March 31, 2012

 競馬を始めた当初は思いもしなかったが、競輪&オートレースに手を染めてから競馬場に戻ってみると、そのデカさに不満を覚えるようになった。東京で生活してると、空が広い空間というのはそれだけで開放的な気持ちになれて嬉しくなるものだが、純粋にバクチ場としてみた場合、デカ過ぎる。オートは競馬の倍近いスピードが出るが周長500m、全車の位置関係が一目で掴めるし自分が車券買ってる選手がどこに位置してるかも明確に判る、だからアツくもなる。競輪も周長は最大で500m、スピードも競馬程度だから楽々。然るに競馬は。
 旅打ちで行った福山は周長1000m、佐賀と笠松は1100m。向正面が遠くなく、フルゲート頭数も多くないし、馬のレヴェルもアレなんで馬群がバラケ易い、だから眼鏡使用で両目1.0の俺には容易に全頭を把握出来る。ところが、これが1200の浦和になると奥行き方向に拡がるため向正面が遠く、また前述3場と違って馬のレヴェルの関係で馬群が密集するから判別が非常に困難になる(同じ1200でも、川崎は横方向に長いので向正面が近い、それにドリームビジョンが馬場の向こうにあるから視線を移さず観戦可能なのだが)。ましてそれらより大きな船橋・大井、さらには中央各場となった日にゃ。かくて、競馬場から足が遠退くようになっていった。
 が。ひょんな事から、世の中には双眼鏡マニアなる人種が存在する事を知った。元は野鳥観察や天体観測のために買ったものを、それ以外の場にも持ち出したら意外な見え方してオモロイぞ…と。信号機ってアップで見るとこんななのか…とか、グループアイドルのライヴ会場に持ってって推しメン凝視とか、使途は様々だが、とにかく彼らの中でこの製品はここがウィークポイントで…などと議論してるのだ。しかし競馬向けベスト製品は?てな議論はされてないようで(そもそも彼らの中に競馬ファンがいないようだ)、だからこれらを参考にしつつ自分で選ぶ事にした。
 実況アナウンサーは手ブレ補正機能付きの高倍率タイプを使ってるらしい。一方、中継番組の放送ブースで解説者が手にしてるのは7×50タイプに見える(『7×』とは7倍=対象物が実距離の1/7にあるように見えるという意味。後ろの『50』は対物レンズの直径で、大きいほど明るく綺麗に見えるが重くなる)。
 さて、俺が双眼鏡を買うのは追っ掛け騎手の顔や馬をアップで見たい訳ではない、馬券買ってる馬が馬群全体の中でどの辺りに位置してるかを把握したいからであって、って事は、画質のクオリティがある事を前提に視野角は広ければ広いほど良い、即ち高倍率のものは逆に使えない(一体に、倍率と視野角はトレードオフ)。中山と東京の全体図からすると、
pic_course_heimenzuhttp://www.jra.go.jp/facilities/race/nakayama/course/img/pic_course_heimenzu.gif
pic_course_heimenzu_0001http://www.jra.go.jp/facilities/race/tokyo/course/img/pic_course_heimenzu.gif
スタンドから一番遠い地点まで700mぐらいか。これと福山佐賀笠松の経験からすると8倍あれば充分、10倍以上の機種はおそらく持て余す事になるだろう。
 次に、屋外使用が前提だから防水のものが望ましい。最後に、カタログデータの中にアイレリーフという項目があるが、これは接眼レンズと眼球はある程度距離を取った方が見易い、言わばスイートスポットみたいなもので、俺は眼鏡使用なのでこれを15mm程度以上欲しい。
 以上でかなり絞れる。高くてデカくて重いものが本質的に良い商品なのは間違いないが、しかしそもそも馬券目的のために買うのだからあまりに高額な機種を買うのは本末転倒。っつう訳で、条件を満たすものを安い方から二機種ピックアップ。

 Kenko 双眼鏡 NEWSG 8倍 8X25 WP 完全防水
 
Kenko 双眼鏡 NEWSG 8倍 8X25 WP 完全防水

 販売元:ケンコー
 発売日:2005-11-24
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 コーワ YFシリーズ(ポロタイプ) YF30-6 6×30 YF30-6 6/30
 
コーワ YFシリーズ(ポロタイプ) YF30-6 6×30 YF30-6 6/30

 販売元:コーワ
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ケンコーは、カメラ好きには各種フィルター等でお馴染みのメーカー。片やコーワはキャベジンやバンテリンの会社だが、昭和の頃はカメラも自社生産し、その中には銘機と呼ばれるものもある。共に素性は確かだ。で、幸運な事に、ビックカメラ本店に両機種(ケンコーのは、ガワが違うだけのOEM製品と思しきフジノン製)現品が置いてあった。さらに幸運な事に、コーワのは兄弟機の8倍もののまであった。手に取ると、コーワのそれは6倍にしては視野角が狭いそうで、しかし8倍にしては広いとされる兄弟機種より歴然と広い。ならばコーワを…となるところだが、低倍率でも大丈夫!って本当に自信がある訳じゃなかったし、小ささを優先させケンコーを選んだ。まあとにかく、明日はこれで行く(`・ω・´)!

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