March 25, 2018

 日本人にとってのソウルフードとなると白米・味噌汁・漬物etc.「いやカレーだ!」などと変化球で来る人も居るだろうが、立ち食いそばの存在感もまた強固だ。上から目線で十割蕎麦の素晴らしさを独り悦に入って延々と語り散らす十割原理主義者も少なからず居るが、こちとら【街場の蕎麦屋とは別の食い物である立ち食いそば】を愛好している身であるから全くの別世界、「勝手にやってろ」だ。
 かつては安かろう不味かろうの代名詞のように言われてた立ち食いそばだが、牛丼やハンバーガーのチェーン店競争の激化、ファミレスや居酒屋のランチメニュー充実、一昔前幅を効かせた外食デフレ化といった社会情勢の変化もあり、少なくとも首都圏では立ち食いそばもそれなりに進化しなければ生き残れなくなってるという事なのだろう、不味い店というのはおよそ見掛けなくなった。が。今日、気紛れに初めて入った店が衝撃的な不味さだった。「美味くない」のではなく「不味い」。
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誹謗中傷だ営業妨害だ名誉毀損だなどとなったら面倒なのでボカすが、コシ皆無なヤワヤワの麺はおそらく店内茹でではなく茹で麺を湯掻いてるだけ、それでも蕎麦の味や香りがちゃんとあればまだ許容も出来るが、それすらも限りなくゼロ。つゆもダシがうっすら、辛うじて感じられるだけ。薄塩ならその物足りなさをカヴァーすべくダシは濃厚にするのがセオリーで、これが関西のうどんつゆならまだナシとしないが東京の蕎麦のつゆとしては論外、それこそ不味いものの代名詞だった20年30年前のレヴェルだ。21世紀にこんな店がよくサヴァイヴ出来てるものだ…と思いきや、食べログを見たら星3.7と高評価。「俺が馬鹿舌なのか?」と一瞬たじろいだが、同僚にその店の話をするや「どこ?上?」「ホームです」「ああアソコは不味い」瞬殺。改めてぐるなびのコメント読んでも丼物の評価だけで、それなら納得だ。
 バクチ場のメシも、ドコソコのナニガシが美味いと評判になる事はあるが、裏を返せば美味いもの(店)が少ないという事でもある。このムックは20年以上前のものなのでさすがに情報が古過ぎるが、



松戸と千葉をケチョンケチョンにこき下ろしてて気の毒…とは思わない。松戸は数年前に行ったけどホント食う物なくて呆れたし。最近は聞かれなくなったが、伊勢崎オートの焼きそばも「ゴムそば(=輪ゴムみたいな食感であるらしい)」と散々だったっけか。
 せめて、今は亡き花月園競輪のホルモンライスのように、多くの酷評を浴びつつも同時に一部から熱狂的に支持される…ぐらいであって欲しいんだけどねえ('A`)

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この記事へのコメント

1. Posted by     April 05, 2018 16:11
Shi○agawa stationですか?
2. Posted by イッパチ   April 05, 2018 21:33
ノーコメントでお願いします。
同僚との話を聞いてた若い社員は「そんなに不味いんなら逆に行ってみたいです」と目を輝かせてた事を付記しておきます。

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