November 06, 2010

 日テレ『所さんの目がテン!』が面白かった。カネにまつわる諺や格言が正しいかを検証するっつう企画三本立ての1つ目は『地獄の沙汰も金次第』、商店街を行き交う人にハバネロを見せ齧るよう依頼→断られる→「百円上げるから」→「じゃあやる」…これが何と、約3人に1人が挑戦。では難易度を上げようと、透明ケースの中の生きてるゴキブリ触って→断られる→「百円で」→「やる」…減りはしたものの、やはり4〜5人に1人居た。大学で脳波計付けて実験すると、前頭葉が活性化しドーパミンが出るのだと。依頼内容の難易度や報酬の大小、自分が受諾するしない…に関わらず、取り敢えず損得勘定するだけでも人間ちゅう動物はそうなるものらしい。
 2つ目の実験は「金に目が眩む」で、固い豆を箸で掴んで別容器に移す、脳梗塞のリハビリみたいな作業をオッサンにしてもらう。で、2回目の作業の前に部屋に男が入って来てアタッシュケースを開けると現金1億円。「これ本物ですか」「本物です」1束摘まんでバラバラやると中も万札。「じゃ2回目お願いしまーす(オッサンのデスクにアタッシュケース開けっ放し)」→オッサン汗ダラダラ、自分が貰える訳でもないのに気がソゾロ。一度経験してるからタイムは早くなって当然なのに、1分遅くなった。二人目の若い男は平然としてるものの顔に出さないだけ、手がブルブル震えてて、タイムが2分以上掛かる始末。被験者5人中2人は経験済作業とあって2回目タイム短縮したが、後で聞いてみると「残りの束は一番上と下以外は茶ちり紙なんでしょ」とバレてたからで、実証成功と。
 最後は「悪銭身につかず」、これが今日のハイライト。男女10人を2グループに分け、最初の5人に「今から3時間、この商店街の清掃ボランティアをしてもらいます。ギャラは5000円で」→終了後、茶封筒に入った5000円を手渡す「この商店街で昼食採ってください。で1時間後またここに戻って来て、何食べたか教えてください」→女の子2人は800円ぐらいの讃岐うどん。残り3人の男も800円ぐらいの、当たり前の食事。で、後日同じ商店街で、残りの5人に2500円で同じ事をしてもらい、終了後ギャラを手渡し「皆さんお疲れ様でした。今日は雨の中寒かったろうという事で特別ボーナスという事で」→さらに2500円の封筒を渡し、同様に商店街で昼メシ報告してもらう。2人は800円程度で済ませてたが、1人の女は同程度のパスタに加え普段は頼まないデザートにスイーツを奮発、1600円ぐらい使った。別の男は、同様に洋食屋で800円ぐらいのハンバーグランチを食った後エビチリを追加、やはり1600円程度。で、最後の1人は何と2500円の鰻重。その鰻屋安いランチメニューも有るのに、わざわざ2500円の鰻重w 金銭感覚同程度のサンプルに、同じ仕事内容を依頼し同じ額のギャラを払ってるのに、払われ方が違うだけで反応や金銭感覚がこうも違う。…やー、身につまされるっつうか、何かねえ。バクチ打ち、とうそぶきつつも、そんなスケールじゃない小銭打ちサラリーマンとしては色々身につまさられるトコロ大で、ねぇ( ´-`)y-~~~

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