塩崎利雄

June 12, 2017

文春の報道から食べログの有名レビュアーの全レビュー削除へ至った件で、みなさんに理解してもらいたいこと https://news.yahoo.co.jp/byline/toryu/20170612-00071991/
>東龍 | ブッフェ評論家・グルメジャーナリスト
>6/12(月) 7:50
20170612-00071991-roupeiro-000-23-view
>週刊文春の記事が発端となり、食べログのレビュアーの記事が全て削除されました。それによって、ここ最近のグルメ業界では、食べログのレビュアーやレビューに対して懐疑的な視線が向けられています。
>こういった事象に対して人々がネガティブな反応を示すのは理解できます。しかし、ここで改めて、食べログや食の取材について、みなさんに理解してもらいたいことがあります。
>無料取材はごく普通に行われています。飲食店の発表会やパーティー、大小含めた試食会では、有料となることはほとんどありません。それ以外の通常の取材でも、媒体から経費が出る場合は支払いますが、そうでなければ無料で取材することが一般的です。しかし、無料で取材したからといっても、広告ではないので、編集権は編集部にあります。そのため、記事内容が取材先の思い通りになることはなく、それぞれの媒体の編集方針をもとにして記事が作成されます。
>こういった無料の取材は、食だけではなく、美容、文芸、映画などほとんどの業界で見られることではないでしょうか。美容業界であればサンプル品を使用できますし、文芸業界であれば献本は一般的ですし、映画業界であれば試写会が案内されます。
>ただ、食べログのレビューでは、適切な費用を支払った料理やサービスに対する評価を行うことを前提としているだけに、無料で享受した料理やサービスに対してレビューを行うことを許していません。そのため、こういった取材に対しては、「通常利用外」という項目にチェックして、明示する必要があります。
>今回の有名レビュアーの全レビュー削除の要因は、無料取材それ自体にはなく、それに伴って「通常利用外」のチェックがされていなかったこと、通常の取材を超えた優待があったことなのです。

なるほどねえ。無料取材≠広告だから編集権は編集部にある、だから我々のはセーフである…という理屈か。通常言うところの「取材」とはニュアンスの違うものだけど、理屈は通ってる。
 気心知れた間柄だからこそ「ここだけの話だぞ」と特ネタが入って来る事も少なくない、だから顔つなぎっていうのは周りが考えてるより大事で、表面的には単なる食事会にしか見えなくてもそれは取材であって、癒着とかタカリとは違う。これは政治でも野球でも競馬でも、番記者というものはみんなそうで、塩崎利雄の著書にも、東京スポーツ勤務時代、調教師や馬主とゴルフ三昧なのをやっかんだ内勤社員に嫌味を言われたので一喝した…というクダリがある。新聞社ですら無理解な人が居るんだよな('A`)


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March 18, 2015

ぐっさん 異例の“アサヒ移籍” http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/378275/
>2015年03月17日 16時00分
9ebd05d5.jpg「クリアアサヒ 糖質0」をPRする山口 http://www.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2015/03/aff2bf407a5be26fb1e711fa9992a95d.jpg
>お笑いタレントの山口智充(46)がアサヒビールの新商品「クリアアサヒ 糖質0(ゼロ)」のCMキャラクターに抜てきされ、16日に都内で行われた同商品の新CM(17日から全国でオンエア)発表会に出席した。
>山口はCMにも使われている歌とダンスをノリノリで披露しながら軽快に登場。しかし出演経緯に話が及ぶと、「競合他社のCMに9年間出演していた私に熱心にオファーをくれたアサヒビールさんには本当に感謝しています」と真剣な表情に。異例ともいえる起用への頭が下がる思いをうかがわせた。

いや本当に異例も異例だよな。単に競合他社ってだけじゃない、商品自体がモロに競合するものだし。せめて大晦日終わりで4月1日O.A.スタートとか、1シーズンは空けるのが礼儀っちゅうもんなんじゃないの?業界的にはセーフなのかもしれんけども。たとえ判断を下したのは事務所であっても、何かあった時に矢面に立たされるのはぐっさん本人なんだし。
 昔、TBS『リンカーン』のレギュラー9人からぐっさん1人だけ降板っていう謎のキャスティングがあって、以降ヴァラエティからパッタリ姿を消しちゃって、CMタレント(記事の『のどごし生』と『味の素』)になったって印象が強いんだけど、これって東京だけなのか?まあとにかく、芸人としてのぐっさんってしばらく見掛けなくて、だからこそCM界のシキタリみたいのは大事にしなきゃ、してあげなきゃいけないと思うんだけど。
 それにしても、移籍にしろヘッドハントにしろ、それなりのリスクはあるよな。夕刊フジでカジノのコラムを週イチで連載してる片山さんは、一昨年秋まで日刊ゲンダイの競馬面で関東本紙予想を担当してた人で、でもゲンダイ退社後半年は何の音沙汰もなく、外野からすると消息不明となっていた。女子アナがフリーになってもその後1年間は他局の仕事は受けないのが不文律なんて話は見聞きするが、そのシステムに倣ったのか?塩崎利雄さんも、諸事情で東京スポーツを辞めた際は、ケイシュウNEWSに移籍するまでの間に浪人期間があったと著作で述べている。同時進行小説『止まり木ブルース』をゲンダイ紙上で連載開始した時点ではまだケイシュウに所属してて、これはホースニュース在籍時に既にフリー活動をとしていた井崎脩五郎パターンだ。ダービーニュースからゲンダイに移った鈴木和幸さんや、ダービーからケイシュウに移った故・大川慶次郎さんの時は、自粛(?)期間は有ったんだろうか?まあ、知ってどうなるものでもないけども('A`)

オン・ア・クリア・デイ
オン・ア・クリア・デイ

アーティスト:菅野邦彦トリオ・プラス1
販売元:ユニバーサル ミュージック クラシック
発売日:2009-05-27

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October 22, 2012

生活保護で競艇?ノミ屋容疑で山口組組員ら逮捕 東京・山谷 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121022/crm12102213090009-n1.htm
>2012.10.22 13:04
>東京・山谷地区で生活保護受給者相手に競艇のノミ行為をしていたなどとして、警視庁保安課などはモーターボート競争法違反(ノミ行為)容疑で、東京都荒川区南千住、指定暴力団山口組系組幹部、宇賀神歩(42)と墨田区堤通、飲食店経営、武藤勇三(73)の両容疑者ら胴元側3人と、客の男3人を逮捕した。同課によると、宇賀神容疑者は黙秘している。
>逮捕容疑は20日午後3時ごろ、武藤容疑者が経営する台東区内の焼き鳥店のテレビで、競艇の中継映像を流し、客に1口100円で計1万500円分の予想をさせ、的中者に当せん金を払い戻したとしている。
>同課によると、宇賀神容疑者らは平成20年ごろから1億円以上を売り上げ、大半が暴力団の資金源になっていたとみられる。客の大半が生活保護受給者で、賭け金は1人1万円を上限に設定していた。

大阪のあいりん地区とか横浜の寿町とか、いわゆる労務者街でノミ屋が捕まったっつう記事は時々目にする、じゃあ東京で有っても全然おかしくはないか。にしてもだ。塩崎利雄の著者・極道記者は、ストーリー展開の中でノミ屋殺しが大きなウェイトを占める。

 極道記者 (幻冬舎アウトロー文庫)
 
極道記者 (幻冬舎アウトロー文庫)

 著 者:塩崎 利雄
 販売元:幻冬舎
 発売日:1999-12
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一方、時代は下って、日刊ゲンダイ週末特別版で長期連載してる『止まり木ブルース』で、古い知り合いのスジ者からノミ屋の客を紹介してくれと乞われるも「今はそんな太客居ないし電話投票流行りだし」と断っている。実際そういう時代で、でも労務者街だと需要は有るんだな。うーむ( ´-`)y-~~~


ア・ロング・ドリンク・オブ・ザ・ブルース
ア・ロング・ドリンク・オブ・ザ・ブルース

アーティスト:ジャッキー・マクリーン
販売元:ユニバーサルミュージック
発売日:2010-06-16
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September 23, 2012

http://www.condor-s.com/info3.txt
平成24年9月22日
>最近思う事ですが、番組は4日間同じ並びはダメだで準決を考えて初日特選を一捻りしたがるもの。勝ち上ってから考えた方が良いのでは。何故なら初日からドーンと本命党に勝負して貰いたいならそうすべきかと。ならばシンプルに、武田豊樹には飯嶋則之、新田祐大に伏見俊昭がベストだったと思いますが。浅井康太に南修二は順当。予選も何となく片寄った気がしないではないですが、与えられたメンバーで走るのが選手で、発表されたメンバーを予想するのは我々。そして、それを参考にして推理されて車券を買われるのが競輪ファンだからです。どれもこれも堅く入る組み合わせより、あゝだこうだで意見が分かれるメンバーは大歓迎。私個人は「サッパリ判らない」が大好き。それを推理して的中させる快感は無上の喜びである反面、外した時のショックは10年近く命を縮めてしまうぐらいの影響が。車券を買わなくても私には大きなギャンブルです。

 >最近思う事ですが、番組は4日間同じ並びはダメだで準決を考えて
  初日特選を一捻りしたがるもの。勝ち上ってから考えた方が良いのでは

いや、でもその通り銘柄級の選手を初日特選3本にキレイに分けて、その3本共そこ(しかもそれぞれ別地区)で決まっちゃったら二日目特選は自動的にそのまま、でもって準決勝で最初のラインをバラけさせるためにはその地区の別の強い自力型が一次二次予選を勝ち上がって準決進出してくれる事が前提になる。でもってそれがそんな上手く行く保証はどこにもない、コンドルの言い分はもちろん解るが、実際番組屋としちゃ勇気要るよ。
 あと驚いたのが

 >推理して的中させる快感は無上の喜びである反面、外した時のショックは
  10年近く命を縮めてしまうぐらいの影響が。車券を買わなくても
  私には大きなギャンブルです

えっ、買ってないの社長?
 一般紙スポーツ紙の担当記者や専門紙、場立ちの予想屋が自分の予想した通りの馬券(or舟券、車券)を買うかどうか、については意見が分かれるところだ。曰く「自分の予想を買うのは読者に対する責務、実際買ってるからこそいい加減な予想は出来ない」。曰く「職務上知り得た『使える情報』を自分(ら)の所で塞き止めて、自分(ら)だけで美味しい思いするインサイダーではないのか」。どっちの言い分も解る。青競ニュースのサイトにある記者のブログを見ると「今日はナンボ勝ったヤラレた」と生々しい。引退した井上茂徳は、
井上茂徳選手 選手プロフィール
初めて中野浩一に競り込んだレースで検車場に引き上げて来るや、記者から小銭や灰皿の中身を投げ付けられ罵倒されたというから、その記者達は中野→井上に相当ブチ込んでたのだろう。場立ちの予想屋だとインサイダーもヘッタクレもないが、笠松競馬の名物予想屋・大黒社は「自分は買うが、南関東では予想屋の手張りが禁止されてて驚いた」と何かに書いてたのを読んだ事がある。中央競馬の記者や評論家の文章を読むと、やはり結構買っている。塩崎利雄の著書には

 実録 極道記者
 
実録 極道記者

 著 者:塩崎 利雄
 販売元:祥伝社
 発売日:2007-10-23
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叔父が競輪の予想屋をしてて羽振りは良かったが、組合長だったため手張りでヤラレた予想屋の尻拭い(=借金肩代わり)をさせられる事も多く、著書に競輪だけはやるなと説く記述があって、そのため小説の登場人物はバクチ好きなのに競輪だけはしないのだという。…輪界は『買い』がデフォだとばかり思ってたがコンドル武田社長、買ってないのかぁ。や、なら立派な滅私奉公、読者思いだけどさ( ´-`)y-~~~

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July 24, 2010

 社で日曜の新聞見てたら新潟の新馬戦にチンドンヤなる馬名が有って、良いのコレ?と一同顔を見合せた。当人に「チンドン屋さん」と声を掛けるのは失礼だし実際物凄く怒られる、ってのを何かで見聞きした事有るのが複数居たからだが、検索方が悪かったのか都市伝説のタグイだったのか、それらしき文献は見当たらなかった。
 新聞用字用語集には差別・不快用語の部が有り、その中の職業の項に「○○屋の形で職業を示すのは避ける」と有る。八百屋→青果店、魚屋→鮮魚店、床屋→理髪店という風に。このデンだとチンドン屋はどう言い換えるのか、ちょっと想像付かないが、とにかくそれぐらいで、少なくともチンドン屋は差別用語のタグイではない(でなかったら馬名審査通らん)。なもんで一同安心し「チンドンヤ出遅れー!」「外からチンドンヤもやって来る」「チンドンヤどこ?」「消えちゃったよチンドンヤ」「負けたらエビショー『バカ、カバ、チンドンヤ!』ってヤジられる」「末は障害行って欲しいですね『チンドンヤが水濠をジャンプー!』とか」等とネタにしまくって盛り上がった。
 さて。八百屋魚屋のタグイは特に侮蔑的ニュアンスを俺は感じないが「株屋」となるとハッキリ侮蔑だろう。6〜70年台の映画関係者が「俺達は映画屋だから」的物言いしてるのを見聞きした覚えも有る(具体例挙げろと言われると困るが)。これは専門バカとしての用法で、自嘲的だったり自戒的だったり「他の事は出来ないけど映画に関しちゃ負けん」的自尊心だったり、表現の意味するところは様々だが、外野が「おい映画屋」と呼び掛けたらやっぱ怒るだろう。『実録 極道記者/塩崎利雄(祥伝社)』

 実録 極道記者
 
実録 極道記者

 著 者:塩崎 利雄
 販売元:祥伝社
 発売日:2007-10-23

には競馬場の馬主席で「おい、新聞屋!」と声を掛けられ憤慨し啖呵を切った事から、著者とその馬主との付き合いが始まったエピソードが出て来る。「ブンヤ」はただの業界用語だが、新聞屋はちょっとアレだな。○○屋には「肩の凝らないお付き合い」ってニュアンスが有ると同時に、時には「下に見てる」感にもなる。で、新聞用字用語集では「『八百屋はセーフで株屋はアウト、その境界線は?』ってなると面倒だし、職業としての○○屋は一律自粛ね」ってなっちゃったんだろうなと( ´-`)y-~~~

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March 13, 2010

 東京スポーツによると、先のダイオライト記念を勝ったフサイチセブンと高馬として知られるザサンデーフサイチが裁判所命令で差し押さえ食ったんだそうな。
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2010年03月14日(日) 付の東スポ1面 関口オーナー破産か フサイチ重賞馬差し押さえ http://www.tokyo-sports.co.jp/touspo.php
>スクープ!交流ダイオライト記念を勝ったダート界のホープ競走馬、フサイチセブンが裁判所に差し押さえられた。同馬を所有する名物オーナー・関口房朗氏は、ここ数年本業の事業不振で資金繰りに苦しみ、金銭トラブルを抱えていた。すでにほとんどの所有馬を手放しているが、フサイチセブンも重賞勝ちで競走馬の価値が上がったため差し押さえられたとみられる。

既に大半の所有馬を売却し、自身の名義で走らせてるのはセブン等ごく僅かだが、それすらも差し押さえとは。ベストカーガイドだかCARトップだかで連載持ってて、そこではどこだかの大学の客員教授って肩書だったけど、その程度じゃ追っ付かなかったか。
 先日のホリエモンの強制執行よろしく債権者が訴訟を起こした例を見れば解るが、差し押さえ対象に動産を指定する事は極めて稀で(競走馬、あるいは繁殖としての価値が解ってる人でないと単なる馬肉として処理するしかない、10万程度にしかならない)、だから馬代金や預託量の未払いが有ってその貸し主が差し押さえて、既に転売先の目処もある程度付いてる…のかと思いきや、実際買って読んでみるとそうではない様だ。まあ何であれ、非常事態だわな( ´-`)y-~~~
 『実録極道記者/塩崎利雄(祥伝社)』の中で著者は、

実録 極道記者
 
実録 極道記者

 著 者:塩崎 利雄
 販売元:祥伝社
 発売日:2007-10-23

早坂太吉(『モガミ』の冠号で知られる)や木倉誠(所有馬の代表にスーパークリーク)らが景気良い時だけ良い顔して金に群がり下り坂になると逃げて行ったタカリ屋の薄情さを批判してたが、フサイチもそのパターンとなりそうだ。まあ狭い競馬ムラ社会、敵の方が多い人だったけど、芸能界TV界世話んなった人ぎょうさんおるやろ、借金肩代わりせいとは言わんからメシの一度や二度ゴチしてやんなさいよ。それが義理ってもんでしょ。金の切れ目が縁の切れ目とは言うけどさ('A`)
 あ、フィリーズレビューの馬券は前売りで買って来ちゃいました。
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さて明日はどうなるやら( ´-`)y-~~~

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