May 19, 2011

4大既存メディア広告とインターネット広告の推移をグラフ化してみる(2011年5月発表分) http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0517&f=column_0517_012.shtml
>【コラム】 2011/05/17(火) 13:49
>経済産業省は2011年5月16日、特定サービス産業動態統計調査において、2011年3月分の速報データを発表した。それによると、2011年3月の主要メディアにおける広告費売上高は前年同月比でマイナス6.1%と減少を見せていることが明らかになった。主要項目別では「新聞」がマイナス26.3%と、もっとも大きな減少率を記録している。
>比較しやすいように先月発表データと並列して図にしたが、大まかな構図は変わらないものの、「ラジオ」以外のすべての項目で数字が悪化しているのが分かる。特に「新聞」の値は異常値とも表せるもので、マイナス26.3%とは昨年8月のマイナス24.4%来のダイナミックな下げ方といえる(ちなみに2010年3月はマイナス1.9%。「前年の上げの反動」というわけではない)。今件の動向はいうまでも無く東日本大地震によるもので、月中盤以降のみを反映した3月ですら、これほどまでの影響が生じている。
>先月2月分で「インターネット広告が新聞を追い抜くのも遠くは無い。ちょっとしたはずみで立ち位置が逆転しそうな状況」と言及したが、その「ちょっとしたはずみ」どころか巨大な「はずみ」が生じ、2011年3月の単月速報値ベースではあるが、「テレビ」に続き「インターネット広告」が広告費第二位となり、「新聞を」追い抜く形となった。これは注目に値する動きといえる。
>東日本大地震とそれに伴う各種震災は、広告出稿側のお財布事情の変化、地震報道などで見せた各媒体の「真の価値」に対する意識の移り変わり(視聴者・広告主から見た)をもたらし、広告業界においても一部軌道修正がされた上で、変化の「時計の針」をかなり先に進めてしまった感はある。(情報提供:Garbagenews.com)

電通や博報堂と経産省の区分は違うため両社のデータとは多少の齟齬も有ろうが、傾向として大きく掴む分には問題無かろう、とにかく、仮に瞬間だとしてもネットが新聞を抜いたというのは事実だ。
 一方で、既存マスコミと、それが極めて重要な顧客である広告代理店は、未だに潮流の変化を認めない、認めたがらない様に映る。無理もない、スポーツの様に直接対決して力量差を見せ付けられれば「アンタもう主役ちゃいますから」と宣告されても納得も出来ようが、そういうものではないし。
 もう一つ、TBSで『お笑い頭の体操』『8時だョ!全員集合』『クイズダービー』等を手掛けた居作昌果は、自伝で「(TBSの様に両方やってる局では)優秀な人材はラジオが持って行き、そこで何かやらかすとTVに飛ばされる」的な事を書いている。氏はそうして飛ばされ、結果、前述の超高視聴率番組を手掛ける事となるのだから僥倖というべきか。そして日テレで『あなたとよしえ』『九ちゃん!』『巨泉×前武のゲバゲバ90分!』等を手掛けた井原高忠は、やはり自伝で「銀幕の大スターに対しては『出て頂く』という感覚で、映画の撮影が押してTVに影響が出る事を心配した役者が監督に訴えると『TVなんか待たしとけ!』ってのが普通だった」のだと。で、この二人の様に、メディアの主役の座をTVが先行する他者から奪って行く様…を体感してる人は、年齢的に今のTV界には居ない。ならば同様に、メディアの主役の座を先行するTVが他の他者に奪われて行く…というのを想像出来なくても無理はないか。
 こういう姿勢を想像力不足の一言で斬って捨てるのは簡単だが、いざ自分に当て嵌めてみるとなると、ね。3競オートで、やる前全く予想も付かん結果を迎える事は、決して珍しくない。無限の可能性とか柔軟な発想をとか言うのは簡単なんだけど、さ('A`)

8時だョ!全員集合伝説

8時だョ!全員集合伝説


著 者:居作 昌果

販売元:双葉社

発売日:1999-09

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