ソフトバンク

October 03, 2012

「1ドル札を50セントで買う」という投資の基礎を実践したソフトバンクの孫社長 〜イー・アクセスの買収について〜 http://agora-web.jp/archives/1491173.html
>ソフトバンクがイーアクセスへ買収を仕掛けた。何がどうなっているのか、少し整理してみよう。
>10月1日、ソフトバンクはイーモバイルを展開するイーアクセスを完全子会社とする株式交換契約を発表した。これがイーアクセスの株主総会で承認を得られればイーアクセスは来年2月にも上場廃止になるという。イーアクセスの株主の手元にはソフトバンクの株式が渡る形だ。
>交換の割合はイー・アクセス株1株に対してソフトバンク株16.74株を割り当てるとしている。ソフトバンクは、イー・アクセス株を1株52,000円と評価した。発表時のイーアクセスの株価は15,000円程度だったのでおよそ3.5倍、買収額は全体で1800億円程度という計算になる。
>通常、買収プレミアムは3〜4割程度が相場なので、常識的に考えればとんでもなく高い評価だ(買収プレミアムとは買収価格が市場価格を上回る差額の部分)。当然の事ながら、買収価格にさやよせする形でイーアクセス株は連日のストップ高が続いている。
>初めに「買収を仕掛けた」と俗っぽい表現で書いたが、イーアクセスの経営陣とはすでに同意しているので、敵対的買収ではない。これだけの高評価ならばイーアクセスの株主もおそらく文句は無いのではないか。
>投資の妥当性に関しては様々な評価があるようだが、これがプラチナバンド(簡単に説明すれば電波が遠くまで届き、障害物があってもつながりやすい帯域)を手に入れるための代価ならば安い、というのが大方の評価のようだ。ある記事では今回ソフトバンクが手に入れるプラチナバンドは、電波オークションが実施されていれば買収価格の10倍位の値段になっていてもおかしくないという。
>すでにアゴラで池田信夫氏http://agora-web.jp/archives/1490858.html>山田肇氏l"が指摘しているが、これは「公正な状況」とは程遠いという。自分は電波の割り当てという話に関してはど素人なのでそういった議論はお二人に任せて、なぜこのような事、つまり本来の価格よりも極端に安く資産(今回の場合はプラチナバンド)を入手する事が可能だったのか、といった部分に絞って論を進めたい。
>2005年、かつて村上ファンドが阪神電鉄に買収を仕掛けたことを覚えているだろうか。このとき、村上氏は阪神電鉄の「事業」よりも保有する「資産」に着目した。具体的には甲子園球場の土地や梅田の一等地にある阪神百貨店の土地だ。そのきっかけも中々興味深い。2004年に西武鉄道が証券取引法違反で上場廃止になった時に「歴史のある鉄道会社というのはお宝のような不動産を山のように所有している」と気づいたことが理由だという。
>大昔に取得した不動産を取得価格(いわゆる簿価)でバランスシートに計上している企業の株価は、表向きは妥当な市場価格であっても、本来より安く取引されている可能性がある。どういう意味かというと、100億円の土地が1億円でバランスシートに計上されていれば、表向きは1億円分しか土地を持っていない事になる。つまり含み益の99億円が見えにくいため、事情の分からない投資家からすると99億円分も低くその企業を評価することになる。これは不動産のような一見その価値が分かりにくいモノ、あるいは保有していることすら分かりにくいモノだけに限らない。株や現金などバランスシートや大量保有報告書といった、公表された情報から簡単に把握出来る資産でも起こりうる話だ。
>つまり、100億円の価値があるのに50億円で売買されている企業があれば、「ただ買って本来の価格に戻るまで待つ」だけで高い利益が得られる、という状況が株式市場では起こりうる。100億円の価値があるかどうか、という事は企業の業績が完全に予測出来ない限り簡単に分かるわけが無いのだが、これがすでに保有している資産ならばどうか。賞味で100億円の現金や株を持っている企業が50億円で売りに出されるような事態は、株式市場の低迷時には実際に起こりうる。
>ITバブル崩壊後、株価の急激な下落でサイバーエージェントはそのような状況に陥り、社長の藤田氏は「時価総額が保有資産を下回り、いつ外資系ファンドに買収されるかビクビクしていた」と著書で当時の心境を語っている。つまり、株式市場では企業価値に対して常に正しい株価が付くわけではない、という事だ。
>このような投資手法を編み出したのは、証券分析の父と呼ばれるベンジャミン・グレアムという偉大な投資家だ。雑誌フォーブスで世界一のお金持ちとしてランクインした事もある著名投資家、ウォーレン・バフェットの師匠でもある。二人はコロンビア大学で教授と生徒の関係にあった。
>グレアムは行き当たりばったりで行われていた株式投資の世界に初めて合理的な手法、つまり決算書を分析することで株価の割安・割高という投資基準を持ち込んだ人物として知られる。そのグレアムが自身の手法を分かりやすく説明したのが「1ドル札を50セントで買う」という有名な言葉だ。いわゆるバリュー投資と呼ばれるもので、この手法は長期的に見て株式市場の平均的なリターンを上回る事が統計データからも明らかになっている。
>イーアクセスは表面的に見ても、利益面や資産面では割安だ(いわゆるPERやPBRといった定番の指標で考慮した場合)。もっとも、これだけ株式相場が低迷しているので、イーアクセス位に割安な企業はさほど珍しくは無い。しかし、ここでプラチナバンドの価値を考慮するとどうなるか、という事が今回の買収のポイントだ。
>好きこのんで1ドル札を50セントで売るバカは居ない。しかし、これまで説明してきたように株、そして株式市場という「フィルター」を通すとそのようなことが現実に起こりうる。特に今回の場合は電波という特殊な資産であったため、市場の歪みは極端に大きくなり、その歪みを突いたソフトバンクと孫社長は莫大な利益を得る可能性が高い、というのが今回の買収の実態というわけだ。
>今回の買収がこのまますんなり決まるのか、それとも波乱含みとなるのかは、かなり興味深い所だ。
>中嶋よしふみ
>シェアーズカフェ・店長 ファイナンシャルプランナー
>2012年10月03日06:00

 >株式市場では企業価値に対して常に正しい株価が付くわけではない

結局ここなのよね。保有資産総額より時価総額が安い、いわゆる割安な会社が有るなら企業まるごと買収しちゃうのが一番確実な、筋の良い投資だ。でも俺にそんな大金はもちろん無いし、だからといって1000株ぐらい持ってたところで他の投資家が同調してくれなかったら意味無いし。株は難しい(´・ω・`)

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August 16, 2010

ソフトバンクの電波がやばすぎる件 http://getnews.jp/archives/72704
>2010.08.16 11:00:50 by apo mekhanes theos category : デジタル Tags : ソフトバンク
>日本最大級のインターネット掲示板『2ちゃんねる』で、『ソフトバンクの電波がやばすぎる件』という話題が盛り上がっています。「有名な山々の山頂でケータイの電波が届くのか?」という調査をアトラストレック社がしたところ、ほとんどの山でソフトバンクモバイルの電波が届いていない事が判明したのです。
>2010年8月現在、ソフトバンクモバイルの人口カバー率は99%以上になっています。つまり、人が住んでいる場所はほとんどカバーしていることになります。しかし、人が住んでいない場所でも、観光などで人が訪れる場所が数多くあります。「山頂」なので山全体で電波が通じないわけではないようですが、何かあった時のことを考えるとチョット不安ですよね。
>インターネットユーザーたちはソフトバンクモバイルの電波が山頂をカバーしていない事に対して不安を感じているようで、登山をしない人にも「やっぱりソフトバンクは電波が弱い」というイメージが強くついてしまう調査結果になっているようです。面白情報まとめブログ『ニュー速クオリティ』でもこの調査結果が話題になっており、次のようなインターネットユーザーの意見が掲載されていました。
><インターネットユーザーの意見>
>・酷いなこれはwww
>・マジレスすると山頂って言うか山に近付くだけでやばい
>・ブランシュ高山スキー場行ったらauは問題なかったけどソフトバンクは圏外だったな
>・都市部でしか通じない分、ソフトバンクは通信料下げたらどうよ
>・意外とau電波入るんだな
>・観光目的の登山客が行くような山はアンテナ立てとけよ
>・登山を趣味にしてるやつは持つべきじゃないな
>・ソフトバンクってちょっと田舎いくと、もう通じなくなるからね。地方じゃ携帯はドコモかAUが常識
>・海や山でも平気に電波入るドコモのがある意味ヤバいと思うぜ
>・DocomoとiPhoneの2台持ちが紳士のケータイ事情だろ
>・禿バンクは通話中にいきなり切断されたりでイライラするぜ。マジで電波を何とかしてくれ
>・こんな山にアンテナつけるために料金払ってるつもりはないぞ
>・盆休みは軽井沢の別荘で過ごしていたけど俺のiphoneがずっと圏外になってしまっていてちょっと困った
>・逆にドコモがおかしいだろ。そりゃ電話代だって高いわ
>・これだからソフトバンクに移るのをためらってしまうんだよなあ

前書いたが、俺はソフトバンク嫌い(お父さん犬のCMは好きだが)なのでどのみち関係無い。ただ

 >・都市部でしか通じない分、ソフトバンクは
  通信料下げたらどうよ
 >・こんな山にアンテナつけるために料金払っ
  てるつもりはないぞ

この発想は無かった。通話エリアは広い方が良いに決まって…っつうのはコストを無視した言い分、一生のうちに富士山やら高野山やら何べん登る、ゼロの人の方が多数派やろ、なら投資効果・費用対効果を考えた時、圧倒的多数のユーザーに低廉にサーヴィスを提供するために山岳地や島しょ部を敢えて捨てる、っつう施策も確かにアリだろう。そういや盛岡競馬に旅打ち行った時も、当時使ってたウィルコムは、オーロパークではもちろん使えたが無料バスの走ってる最中の山道では圏外だったっけ( ´-`)y-~~~
 もう一つバクチネタで言うと、オートレースは日本に僅か6ヶ所しか無い。で、例えば「オートの今後の発展・生き残り策には関西進出が不可避」的物言いをする人が居るが、それってイーモバイルに「乗鞍岳や石槌山でも通じる様にしろ」つってるのに等しい、およそ身の丈に合った投資ではない。一つ間違えるとオート界丸ごと即死なのだからリスクテイクは出来ない、最小投資で最大効果を狙う手法しか採れない。まして、インターネットというメディアがこれだけ力を得た今、場外車券売場開設の様な最初に投資の必要な手法は筋悪だし、それはもちろん広告や宣伝といった面に於いてもだ( ´-`)y-~~~

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