April 06, 2014

新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く 「出世の見込みがない中年力士は早く引退を」 朝日新聞スポーツ記者の言い分に、首をひねる http://diamond.jp/articles/-/51152
>【第67回】 2014年4月5日
>降旗 学 [ノンフィクションライター]
>たいへん長い前フリになってしまったが、朝日新聞の記事だ。角界のお話である。
>記事をお書きになったのは、抜井規泰さんという記者さんだ。いま、角界には三人の四〇代力士がいるとのことだ。序二段が二人、三段目がひとりだ。三人のうち二人は幕下にあがったこともないという。
>実をいうと私は相撲のことがよくわからず、序二段とか三段目と言われても何のことかさっぱりわからなかった……、ので、ちょっと調べてみたら、相撲の番付は、強い順に、幕内・十両・幕下・三段目・序二段・序の口とランク付けされるらしい。
>そして、幕内には、横綱と大関と関脇がいて、小結、前頭筆頭、前頭二枚目、三枚目と続き、十両以下は、筆頭、二枚目、三枚目と続く。なるほど。
>この記者さんが書くには、幕下以下は無給で、二ヵ月に一度“本場所手当”という小遣いが支給されるとのことだ。額面は、幕下で一五万円。これだと、序二段三段目の力士は年に九〇万円しか収入がないことになるが、角界では力士ひとりあたり一五万円余が各部屋に支給されているから、序二段でも年収は二七〇万円にはなる。
>四〇代でこの年収はちょっと淋しいが、抜井記者は、一定年齢までに所定の地位に昇進できなかった力士は“強制引退”とすべく、定款に盛り込むべきだ、と書く。
>さらに、強制引退で力士が減り、部屋の経営が苦しくなるぶんは、一人当たりの補助を増やせばいい、とも書いている。
>おいおいおい、なのである。
>『好きで続けている高齢力士もいるかもしれない。だが、出世の見込みがない中年力士が土俵を務める姿は痛々しい。第二の人生に送り出してやることも、協会と師匠の器量ではないか』
>だそうだ。やっぱりおいおいおい、である。
>ってことは、新聞社は、中年にもなってつまんねえ記事を書く記者をとっとと退職させろ、ということなのだろうか。第二の人生に送り出すことも、ジャーナリストの器量なのだ、と。そんなことしますか、朝日新聞は。せいぜいが異動でしょうが。
>というのは措いといて、この記者さんは何が不満なのだろう。
>今年のソチ五輪では、今年四二歳になる葛西紀明選手が大活躍し、レジェンドと謳われた。もちろん、葛西選手は毎年のように好成績を残していたが、同年代のジャンパーが次々と引退してゆくなか、まだ飛び続けると明言した。
>私たちは、その挑戦に心を揺さぶられる。
>プロ野球界では、今年四九歳になる山本昌投手がまだ現役だ。あぶさんなんて還暦まで現役だった。クルム伊達公子さんは今年四四歳、キングカズこと三浦知良選手は四七歳だ。
>彼らと序二段を同列に語ることに無理があることは承知しているが、プロスポーツの世界に生きる人たちが引退を決めるのは、自分でではないだろうか。私は常々思うのだが、プロになった時点で、彼らは私たちとは次元が違うのだ。
>一九九八年、横浜ベイスターズ(当時)が三八年ぶりに優勝した年、権藤博監督に取材する機会を得た。私が、監督はバントのサインを出しませんね、と訊くと、監督は、あん?きみな――、と言って続けた。
>「プロのユニフォームを着た時点で、あいつらは野球の天才なんだよ。わかるか、ここ(グラウンド)にいるのは全部天才だ。天才にバントしろなんて言えるか」
>監督の言葉が、いまも強く残っている。
>だから、四十路を越え、勝てないまでも、あの土俵で戦う力士は、やはり相撲の天才なのだろうと思う。むしろ、この記事で初めて知ったが、下っ端の中年力士がいるのなら、なんだか応援したいとさえ思う。
>若い力士が自分を追い抜き、どんどん出世していく姿を横目に、序の口三段目で土俵に上がるのは、おそらく、屈辱のはずだ。だって周りは新人ばかりなんだもの。
>惨めとわかっていて、それでも相撲を続ける、土俵に居続ける精神は、天晴れではないか。そんな姿にこそ、私は感動する。拍手を送りたい。
>だが、残念ながら、抜井規泰記者には、そうは映らないらしい。
>『出世の見込みのない中年力士が土俵を務める姿は痛々しい』
>と書く。そうだろうか。
>出世の見込みのないビジネスマンなんて、きっとざらにいる。私だってそうかもしれない。でも、頑張ってるよね。
>この記事に、私はがっくりときて、首をひねった。
>スポーツ部のデスクは、よくこんな原稿を通したものだとも思った。人権派新聞のくせに、何でこんな偉そうなことを言えるのだろうとも。それよりも、疑惑の政治家こそすぐに引退を、って書くべきじゃないか。


>朝日新聞の記者さんは、協会と師匠に“器量”を求めたが、週刊新潮は渡辺喜美代表を“器量なき政治家”と題した。タイトルからして新聞は雑誌に負けてるじゃないか。
>さて、中年の頑張りは、痛々しいだろうか。
>肉体が衰えても、若手に負けまいと限界に挑む姿は、可愛そうだろうか。
>この記者さん、もしかして、ゆとり世代?
あくまで個人的な感想です。
>参考記事:朝日新聞3月19日付スポーツ欄

「見苦しい」とか「誰かが因果を含めてやるべき」っつう意見はまことに正論なのだけど、でもそれで誰かに迷惑掛けてるかっつうとそうではない。ドクター中松やマック赤坂や羽柴秀吉が立候補するのは本人の自由だ。何よりプロスポーツは同時に人気商売でもあるから、強弱は唯一の価値ではない。競馬はギャンブルスポーツだから馬券に絡んでナンボであるにも拘らず、勝てないがゆえに人気化した馬まで居たほどだ。

 >さて、中年の頑張りは、痛々しいだろうか。
 >肉体が衰えても、若手に負けまいと限界に挑む姿は、可愛そうだろうか。

競輪のA級3班戦だな。醜態を晒してるだけの選手も確かに居て、だから必要以上に美化してはイカンのだが、リスペクトすべき選手が居るのもまた確か。やはり「天晴れ!」と言うべきだろうよ(`・ω・´)!

エルダー・ドン
エルダー・ドン

アーティスト:ドン・ウィルカーソン
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:1994-06-29

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