December 22, 2011

 有馬記念の枠順が決まった。
JRAホームページ|今週の注目レース
その昔、有馬はJRA最終週ではなく1週前だったそうだが(最終週のメインレースは中山大障害)それは歴史の中の出来事だ、俺より歳上の同僚に聞いても有馬=年末、暮れの風物詩、ビッグイヴェント。で、普段中央競馬しかやらないけど有馬以降も東京大賞典@大井競馬→KEIRINグランプリ→の年末3連コンボだけはやるという人は今でこそ珍しくないが(競艇の賞金王決定戦は有馬の前か同日だし、オートのスーパースター王座決定戦は大晦日開催になって日が浅く、年末コンボに定着したとはまだ言い難い)、東京大賞典が中央交流競走となるのが95年で、それ以前は確かに大レースだけど知らん馬ばっかだし…っつうのが普通の(中央)競馬ファンの感覚だしマスコミの扱いも無いに等しかった。KEIRINグランプリも最初のうちは最高賞金レースではなくあくまで輪界の中でのお祭り、普段競輪やらない人にアピールする性格のものではなかった。だから昔は、有馬が22とか21日に行われる年など、次の開催であるところの金杯1月5日まで中1週まるまる開いてしまう訳で、年末を「あああ競馬やりてええええええええ!」と悶々と過ごす羽目になる。そんな訳で、最近の競馬ファンにはピンと来ないかもしれないが、往時の有馬に対する切迫感は半端無かったのだ。その年負けてる人(=ほとんどの競馬ファン)にとっての、本当のラストチャンス。それは中の人にとってもそうで、最終Rの頃のいつもの「おでん何でも100えーん(に値下げしたからお願い買ってって)!」も鬼気迫るっつうたらオーヴァーか、でも明らかに普段とは違う雰囲気を漂わせてた。
 が。JRAは、来年は日程変更し有馬翌日の振替休日にも開催しこれをラストとすると発表した。…有馬一レースの売上は激減するだろう。「競馬やらんけどダービーと有馬だけは」って人は変わらないが本来の競馬ファンは、どうしても「明日の分も残しとこ」ってなる。まあそれだけなら良いが、こういう↑感覚は一掃される事となる。売店は「ハイ明日の新聞でーす」とか普通にやってるんだろうし。それはあまりにも寂しいよなあ('A`)

ザ・リターン・オブ・バド・パウエル
ザ・リターン・オブ・バド・パウエル

アーティスト:バド・パウエル
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