February 22, 2016

最後の急行、40秒で完売 3月廃止の「はまなす」 http://www.sankei.com/photo/story/news/160221/sty1602210004-n1.html
>2016.2.21 11:53
sty1602210004-p1「はまなす」や「スーパー白鳥・白鳥」の切符を求めてみどりの窓口に並ぶ人=21日午前10時、JR青森駅 http://www.sankei.com/photo/images/news/160221/sty1602210004-p1.jpg
>北海道新幹線開業により廃止される夜行急行「はまなす」(青森−札幌)の青森発下り最終列車の切符が21日、全国のみどりの窓口で発売され、午前10時の開始から約40秒後に売り切れた。JRが定期運行する全国最後の急行列車で、国鉄時代から続いた急行列車の歴史の幕引きとなる。
>JR北海道によると、はまなすの下り最終列車は3月21日夜に青森を出発、翌22日朝に札幌に着き、青函トンネルを通る在来線最後の旅客列車となる。3月20日の札幌発上り最終列車の切符は発売後約40秒で完売した。
>はまなすは青函トンネルが開通した1988年3月に運転を開始。夜間に移動でき、特急に比べて割安なため、本州と北海道を結ぶ足として親しまれてきた。
>JR北海道は、車両の老朽化が激しい上、新幹線開業後は青函トンネルの電圧や運行システムが新幹線用となり、けん引用の機関車が走れなくなるのを廃止の理由としている。

これホントもったいないよなあ。

 >夜間に移動でき、特急に比べて割安なため、本州と北海道を結ぶ
  足として親しまれてきた

イヤそこじゃなくて。
 札幌は関東以北で最大の都市であるから対関東との人の往来も当然多く、しかし日本海に面した都市なので降雪量が多い(だからこそ雪まつりなんてものが開かれるのだし)。しかし雪のせいで飛行機飛ばない降りれない…なんて事態が頻発するのは望ましくない、かくて空港は札幌に程近く札幌より降雪量の少ない千歳に作られたが、千歳だって札幌よりだいぶ少ないとはいえ雪は降るし、飛行機がダメという事も1シーズンに二〜三度はある。それで札幌で足止めとなったとして、旭川空港まで2時間半・函館空港なら4時間半、そこまでしても席が取れる保証はないし、そもそも飛んでるかどうかも判らない。かくて残る手段はJRで…となるが、現行ダイヤでは札幌を12:13(!)発のスーパー北斗10号に乗らないとその日のうちに東京に帰れない(次の北斗では仙台まで)。これじゃあまりにも何だし、千歳が回復するかもしれないから一応粘って、でもやっぱ飛びません…となった際の唯一の選択肢がこのはまなすなのだ。千歳や札幌で1泊しても翌朝回復する保証などない、ならば札幌22:00発→青森05:39着→在来線に乗り換えてはやぶさ4号で新青森06:17発→東京09:23着がベスト。飛行機がダメな際のバックアップ機関として、極めて重要な地位を占める列車だったのだ。
 まあJR北海道は全路線(!)が赤字で、一般車両の更新もままならないほど逼迫しているため今春のダイヤ改正では全路線に渡って普通列車が大幅に減便されるほどだ、競合交通機関である飛行機の取りこぼし待ち、それも1シーズンに2〜3度しか機会がない事のために投資など出来ない…ってのは解る。今後は同様の事例には夜行バスで新函館北斗→はやぶさ、となるのだろうな。
 バクチ打ち的には、札幌競馬と青森競輪or盛岡・水沢競馬をハシゴするんでない限りは関係ない列車で、でもホント貴重な戦力だったのだ。あとちょっとだが、「お疲れ様」だな( ´-`)y-~~~

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