September 27, 2016

「ローカル路線バスの旅第24弾 山口・錦帯橋〜京都・天橋立」の正解ルートを考える。中国山地横断のベストルートは? http://tabiris.com/archives/localbus24/
>2016/09/25
>テレビ東京系列の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」第24弾が放送されました。
>第24弾の目標は、山口県岩国市の錦帯橋から京都府宮津市の天橋立まで、路線バスを乗り継いで3泊4日で到達する、というものです。例によって、この正解ルートを検証してみましょう。

 >▽1日目
 >錦帯橋09:00→09:20岩国駅10:00→10:22和木駅→徒歩1.9km→大竹駅11:20→11:45玖波駅13:03→13:27大野庁舎13:31→14:19広電阿品駅15:30→15:43阿品台北16:10→17:11広島バスセンター 17:48→19:31西条駅19:46→20:41竹原駅
 >▽2日目
 >竹原駅06:35→07:38三原駅08:03→08:26登山口08:40→08:55尾道駅 09:00→09:47福山駅11:35→12:30笠岡駅13:15→13:38乗時→徒歩4.0km→寄島総合支所 15:35→16:18新倉敷駅16:50→17:02倉敷芸術科学大学 17:30→18:00倉敷駅18:45→19:40岡山駅
 >▽3日目
 >岡山駅10:00→11:34津山バスセンター13:25→14:20馬桑→徒歩8.5km→那岐駅17:05→17:18智頭駅17:25→18:15鳥取駅19:30→20:30岩井温泉
 >▽4日目
 >岩井温泉09:43→10:12湯村温泉13:15→14:33八鹿駅14:50→15:15出石15:25→中藤16:01→徒歩5.0km→岩屋上18:27→18:59与謝の海病院19:32→19:40天橋立ケーブル下

>ということで、無事ゴール。今回は成功です。
localbus24 ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第24弾・山口・錦帯橋〜京都・天橋立 【出演者】太川陽介、蛭子能収、熊切あさ美 【ナレーター】キートン山田 http://tabiris.com/wp1/images/2016/09/localbus24.jpg
>最初の大きなポイントは広島バスセンターでの選択です。ルイルイは三次方面か三原方面かで迷い、窓口で相談のうえ、三原方面に向かって竹原に泊まることを選択します。
>このとき、三次方面に向かっていたらどうなっていたでしょうか。その場合、吉田(安芸高田市)に泊まることになります。

 >▽1日目
 >広島17:45→19:16吉田出張所(泊)
 >▽2日目
 >吉田出張所06:45→07:31三次駅前

>三次では、東に向かって中国山地を縦走するルートを取るか、北に向かって出雲方面へ抜けるルートを取るかの選択を迫られます。
>番組内で、ルイルイに「庄原」を一つの目標に定めていたような発言がありましたので、まずは庄原へ行くルートを検証してみましょう。

 >▽2日目
 >三次駅前07:38→08:15庄原08:38→09:06西城中野12:02→13:18三坂神社前→徒歩6km→新屋17:30→17:59生山駅19:20→19:47根雨駅前(泊)
 >▽3日目
 >中町(根雨駅近く)07:06→08:08米子駅09:00→09:50下市入口→徒歩9km→赤碕駅11:41→12:40倉吉駅13:10→13:55鳥取空港14:25→14:45鳥取駅16:05→17:15湯村温泉18:15→19:33八鹿駅(泊)
 >▽4日目
 >八鹿駅07:37→08:02出石09:24→10:26中藤→徒歩5km→岩屋上12:22→12:54与謝野の海病院13:07→13:18天橋立ケーブル下

>「庄原ルート」では、午後早い時間に天橋立に着くことができます。ただ、途中に6kmと9kmの徒歩を挟み、実際ルートよりも徒歩距離が長くなっています。そのため、これが正解といえるかは微妙です。
>次に、三次から北を目指すルートを考えてみます。

 >▽2日目
 >三次駅前12:09→12:57赤名13:10→14:10たたらば壱番地16:07→三刀屋バスセンター16:41→17:17雲南市立病院(泊)
 >▽3日目
 >大東駅前(雲南市立病院からすぐ)06:58→07:49松江駅07:55→08:58(米子)市役所前09:04→09:50下市入口→徒歩9km→ 赤碕駅11:41→12:40倉吉駅13:10→13:55鳥取空港14:25→14:45鳥取駅 16:05→17:15湯村温泉18:15→19:33八鹿駅(泊)
 >▽4日目
 >八鹿駅07:37→08:02出石09:24→10:26中藤→徒歩5km→岩屋上12:22→12:54与謝野の海病院13:07→13:18天橋立ケーブル下

>こちらは、三次から木次、出雲大東(雲南市)を経て松江に抜ける、というルートで、「雲南ルート」としておきます。中国山地を路線バスで越えられる貴重なルートで、三次を午後出発しても、前述の庄原ルートと同じ時間に鳥取に着くことができます。
>広島以降の徒歩は、下市入口〜赤碕駅の日本海側9kmと最後の岩屋上への5kmのみで、比較的歩かなくていいルートです。
>雲南ルートは三次を昼過ぎに出ればいいので、1日目に広島に宿泊しても間に合います。トータルで考えて、バランスが良く余裕もあり、「正解ルート」の一つではないかと思われます。
>ところで、庄内ルート、雲南ルートのいずれにしても、米子に出てしまうと、下市入口〜赤碕駅の9kmの徒歩を免れることができません。ルイルイはこの区間を、第8弾(京都〜出雲大社)を逆方向で通っており、「米子〜鳥取は徒歩が長い」ということを、記憶していた可能性があります。
>今回の番組で、ルイルイは、「倉吉や鳥取を目指す」姿勢を示している場面が多く、松江や米子を目指す姿勢はあまりみせていない印象を受けました。ひょっとすると、過去の記憶が影響して、米子〜倉吉間を避けていたのかもしれません。(鎌倉淳)


今回の起終点は非常に選択肢が多岐に渡り、本記事はそのほとんど全てを綿密に考察しているが、そこは略した。広島市内の経路選定を上手くやればこの雲南ルートでもっと早く、24時間早着する事も可能だそうで、しかしそれにしても、番組が想定していた作為解が過去の企画で通った9km(=2時間近く)歩かされる区間を使うため、ルイルイにその忌まわしき記憶が残ってれば避けたくなる…というスタッフの意地の悪さこそがキモだなと。でもいろんな所に行ってルイルイの経験値が上がってしまってるため、難易度調節としてルイルイの裏をかくしかなくなってしまった…という言い方も出来る。番組作りとはかくも難しい。
 それにしても、9年もの長きに渡って(来年は10周年!)続くのだから大した人気で、それはルイルイ&蛭子コンビの人柄や相性だったり、普通の旅番組ではまず行かない日本の普通の田舎が見れるとか、後は単純にどっちに行くんだゴール出来るのかといったスリルetc.まあこの番組の何に魅力を感じるかは人それぞれだろうが、俺的には、このネット時代に昭文社の都道府県地図と聞き込みだけという、ほとんど徒手空拳での奮闘ぶりが凄い!って点だ。あれってオートや競輪を新聞なし、出走表だけで予想するようなもので、しかしそれはこちら側の脳内データバンクにそれなりに蓄積があって、最低限の事しか載ってない出走表でも情報を補足出来るからやれる事で、全くの初心者だったら「参考書(=専門紙やスポーツ新聞)をケチるな!」となる。まあルイルイも、記事にあるように脳内データバンクに蓄積されてるとはいえ、やっぱりあの地図だけで進路を決めるってのは凄いよなと。大したもんだわさ(´-`).。oO

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