April 22, 2021

笠松競馬における不適切事案にかかる関係者の処分及び再発防止策について - オグリキャップを輩出した岐阜の地方競馬「笠松けいば」
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処分が発表された笠松競馬の不祥事だが、八百長がどうたらこうたらいう文章をあっちゃこっちゃで目にするので、改めて考察してみる。
 施行者は、より馬券が売れる(=施行者が儲かる)ために、ある程度実力が拮抗したメンバーによる競走をしたい。なので、出走資格を条件付けするべく競走馬を格付けする。で、地方競馬のそれは総収得賞金でクラス分けするが、中央競馬は重賞は1・2着、非重賞では1着のそれしかカウントしない。しかも、5着までの入着賞金の、その1→5着の減少率は施行者によって異なるが、中央競馬は地方競馬のそれと比べ著く緩やかで(=下に厚い)、その上8着まで出走奨励金が出る。となると、この条件を勝ち負け出来る実力の馬だけど上のクラスでは厳しい…と判断した結果「ヘタに勝たれたら困る、掲示板(に載る程度の着順)で良いよ」と指示する馬主が出現しても特段おかしくはない。馬主の西山茂行さんはブログや日刊スポーツの連載コラムで「そんな馬主などいない」と何度も否定しているが、それは「自分の知る限りでは」だろう。
 これとは別のケースだが、クラブ法人馬主のいわゆる一口馬で、新馬戦を勝ち上がれなかった・しかも1勝出来れば御の字だな…なんて馬は、どうせ勝つなら当歳馬の募集シーズンに「当クラブ◯◯号、●●で勝利!」とやった方が目立つ=クラブの宣伝効果が見込めるため、その時期までずっとヤラズを決め込むケースがある。さすがに今は見掛けないが、かつては弱小クラブが結構大っぴらにやってたものだ。
 さて、これらのヤラズは八百長だろうか?
 広義の意味での八百長は、勝てる実力の馬(競馬以外の競技では選手)がわざと負ける事全般を指す、ならばヤラズ=八百長という事になるが、ことバクチの、狭義の意味に限れば、その八百長を仕掛けた側が不正に儲けるのが目的だ。ヤラズを指示した馬主は、長い目で見れば少額の利益を確かに得ているがそのレースに限って見れば損をしてて、だからこれを八百長認定するのはちょっと厳しい。同馬アタマの馬券を持ってた人はいい面の皮だが、ガチのヤリ(=ヤラズの逆)で負ける事の方が遥かに多いのだから、彼らを被害者認定するのも違うだろう。
 ただし、ヤラズを指示した馬主が、自分の馬を外した馬券を買って儲けてたとなれば話は別だ。地方競馬の条件戦だと、12頭立てだけど実質4頭立てなんてレースは珍しくない、そのうちの1頭を黙って消せるとなれば【残り3頭】→【残り3頭】→【残り3頭プラス穴っぽい馬】で美味しい馬券にありつける。そして確定票数見て異常投票入ってて「ヤりやがったな」ってなるケースは散見される。YouTubeで「競馬 八百長」とかで検索掛けると、笠松以外の場のヤツも出るわ出るわ。この「ヤラズ&馬券ワンセット」を八百長ではないという人はさすがにいないだろう。
 それで今回の笠松だが、自分達の馬券をハメるために引っ張りをやってたのは確認出来なかったと。であるならば、八百長に関してはセーフと第三者委員会が判断したというのは一定の合理性と説得力がある。ただ、あくまで八百長ではないってだけで、競馬法違反である事は論を待たない。他場の馬券買うのですら御法度なのだから、自身が騎乗するレースの馬券と来たらなおさらだ。「引っ張りはやってないからヤオじゃない」って認識はホースマンのせめてもの良心、プライドだったのだろう。まあ、アウトなんだけどさ( ´,_ゝ`)
Push Pull
Jimmy Lyons
Corbett Vs Dempsey
2017-08-25



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