April 02, 2021

第三者委員会からの報告書の受理について - オグリキャップを輩出した岐阜の地方競馬「笠松けいば」

もう、いろいろとヒドい。
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このブログもそろそろ12年経つが、この間、笠松の不祥事というかスキャンダルは、毎度ネタにするのもアホらしいほどに多かった。組合職員がカーステレオ爆音で入場して来たので騎手(当時)が注意したら逆切れしたとか、調教師が所属女性騎手にセクハラしてたとか、競馬場から脱走した競走馬がクルマ(=部外者)とぶつかって運転手死亡させちゃったとか、競走中にハロー車がコース乱入して競走不成立etc.いちいち挙げてくとキリがない。ただまあ不祥事は不祥事なんだけど、ハロー車以外は馬券客とは関係ない部分の話だから、ミもフタもないが、どうでもエエと割り切ってしまう事も出来なくはない。
 さて、今回の第三者委員会うんぬんの切っ掛けとなった元調教師及び元騎手の馬券購入事件だが、前にも書いたが
名手の里も今は昔:酒とワラwの日々
これは八百長ではない。
 馬という極めて繊細な神経を持った動物が走るのだから、人気馬が不可解な敗戦をする事もたまさかある。で、確定後に発表されたオッズ見たらその消えた人気馬絡みの馬券のオッズが不自然に低くて「ヤりやがったな」ってなる事はあって、八百長っていうのはそういう事だ。勝ち負け出来る能力ある馬を、騎手に指示してヤラズ決め込んで馬券圏外に落とし、それ以外の馬の馬券で美味しい思いをするというのが八百長だ(そういうレースは今でも、笠松以外の場である)。で、今回のケースは、インサイダー情報で馬券を買ってただけで、競走そのものは真面目にやってたので八百長認定はし難いと。
 馬主は馬券を(自身の所有馬が出走してるレースのそれも)合法的に買う事が出来るので、今回の追放グループに情報を与えてた騎手も、おそらく「ああ彼らは馬主に情報流してるんだな」と思ってただけだろう。ましてや自身は真面目にレースをしてるのだから、不正に加担してる意識など微塵もない。っつうか「不正」と書いたが、修正申告してるぐらいの収入があったとはいえ前述のヤラズ連中とは比べ物にならないぐらい少なく、それこそが全騎手が競走そのものは真面目にやってた事の証明だ。逆に、本当の八百長というのはそれぐらいエグい。
 追放された連中を擁護するつもりはさらさらない。ただ、既存の馬券客としては、今回沸いて来た笠松ケシカラン勢力に対して、不正は不正だけどヤオとは違うよと言う義務はあるよな、と(´-`).。oO
マネー・ジャングル
デューク・エリントン
ユニバーサル ミュージック
2016-10-26



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