンチも居るが)のも、そういう事だ( ´-`)y-~~~
>2009年07月24日 07時00分 UPDATE
>[堀内彰宏,Business Media 誠]
>早稲田大学は7月10日、大隈小講堂で大久保建男スポーツジャーナリズム基金による公開フォーラム「スポーツを通じて感じた『伝えるということ』〜アナウンサーの現場から〜」を開催、テレビ朝日アナウンサーの角澤照治氏(38)がスポーツ実況について語った。
>角澤 実況をする時、そのスポーツについての視聴者の知識がそれぞれ異なっているので、「誰に向けて実況するか」ということは本当に難しいです。また、「僕がしたい実況」「テレビ朝日が角澤に喋らせたいと思っている実況」「視聴者の皆さんが聞きたいと思っている実況」も全部違います。
>テレビ朝日は一時期、いわゆる“絶叫系”の実況を求めている時代がありました。僕はそんなに絶叫したくなかったのですが、テレビ朝日は当時、TBSさんにも視聴率を抜かれていて非常に苦しい状態だったので、「少しでも視聴者を獲得しないといけない」ということから、絶叫するのがいいとは限らないと分かってはいたものの、「注意を引き付ける意味で盛り上げてくれ」と言われた時期がありました。
>中にはすごいのがあって、プロデューサーからの一斉指令が僕が耳に付けているイヤホンに来るというのがありました。いまだに覚えている一斉指令が、「はい、裏番組、フジテレビの『(奇跡体験!)アンビリバボー』、CMに入りました。盛り上げてください」というものです。CMに入ると、皆さんチャンネルを変えるんですね。「ザッピング※している時間帯にいかにこっちを見てもらうか」「注意を引き付けるような実況をしてくれ」ということで、それを5分刻みぐらいに要求されている時期がありました。
>※ザッピング……テレビを視聴している際にリモコンを操作して
チャンネルをしきりに切り替える行為のこと。
TBS世界陸上、選手キャッチコピーダメ! http://www.sanspo.com/geino/news/090725/gnj0907250506015-n1.htm
>2009.7.25 05:05
>陸上の世界選手権(8月15日開幕、ベルリン)の独占放送権を持つTBSテレビが、日本陸連から選手のキャッチコピー(CC)を撤廃するよう通達を受けていたことが24日、分かった。
>同局では1997年のアテネ大会から独占放送を続けており、男子短距離の朝原宣治(37)を「燃える走魂」、男子400メートルハードルの為末大(31)を「侍ハードラー」などと日本人選手、有力外国人選手に独自のCCを付け、大会期間中に連呼してきた。だが、ネット上での批判や一部のネーミングに不信感を抱いた現場関係者も多く、高野進強化委員長(48)らが“強権”を発動したとみられる。
>この日、男女短距離とハードル陣の代表合宿が山梨・富士北麓公園陸上競技場で公開され、男子400継で中心となる塚原直貴(24=富士通)が「(高野)強化委員長がテレビ局に『(CCは)もういいんじゃないか』と言ったみたい」と明かした。
>TBS関係者も「確かにそのような話があったようです。今回は付けるにしてもかなり少なくなるはず」と認め、CCではなく、世界記録保持者など正当な肩書を使用することも検討中という。MCを務める俳優、織田裕二(41)の熱いコメントとCCで盛り上げてきた世界陸上中継が、方向転換を余儀なくされそうだ。
これ結局センスの問題なんだよな。3競オートだと金が掛かってるから、例えば杉本清の有名な「見てくれこの脚!」だって『テンポイント買ってない客だって大勢居るんだ、実況に私情を挟むな!』となりかねない、しかし大多数の競馬ファンはそれを支持した(この時点で杉本は関テレ競馬実況のエース級アナだったが、今の様にその存在やキャラが広く知られていた訳ではない)。古館伊知郎のプロレス実況は当時異端とされたが、しかし当のプロレスファンはそれを熱狂的に迎え入れた。しかるに後年、古館は競輪の実況に手を染めて、その評価は芳しいものではなかった。スポーツ実況者としてブランクが有った(=フリーになってすぐの依頼ではなかった)事も理由の一つだろうが、何よりも、古館自身の競輪への習熟度が不足してたのが最大の理由だろう。勉強してなかった訳ではない、しかしファンの求める水準に達してなかったという事だ。実況技術の巧拙とは別に『このアナはこの競技を本当に好きなのか、この競技の本質を解ってるのか』てのは、その競技のファンならアッサリ見抜いてしまうものだ。その上での、言葉を選択するセンス。TBS陸上はその辺が作為的に過ぎてたし、蒲郡競艇や飯塚オートの特異な実況スタイルが支持されてる(少なからぬアンチも居るが)のも、そういう事だ( ´-`)y-~~~
ippachi_bakuchiuchi at 23:29│コメント(0)