June 14, 2010

マカニビスティー、ジャパンダートダービー断念か http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20100614-OHT1T00031.htm
>JRAでデビューして2勝したあと南関東の大井へ移籍し、近日中に栗東・矢作厩舎へ再転厩するマカニビスティー(牡3歳)が、目標としている交流G1・ジャパンダートダービー(7月14日、大井・2000メートル)に出走できない事態に陥っていることが13日、分かった。
>地方からJRAに復帰した馬に関して、交流競走(重賞に限らず)へ出走するには、中央で1走以上することが必要という大井競馬の規定によるもので、他の南関東3競馬場(川崎、船橋、浦和)にはない規定に翻弄(ほんろう)されていると、矢作調教師は言う。「JRAや大井サイドとも協議しているが、『それがルールだから』という答えです」。2日の東京ダービーを勝って優先出走権を得たが、その効力も失われる模様だ。
>同馬は、3歳春の時期に、JRAにダートのオープンの番組が少ないことを理由に、大井・松浦備厩舎へ移籍。矢作厩舎に戻るのは既定路線だった。「大井を盛り上げようという気持ちもあって持っていったのに、非常に残念。納得がいきません」と矢作師。出走が不可能な場合、プロキオンS(7月11日、阪神・ダート1400メートル)に向かう。
>(2010年6月14日06時01分 スポーツ報知)

これだけ見ると矢作師が憤慨するのはごもっとも。ついこないだカネヒキリのために大井ローカルルールに特例事項急遽設けたのに、ウチには無しかと。でも大井サイドに立つと、両者の意味合いは全く違う。
 『競馬界に喧嘩売らせていただきます!―水上学のニッポン競馬に口アングリー/水上学(ベストセラーズ)』で著者が取材した番組編成課長が明言してたが、ダート重賞で本賞金積んだ馬が日本ダービーに出て来る事で有力馬が除外されたらどうするか、との見地からダービー終了まで3歳馬のダート重賞を全く設けてないしオープンすらレース数を厳しく制限している(ユニコーンステークスの除外問題には頭を痛めている、とも)。そんなJRAの、オープンのダート戦少ない3歳春だけサッカーのレンタル移籍よろしく南関やって、使えるレース増える時期来たから戻してね、じゃ大井はたまったもんじゃないわな。昨春、同じ理由で大井に転厩して来たディアヤマトの様に腰据えてくれるならともかく、これじゃ美味しいトコ取りの批判は免れまい。制度の盲点、抜け穴を突くのは悪い事では決してないが、心証を著しく害するのは確かだ。

 >「大井を盛り上げようという気持ちもあって持っていったのに」

何この上から目線。ならJDD終わってからの移籍でも良いじゃん、どの口が言うか。

東京ダービー圧勝のマカニが再び中央入り http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20100611-640164.html
>東京ダービー馬マカニビスティー(牡3、大井・松浦備)が、再びJRAに戻ることになった。10日、管理している松浦備師が明らかにしたもので、来週にも所属先となる栗東の矢作厩舎へ移動する。
>備前島オーナーと親交が深い松浦備師に悲願の東京ダービーを取らせるのを主目的に南関東に移籍。クラシック第1弾の羽田盃は2着惜敗も、東京ダービーでは圧倒的な強さで栄冠を手にした。レース直後は両者ともに明言を避けていたが、あらためて話し合いがもたれ、再トレードが正式に決まった。松浦備師は「当初の約束だから仕方ない。東京ダービーを取れたから十分です」と語った。
>[2010年6月11日6時57分 紙面から]

大人の発言だ。

 >松浦備師は「当初の約束だから仕方ない。東京ダービーを取れたから
  十分です」と語った。

もちろん本音じゃなかろうて。つか

 >主目的

主じゃない目的つったら、ねえ('A`)
 これをカネヒキリと一緒にすんなっつう大井の気持ちは充分に理解出来る。ただ、カネヒキリルールが要らん誤解を招いたのも確かで、だからこの件は、俺は9対1ぐらいの割合で大井の側に立つ( ´-`)y-~~~

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