October 01, 2012

小田原駅前専門店ビル「ベルジュ」閉館へ、また姿消す玄関口の“顔”/神奈川 http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1209260026/
>2012年9月26日
9a22eed1.jpg 来年3月で営業を終了することが決まった小田原駅東口の「箱根登山ベルジュ」 http://news.kanaloco.jp/common/user/news/photo/1/120926/7_214024.jpeg
>箱根登山鉄道は26日、小田原駅東口の駅前広場に面した専門店ビル「箱根登山ベルジュ」を2013年3月末で閉館する、と発表した。売り上げの大幅な減少と建物の老朽化が理由。市の玄関口である同駅の“顔”がまた一つ姿を消すことになり、中心市街地の地盤沈下を象徴している。
>同ビルは地上9階、地下1階で、建物面積5136平方メートル。1959年に「箱根登山デパート」として開業し、80年にベルジュに衣替えした。
>しかし、同社によると、JR東海道線鴨宮駅近くの川東地区に郊外型の大型商業施設の進出が始まった93年以降、売り上げは減少傾向に。ピークだった88年度の売り上げは約21億円(33店舗)だったが、昨年度は約5億2千万円(15店舗)に減少。ビルの老朽化も進み、来年3月31日をもって閉館することを決めた。
>同駅東口周辺では02年3月、ベルジュ同様に駅前広場に面したビルから「丸井」が撤退。小田原地下街も07年6月に営業を終了しており、周辺の活性化は懸案となっている。
かつて3店あった百貨店がゼロになる小田原駅前 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120930-OYT1T00370.htm
>現在は飲食店を中心に12店で、10月から10店に減る。
>同社によると、同ビルでは10月20日から全館閉店セールを開催。閉館後の跡地には新規施設を建設するが、業態は未定という。加藤憲一・小田原市長は「突然の発表で大変残念に思う。今後の動向を注視したい」とコメントした。
>(2012年9月30日13時03分 読売新聞)

初めて小田原に行った時 ━━ もちろん競輪目当てだ ━━ 駅周辺を一望して、色味に乏しい街だなと思った。小田原城に相応しい景観を守るため駅から城にかけての結構な面積を特別風致区域に指定してるからだと後で知ったが、であるがゆえに大規模再開発が出来ないし、高さ規制があるからタワーマンションも建てられない(競輪場がボロい=改修出来ない、のも同じ理由)。とかやってるうちに隣の開成町のロードサイド型モールが増殖し、地元民の買い物客は全部そっちに食われたと。
 地形だけ見てもかつては交通の要所だったのが容易に解るし(だから城も建てられた)、蒲鉾、梅干、提灯と名物も歴史もの、古くから栄えた事が解る。その伝統を売りにして来ただけに今さら現代的にする事もままならず、過去に縛られ身動きが取れない。しかも、観光つってもマニアでない人には城って一度行けば充分なシロモノ(←予期せぬシャレになってしまったが)、それは梅祭りだってそうだ。元はといえば日本有数の観光地・箱根への玄関口でもあるが、「箱根のついでに…」って声掛けても普通は修善寺とかに行っちゃうよなぁ。新幹線でも小田急でもすぐだから、小田原に用事が有って来た人も小田原に泊まるなんてしない、さっさと日帰りしちゃう。…八方塞がり。俺が市長やったって妙案なんか出んわ。
 そんな街の競輪場は、額の大小はともかくも、ずっと黒字を計上し続けている。

 >加藤憲一・小田原市長は「突然の発表で大変残念に思う。今後の
  動向を注視したい」とコメントした

この市長は「競輪事業が赤字になったら即廃止」を公約に訴え当選したものの、競輪事業が黒字と解りぐぬぬ顔になった人だ。だからひとまず沙汰止みとなってるが、もし競輪事業が赤字転落したらまたぞろ言い出しかねない、今度こそ全力で潰しに来るだろう。逆に、そういう小田原の環境で市財政に貢献(=利益を計上する)出来ればその地位は確固なものとなる。まあ頑張れ小田原競輪、という事だ( ´-`)y-~~~

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