October 29, 2015

野球賭博:「電子空間は賭博場に当たらず」福岡地裁判決 http://mainichi.jp/select/news/20151029k0000m040189000c.html
>毎日新聞 2015年10月29日 10時00分
>携帯電話の電子メールで結ばれた電子空間が刑法の禁じる「賭博場」に当たるかどうかが争点となった刑事裁判の判決が28日、福岡地裁であり、丸田顕(あきら)裁判官は賭博場には当たらないとする異例の判断を示した。
>被告は福岡市の会社員の男(41)。昨年6月、プロ野球公式戦を利用した賭博に関与し、賭博開張図利のほう助罪などに問われた。
>野球賭博は劣勢の予想されるチームにハンディキャップを与えた上で勝敗を予想する。判決によると、男は胴元側から聞いたハンディを客に伝え、客の勝敗予想と賭け金を胴元側に送っていた。
>一連のやり取りはすべて電子メールで、検察側は「携帯電話で結ばれた電子空間全体が賭博場に当たる」と主張したが、判決は「一定の場所を確保し賭博場を開いたとは認められない」として同罪の成立を否定した。ただ常習賭博ほう助罪の成立は認め、懲役6月、執行猶予2年(求刑・懲役10月)とした。
>一方で、判決は「刑法が古典的な賭博を念頭に置いており、実情に適合していない」とも言及した。ネットと刑法の問題に詳しい甲南大法科大学院の園田寿教授(刑事法)は「処罰対象の行為を事前に法律で明示する『罪刑法定主義』に沿った妥当な判決だが、進化する情報通信手段に、法律が追いついていないことを表している」と話した。【鈴木一生】

これ微妙だなあ。まあネットと刑法の問題に詳しい大学教授が妥当だっつってるんならそうなんだろうけど、でもまだ地裁の判決に過ぎない、検察が控訴して高裁最高裁となった時にどうなるかは判らない。
 例えば俺がそういう非合法賭博をやるぞ!ってなって(あくまで例えば、仮定の話だ)、どこかの店なり事務所なりでそういう事をする、で、仲介者と、あるいは仲介者と客がこのようにメールでやり取りした場合、俺はもちろん賭博開張図利だし仲介者は賭博開張図利の幇助だ。ところが実店舗に対する通販の無店舗販売よろしく、闇サイトみたいなところで情報を流した場合は賭博開張図利には当たらないし、そうするとその幇助も自動的に成立しなくなる…というのがこの判決の趣旨だ。

 >判決は「刑法が古典的な賭博を念頭に置いており、実情に適合していない」とも言及した

まあ電子マネーとか、配信による著作権とかの分野では電子データのやり取りに関する法整備がなされたが、賭博方面に関してはそういう話は出たタメシがない。そんな現状、現行法ではこの被告のケースは賭博開張図利には当たらない…というだけの話だし、もちろん賭博罪や常習賭博罪は免れない。
 いめしかし、法律とか裁判とかいうのはまことにもってデリケートなものなんだなあ( ´-`)y-~~~

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アーティスト:Modern Jazz Quartet
販売元:EMI Import
発売日:2005-04-26

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