March 26, 2017

三重のオークワから関西版のカップ麺が消えて数年 http://anond.hatelabo.jp/20170325120000
>2017-03-25
>三重は、テレビ・新聞・スーパー・コンビニ・電力・ガス・JRなどで東海に属する(※名張・伊賀・東紀州を除く)から、同じマックスバリュ中部やピアゴ、バローでも滋賀と三重では売ってるものが違う。
>ただ、以前は三重でも和歌山が本社の「オークワ」に行けば、関西版の赤いきつねや西日本版のどん兵衛が並んでいて、某電機メーカーの関係で関西から越してきた人や関西寄りの三重ケンミンなどには、すごく有難い場所だった。
>でも、そのオークワも愛知・岐阜への進出で、東海に物流センターを設けて東日本版に。
>当然といえば当然だけど、なんかさみしい。

10年ぐらい前か、テレ朝で「Matthew's Best Hit TV」という番組があった。架空のキャラクターである大スター・マシュー南に扮する藤井隆がミュージシャンなどをゲストに迎え、トークやらゲームやらに興じるヴァラエティなのだが、その中に「なまり亭」というコーナーがあった。地方出身の芸能人が対戦形式で、それぞれ知人(実母や小学校時代からの友人など)と電話で話してもらうというもので、彼らは通話自体は了承してるが企画意図を知らされてないので当然お国言葉で話し掛けて来る、それに釣られて演者も訛ってしまったら、脇に控える言語学者の金田一秀穂がチーンとベルを鳴らす→無意識のうちに訛ってしまった事に演者が動揺しさらにドツポに嵌って行く様子が可笑しい…というものだった。で、それに誰だったか、とにかく三重県出身のアイドルが出て来て「三重は近畿だ」と主張した。これに対戦合手の内P軍団が真っ向応戦。

 「じゃあ電気どこと契約してました」
 「…中部電力です」
 「家で新聞何取ってました」
 「…中日新聞です」

瞬殺。アイドルぐぬぬ顔。とはいえ、この時点で松阪競輪に旅打ち経験のあった俺は、このアイドルの言い分も充分理解出来た。
 三重県の交通網は【メ】の字だと思えば大体間違いない。【メ】の書き出しは県外の名古屋、そこから三重県に入り桑名や亀山を通って紀伊半島へ抜ける。そして【メ】の2画目は、遠く大阪は難波から奈良県を通って三重に入り、名張や伊賀を通って松阪で合流し、最終的には伊勢・志摩へ抜ける。後者は地元にない大きな病院とか買い物とかコンサートとかは、名古屋でなく近鉄で大阪へ行く。合流区間だからどっちにも乗り換えなしで行ける松阪以南にしたって、近鉄だと名古屋に行くのも大阪に行くのも時間的にも特急料金も運賃もほとんど差がなかったと記憶する。現実問題として大阪>名古屋だし、名駅にJRタワーが出来るまでは名古屋一の繁華街は栄(≠名古屋駅)だったから、地方から出て行く分には駅近の大阪の方が利便性が良い。もっと言えば、古い人だったらタモリが敷衍した「名古屋=デカい田舎」イメージが刷り込まれてるから「三重県=関西、近畿」ってなるのは至って自然だ。
 いや本当、こう思えるのは実際行った経験があるからだ、行って初めて判った事だ。旅打ちっていう動機はアレだけど、やっぱフィールドワークっちゅうのは大事なんだなと(´-`).。oO


  • このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメントする

名前
 
  絵文字