May 31, 2009

 日本ダービーが不良馬場で行われたのは、実に40年振りの事なんだそうな。
回顧 http://jra.jp/datafile/seiseki/g1/derby/result/derby2009.html
ダク踏んでるだけでも水飛沫が上がってるの、TVで視てても判ったもんな。それにしても勝ちタイム2分33秒7の上がり39秒7って!JRAが馬場高速化に注力して来た中で、20年前みたいな時計だ。それだけ悪い馬場じゃ斬れ味もヘッタクレも有ったもんじゃない。NHKマイルやオークス同様、一頭離して逃げてる馬が居るから錯覚してしがちだが番手以下は平均〜スロー。実質楽逃げのリーチを、好枠利して終始マークしたロジユニが交わしただけ。一見すると、淡白なレースにも映る。でも実は、昭和のダービーってこんな感じだったのよね。

 ●TV馬が玉砕先行
 ●ハラ括って直線一気を狙っても掲示板の下止まりがせいぜい
 ●差し馬も意図的に前目の競馬なのでジリジリしか伸びない

っつう中での叩き合い。『ダービーポジション』とか『ダービーは一番運の強い馬が勝つ』なんて言葉が有った時代のダービーを彷彿させたな、と(ペースはともかく見た目が)。ここんトコ昭和競馬ばっか懐古してたら、正にそうなるとは( ´-`)y-~~~
 それにしても、いろんな事を考えさせられた。近年『三冠という概念の形骸化』的な論を語られる際は菊花賞が俎上に乗せられる事が多いが、この皐月賞もかなりキてるなと。
 牝馬路線は桜花賞:千六・オークス:二四と全くの別物、だから春の二冠のハードルも高いし、ハナから一方に絞る陣営も珍しくない。対して牡馬路線は、皐月賞が二千だからダービーとの関連も牝馬路線とは比べ物にならんくらい高い。しかしローテーションを逆算すると、

 ●皐月賞→ダービーの間に一度使うと押せ押せになっちゃうし疲労残りも心配
 ↓
 ●でも東京コースを一度経験させときたいし
 ↓
 ●じゃあ2月の共同通信杯使うか
 ↓
 ●皐月賞へのローテ微妙だし冬場から使い詰めになるし
 ↓
 ●なら京王杯2歳ステークスか東京スポーツ杯2歳ステークスを
 ↓
 ●若駒に長距離輸送(←関西馬は)課すのも二の足を踏むよなぁ

…てのが昔のホースマンの思考体系だった。ところがGI格付NHKマイルが新設。当初はダービー翌週だったのだが、マル外にダービーへの道が開かれると同時に開催週も前倒しされ今の時期に。で、やっぱダービーって特別なものだ。それが最大目標であるが故『そもそも皐月賞に拘らんでも思想』が生まれ出す。皐月スルーしてたっぷり休んでNHK→ダービーなら理想的ローテだし、これだって二冠には違いない。ダービートライアル青葉賞に到っては皐月賞から中1週、ハナから皐月賞など眼中に無い馬が居る事をJRA自ら認めちゃってる。じゃ皐月賞の価値って?今の調教師は恐らく普通の重賞としか捉えてないだろう。
 今年の皐月賞・NHKマイル・ダービーの掲示板を占めた馬が全取っ替えんなったのは全てが異なる(しかも特殊な)内容だったためだが、しかしそれだけが理由ではないなと。現状に則すなら、皐月賞を千六で施行しNHKと一本化しちゃえばスッキリはする、けど、伝統ってモンも有るしねえ…('A`)

4月の思い出 クレフ・セッション1953 第2集
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アーティスト:アル・ヘイグ
販売元:Absord Music Japan
発売日:2010-01-26

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