October 22, 2013

 JRA来年度の競馬番組(つっても重賞と全体日程だけだが)がリリースされた。

2014年度開催日割および重賞競走について http://jra.jp/news/201310/102101.html
>2013/10/21
○開催日割について http://jra.jp/keiba/program/pdf/h26-nittei.pdf
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>○重賞競走について (詳細はこちら http://jra.jp/keiba/program/pdf/h26-henkou.pdfをご覧ください。)
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札幌の新スタンド完成や中山改築着手に伴う日程変更は前から言われていたし、チャンピオンズカップはついこの前触れたばかりなので略。その上での注目点は、まず有馬記念は12月28日&最終日となる事。去年と今年の、有馬翌日(=天皇誕生日)にもう一日…というのは有馬が12月の給料日前となってしまう事から売上減を憂慮した苦肉の策なのだろうが、ファンや競馬マスコミに圧倒的に不評だったし、何より来年の天皇誕生日は火曜だから飛び石開催となってしまう。その昔、中央競馬は地方競馬との取り決めから28日以降に開催する事が出来なかったから、来年の暦だと20(土)21(日)23(火・祝)っつう救いの無い日取りになるトコロだった、地方が譲歩してくれた事にJRAは安堵してるだろう。
 次に、例年9月に行ってた三連休3場三日間開催(←今年は2場三日間だったが)を3月に移行した。今年は台風順延に泣かされたし、秋雨シーズンには欲張らない方が良いとの判断か。でもこの時期もまた、特に中京は雪の懸念が有るんだけども。
 そして一番デカいのは、2歳重賞の大幅変更だ。朝日杯FSは既報通り阪神に移設、阪神で行われてたラジオNIKKEI杯2歳SはホープフルSに名称変更した上で中山に移設し有馬と同日施行。こんなややこしい事せず朝日杯を二千・ラジニケを千六にすれば済んだだけに思えるが、国際グレード格付けとの絡みだからこれはしょうがない。宙に浮いたラジオNIKKEIの冠はオープン特別の京都2歳Sを重賞格上げ(=新設)した上でここに、他に東京のいちょうSも重賞格上げ(=やはり新設)。さてこれでどうなるか。2歳戦の賞金アップは、馬主からすれば資金回収が早目に出来る訳で、ありがたい。早熟血統は生産する側にとって計算し易いし、引退のタイミングが早まる→売買のサイクルも高まる、生産界にとってもありがたい。早熟つってもよほど極端なそれでない限り3歳春ぐらいまでは成長し夏〜秋には完成する(もちろん脚部不安が解消されて…とかは別の話)、だから3歳馬に斤量有利な凱旋門賞を日本生産馬で本気で獲りたいなら2歳戦の充実を…っつう思惑かは判らないが、JRAの施策としても一理有る。使い出しが早くなるという事は3歳春のGIまでにこなすレース数が増えるという事で、だから馬券客にとってはデータ数が増える=買い易くなるという事でもある。
 問題は、2歳デビュー組が早い段階で本賞金を積み増した結果「弱いトコが有って」とか「馬優先主義」とかでの年明けデビュー組は、まず春のGIは賞金不足で出られない点。また、それでなくても2歳のうちに長距離輸送は負担が大きいのに、ホープフルの中山は二度輸送となるから「ダービーを志向してるからこそマイルは使いたくない」という関西馬陣営にとっては、GIとはいえ千六の朝日杯が阪神開催になるのは迷惑でしかない。東西格差是正の一環としてはアリでも、実際関西馬陣営にとっては悩ましいトコロだ。実際これらの影響が出るのは再来年のクラシックなんだけど、さてどうなる事やら( ´-`)y-~~~

ライヴ・アット・ザ・トップ
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アーティスト:ジュニア・マンス・ウィズ・デヴィッド・ニューマン
販売元:ワーナーミュージックジャパン
発売日:2012-09-11

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