February 01, 2016

 コインケースとかコインパースとか言うが要は小銭入れだ、あれを持つ人が身近に居ない。まあそれも道理で、例えばアメリカだったら1ドルだって紙幣だからコイン(=日本円で言うところの2〜30円)つったら正にザ・小銭!って感覚になるだろうし、マックで50セント硬貨4枚出して「2ドルね」ってやったら怪訝な顔されるものだ。公衆電話やパーキングメーターみたいにコインで支払うものはタダ同然って感覚だし、言葉は悪いがゴミみたいな感覚で、だからコインケースは言うなれば携帯灰皿みたいなものだ。
 対して、ここ日本では約6ドルである500円だって硬貨だ、いかに物価高であっても買い物に於ける硬貨に「使いで」がある。小銭だけで買い物するのは当たり前だし、であるがゆえに小銭入れガサゴソ→「あ、足んないわ」→札入れを引っ張り出す…なんてのは後ろに並んでる人の迷惑になるから一体型の財布こそが正義となる。紙幣で支払った釣り銭に小銭が発生しないような高い店を使うご身分ならいざ知らず、俺みたいな庶民が小銭入れ持っててもそのメリットがないのだ。
 さて、ここで「財布内小銭最小化問題」というものが出現する。自販機で何か買って、ストックに500円玉がなくて100円玉ばかりドシャンと9枚出て来たら誰だって「500円玉ねーのかよー('A`) 」と腹立つだろう。それの日常的買い物版で、5円玉というものが存在するにも拘らず財布の中に1円玉が5枚以上あるというのが、何か腹立たしいのだ。同様に10円玉や100円玉が5枚以上あると、やはり何か負けた気持ちになる。だから普段の買い物でも、108円に対し1013円出すとかの事を普通にするようになっている。ちょっとした脳トレってほどの難易度ですらないし、そうした(orしなかった)から何かあるという訳ではないのだが、でも長年そうして来た習性か、もうそれをせずにはいられないのだ。強迫観念のようなものかもしれない。
 で、今日、帰途スーパーに寄って普通に1円単位の買い物したら、財布内の小銭がキレイに0になるという奇跡が起きた。狙った訳じゃなく、たまたま財布の小銭とジャストだったのだ。メチャメチャ気持ち良かった。俺はゴルフやった事ないけど、ホールインワンってこんな気持ちなんだろうなあ。数学的には1/1000の確率で起こる事象ではあるけど20年以上記憶になくて、て事は7000何日も起きてなかったのだ。いやこれ大変な幸運、僥倖ではないか!もう魂がうち震えるほど感動した。俺は大変な偉業を成し遂げたぞ!と。
 そんなだからレース場でも、当たり車券や馬券をそのたび換金するなんてしない、帰りしな、全部まとめてだ。その方が小銭少なくて済むからだ。最小限の資金しか持って来なくて、その当たった額を転がし転がし…っていうならしょうがない、そうやって自分を追い込む事でモチヴェーションになるって人も居るだろうが、俺の流儀ではない。つか、二レース以上当てないと「まとめる」事にならない訳で、当ててるのにちょっとした屈辱感、こっちの方をモチヴェーションにしてるのによね(`・ω・´)!

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