February 04, 2017

なぜ人間はポーカーでAIに負けたのか? 日本トッププロが解説する“違和感” http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1702/03/news028.html
>2017年2月3日
>[木原直哉,ITmedia]
>(編集:ITmedia村上)
>木原直哉さんプロフィール
>1981年生まれの北海道出身で、2001年に東京大学理科一類に入学。在学中は将棋部に所属し、バックギャモンやポーカーなどの頭脳ゲームに熱中していく。10年かけて東京大学理学部地球惑星物理学科を卒業し、翌2012年の第42回世界ポーカー選手権大会 (2012 World Series of Poker) の「ポット・リミット・オマハ・シックス・ハンデッド」で日本人初の世界タイトルを獲得。賞金51万2029ドル(約5022万円)を手にした。職業はプロ・ポーカープレイヤー。
l_mm_huai01 2012年6月に開催された世界ポーカー選手権で優勝した木原さん http://image.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1702/03/l_mm_huai01.jpg
>「ポーカーでAIがプロに勝った」という表現に違和感を持ちました。ポーカーと一言で言いますが、ポーカーには何十種類ものゲームがあります。
>すでに多くのメディアでこのニュースが報道されていますが、他にも違和感を抱いたところがあるので、その点について説明したいと思います。
開発者とプロプレイヤーのインタビュー Tough poker player: Brains Vs. AI update
>まずは、今回実施されたゲームの形式についてです。通常、ポーカーは6人〜10人で行われることが多く、それより少ない人数でのプレイは、トーナメントの終盤で残り人数が少なくなるまでほとんど行われることはありません。
>しかし、AIと人間の勝負はその性質上、普段はほとんど行われることのない「1対1」(※ポーカー用語でヘッズアップと呼びます)でやらざるを得ません。ヘッズアップのポーカーは、通常の6人以上のゲームとは全く感覚が異なります。
>6人のゲームでは、平均して6回に1回勝負に勝ち、その上で、勝つときは対戦相手よりやや多くチップを得て、負けるときに失うチップをやや小さくすることができれば、トータルで勝つことができます。
>一方、ヘッズアップでは、平均して2回に1回勝負に勝たないといけないのです。なので、プロのプレイヤーといえども、ヘッズアップが強いかどうかはまた別物なのです。

どこの世界でもある事なのね、マスコミが専門外の事を広く一般に伝えるに際し、深く理解しない(する気がない?)で上っ面だけで判断して記事にして、後でその世界の人達が「イヤあれはね」って説明させられるっていう。木原さん、ありとあらゆる点で詳細に解説してくれてて、かなりの長文になっちゃってるけどいちいちもっともで、その心中たるやあまりある。競輪選手や車券客が、競輪と、自転車競技であるKEIRINの違いに於いて何度同じ思いをさせられてるか…(´・ω・`)


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