September 04, 2012

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20120903-OYT8T00321.htm>ササニシキ消える?「寒さに弱い」農家激減 新銘柄台頭 コシヒカリも競争の波 http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20120903-OYT8T00321.htm
408ec136.jpg http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20120903-OYT9I00317.htm
>かつてコシヒカリと並ぶコメの横綱級ブランドだったササニシキだが、今やその存在は風前のともしびだ。
>宮城県石巻市の高橋長市さん(62)は、長年ササニシキだけを生産していたが、93年の大凶作が転機となり、作付けの多くを「ひとめぼれ」に転換した。「通常、10アールあたり8〜9俵(1俵=60キロ)収穫できるのに、2〜3俵だった」という苦い経験から、今もササニシキの生産は続けているが、量は少なくなった。「高温障害にも弱く、倒れやすい。多くは作りたくない」と本音を漏らす。
>ササニシキは、コメ増産に迫られた63年、宮城県の試験場で誕生した。さっぱりした舌触りで人気を集め、89年には、20万ヘクタールの作付面積を誇る日本有数の銘柄に成長した。だが93年の大凶作で「寒さに弱い」との評価が定着。99年にはベスト10の圏外に去った。
>とはいえ、ササニシキにこだわる飲食店や農家は今も多い。東京・銀座の「鮨よしき」の主人、西塚良希さんは、「ネタの良さを引き出すコメ」と品質の良さを強調する。(秋田穣)
>(2012年9月3日 読売新聞)

言われてみれば聞かなくなったなササニシキ。コメ単体だとコシヒカリの方が美味いけど、主張し過ぎず相手の良さを引き出すササニシキ…って評価も、寒さに弱く暑さにも弱く台風(=風害)にも弱くて生産者に敬遠されたとあっちゃ見掛けんくなったのも無理はない。ササニシキなら他の品種の倍で売れるってんなら農家もバクチに出ても良いけど、そうじゃないからね。
 にしても、米作農家ですらこれだけバクチなんだから、ましてや馬産家たるや。例えば1000万だか1500万だかの種付け料払ってサンデーサイレンス付けて、それが不受胎だったら一巻の終わりだけど牡馬産まれたら無条件で儲け確定、ってなったらほとんどの生産者はサンデー付ける方を選ぶし実際そうしてる。それがマイナー種牡馬付けるってのはいかに勇気の要るギャンブルか。もちろん生産者=馬主なケースや繁殖牝馬を牧場に預託してて種付け相手は馬主が決めてるけど生産者は便宜上牧場になってるケースとかも有るけど、本当にそうじゃないケースも有って、そういうのには気合い入ってるよなあと畏敬の念を抱いてしまう。ブルーコンコルドやデルタブルースが種牡馬になれなかった事をグチグチ言う人が要るけど実際生活賭けてみろって。違うから。そしてだからこそ、そこでそういう事をガチでやってる人っつうのは無条件尊敬に価する。いや凄いわ(-人-)

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