November 20, 2015

【甘口辛口】込められた思いが見え隠れする四股名…「ウルトラマン」、「ももち」にこめた親心 http://www.sanspo.com/etc/news/20151120/amk15112005000001-n1.html
>2015.11.20 05:00
>しこ名は「四股名」と書くのが普通だが「醜名」が正しいという。「醜」は強く恐ろしいことや頑強なことを表すそうだ。
>実際は親方や恩師らが、わが子の名前を付けるように真剣に考えているはず。それを強く思ったのは、5年前の夏に稀勢の里の後援者らと鳴戸部屋を訪れたときだった。
>稽古後に2階の応接間に入ると、鳴戸親方(元横綱隆の里)の背後に「作稀勢」と書かれた大きな掛け軸があった。親方によると、横綱に昇進した昭和58年秋場所後、永平寺貫首の秦慧玉禅師から贈られたもので「稀(まれ)なる勢いで駆け上がる」という意味だという。
>稀勢の里は、親方が贈られた言葉を弟子に引き継ぐしこ名だった。期待の大きさを物語る逸話に心が震えた。その1年数カ月後、鳴戸親方の葬儀で掛け軸が飾られ、命名の由来になったことが明かされた。
>式秀部屋の宇瑠虎(うるとら)、桃智桜(ももちざくら)の珍名も親方が真剣に考えたそうだ。前者はウルトラマンタロウのように3分間動き回って勝機を見つけてほしいと願い、後者は弟子が好きなアイドル・嗣永桃子の通称(ももち)をしこ名に入れることで相撲へ前向きな気持ちを呼び起こせると考えたからだという。それを知るとキラキラネームだと笑えない。
>今場所、幕内でしこ名が本名なのは遠藤、高安の2人。遠藤は三役昇進後に追手風部屋伝統の清水川に改めるという話がある。近い将来、大きな期待が込められたしこ名で土俵に上がる両力士の姿が見たい。(鈴木学)

「醜」の字は「醜い」の意味しか知らんかったけども、確かに「圧倒的、腹立たしいぐらい強い」という意味で使ってもおかしくはないか。と感心しつつ、同タイミングで出たこの記事。

2015年トップキラキラネーム発表、3期連続1位「苺愛」消え「皇帝」が浮上 http://resemom.jp/article/2015/11/19/28060.html
>2015.11.19 Thu 19:15
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>スマートフォン向けアプリ「赤ちゃん名づけ」を提供するリクルーティングスタジオは11月19日、「2015年キラキラネームランキング」を発表した。1位には「皇帝(しいざあなど)」、2位は「星凛(あかりなど)」、3位は「愛翔(らぶはなど)」が選ばれた。
>「2015年キラキラネームランキング」は、年間でアクセス数の多かったキラキラネームをランキング化したもの。
>赤ちゃん名づけのサイトでは、30位までのランキングを掲載している。このほか、「2015年赤ちゃん名づけ男女年間トレンド」「2015年ひらがなの名前ランニング」などを見ることもできる。ランキング順位はすべて11月19日時点のもの。《リセマム 奥山直美》
2015年キラキラネームランキング http://namae-yurai.net/rareNameKirakira.htm

クラックラするな。もちろん我が子を思って良い名前を付けようとしてるのは解るが、しかし「良い」の基準が俺みたいなジジイの尺度を遥かに超えている。イヤもちろん時代の違いというものは認識している、それこそ力士の四股名だって、昔は「電気燈」「唐辛」「自動車」「黒猫」「い(=かながしら)」とかあったそうだし(←実話)。
 ただ、四股名とか芸名とかは、ちゃんと人格のある本人が了承するものだし、何より本名ではない。思考も運動もままならない乳幼児に、その人格と完全にイコールな名前を付けられその影響力から逃れられない、また改名も容易ではないものを一方的に与えるのだから、奇を衒った名前を付けるべきではないと俺は思う。
 キラキラネームとして最初に話題になったのは「光宙(ぴかちゅう)」だろうか。当て字として読めるという点で「皇帝(しいざあ)」よりずっと上だとは思うが、しかし人間ではないアニメのキャラクターをそのまま使うというのはやはり感心しない。こう書いて読みは違うものにして、その上でリアルでのがニックネームがピカチュウになるっていうなら拒絶感はだいぶ薄くなるのだが。
 かく言う俺の名前は、2文字とも男の名前に割りと使われがちだがズバリこの2文字の組み合わせというのは相当にレアであるらしく、この歳になっても同じ名前の人に会った事はない。それぐらいなら別にいいが、画数による姓名判断だと絶対付けちゃいけない名前の見本になるぐらいヒドいものであるそうだ。こうなるとキラキラよりよほどタチが悪い、という意見も当然あるだろう。命名というのは実に難しいものだ。
 さて馬名だ。「○○テイオー」「●●ジョオー(←『女』の字に『じょう』の読みはないので『女王』は『じょおう』が正しく『じょうおう』は間違い)」といったものはありがちだが、たまにとんでもなく大スケールだったり大層な名前の馬がいて、でもそれらが歴史的名馬となったという例はない。まあ名前負けしてしまうという訳ではなくて、そもそも名馬なんて何年かに1頭ぐらいしか出現しないんだから、張り切っていい名前付けてもそうなれない可能性の方が遥かに高いってだけだ。でも、そんなだからむしろ噴いてしまったり「え?」となってしまう珍名馬の方が、感覚的には良績を収める率が高いように思う。自分の馬に珍名を付けるタイプの馬主は何千万だウン億だといった高馬を買わないもので、だから名馬どころか重賞を勝つ事もそうそうないが、馬の値段を思うとなかなかのコスパだったりするものだ。あと、何よりそういう珍名馬って、ファンに愛されるものだ。当たり前だが、馬自身は自分の名前の意味など知る由もないから、珍名が故に迷惑を被るという事もないし( ´-`)y-~~~

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