January 11, 2011

株式アナリストの助言は危険いっぱい−逆張りで高リターン http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=aayCteJKPYoY
>米S&P500種株価指数の構成企業でアナリストらが最も有望視した銘柄は同指数が回復し始めた2009年3月以降に平均で73%上昇した一方、買い推奨が最も少なかった銘柄は165%上昇したことがブルームバーグの集計データで分かった。金融機関のアナリストが現在お気に入りのセクターは小売りと飲食店チェーン業界だが、これらは昨年最も上昇した業種であり、11年予想利益を基にするとS&P500種よりも割高な水準にある。
>アナリストの助言を逆張り指標とみる投資家は、電話株に次いで高配当の公共株と、今年の利益がS&P500種の3倍の伸びが見込まれている銀行株を買っている。リッジワース・キャピタル・マネジメントのファンドマネジャー、ドン・ワーデル氏は、ウォール街から最も低く評価される株式が市場を上回るパフォーマンスを示す可能性が強まっているという。
>リッジワース・ミッドキャップ・バリュー・エクイティ・ファンド(運用資産16億4000万ドル=約1360億円)の運用に携わるワーデル氏は「ある銘柄を担当するアナリスト15人全員が買い推奨しているなら、大きなアウトパフォーマンスの余地があるとは思えない」と述べ、「強力なアウトパフォーマンスを得たいなら15人が売りを勧める銘柄を狙うべきだ」と語った。同氏のファンドは過去5年間の運用成績が同種のファンドの98%を上回っている。
>S&P500種は今月7日で6週連続高を記録した。ブルームバーグ・データによれば、09年3月9日以降88%上昇し、先週は1271.50で終了。10日は前週末比0.1%安の1269.75で取引を終えた。
>S&P500種は10年に13%上昇した。消費関連株や工業株が高く、オンラインのレンタル映画会社ネットフリックスは219%高と、同指数構成銘柄で最大の値上がりを記録した。
>アナリストらはヘルスケアやテクノロジー業界が10年の勝ち組セクターになると予想していたが、両セクターの上昇率は10%未満で、S&P500種の業種別10指数では下から3番目以内だった。一方、アナリストが最も有望視しなかった銀行株と不動産株はそれぞれ19%と28%の上昇を演じた。
>更新日時: 2011/01/11 12:05 JST

もう相場格言まんまだな、「人の往く 裏に道あり 花の山」と。
 株(に限らず商品相場とかもそうだが)は美人コンテストの様なものだ、とケインズは言った。コンテストつっても単純な投票でなく「最も得票の多い女優に投票した人の中から抽選でプレゼント」ってな条件付きのヤツで、だから多くの人は、自分の好みより、賞品(or賞金)目当てに他の大多数の投票者が選びそうなのに投票する…っつうのがケインズ論。ただ、実際の相場にはもう一アクション有って、

 Aは、100円で買った某株が110円になったので売却
 ↓
 Bは110円で購入(Aから直でなく市場で買った訳だが、同じ事だ)→
  120円になったので売却
 ↓
 Cが購入→130円になったので売却
 ↓
 Dが購入→誰も買ってくれる人が居ないorz

ってな事が起きる、ババ抜きっつうかチキンレースでもあって。誰かが儲けるという事はその分誰かが損してるという事で、昔は、機関投資家や大口客が既に買わせた銘柄を証券会社が推奨銘柄と称して個人客に押し付け、彼らに売り抜けさせていたものだ。だから証券マンの逆を行けば結構な割合で儲けれた。それこそ『アナリストの逆張り』だわな(・∀・)ニヤニヤ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメントする

名前
 
  絵文字