October 12, 2016

競輪がまさかの“無観客レース”で復活したワケ ネットに特化して新たなファン獲得 http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/100300459
>2016年10月11日
>長期低落傾向にあった公営競技の「競輪」に、ちょっとした異変が起きている。ファンの高齢化や娯楽の多様化などで20年以上減収が続いていたが、2014年度(2015年3月期)と2015年度(2016年3月期)の2年連続で増収に転換。その理由の一つが、観客を競技場に入れない「無観客レース」だという。
02_px400競輪の車券売り上げと入場者数の推移。1991年度以来前年割れが続いていたが、売り上げは2014年度に23年ぶりに増加 http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/100300459/02_px400.jpg
03_px400ミッドナイト競輪はスタンドに観客を入れない「無観客」状態で行われる http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/100300459/03_px400.jpg
>JKAは、ミッドナイト競輪の拡大による売り上げ増をゴールとしているわけではない。「ミッドナイト競輪は新しいファンを呼び込むためのツール。それをきっかけに競輪場に足を向けてもらえるようにしなくてはなりません」(武藤事務局長)。
>実際、ミッドナイト競輪の効果で売り上げは増加に転じたものの、リアルの競輪場の来場者数は減少に歯止めがかかっていない。ミッドナイト競輪で初めて競輪に触れたファンを定着させるためには、実際のレースを生で見てもらう必要があると考えているわけだ。
>ミッドナイト競輪の開催日数も2016年度は年間300日を超える予定で、さらに増やす余地も小さいという事情もある。
>JKAが2016年度に掲げたキャッチコピーは「LIVE! LIVE! LIVE! いざ競輪場へ。」。ネットに特化した無観客レースで獲得した新たなファン層を、リアルの競輪場に向かわせて定着させることができるかどうか。ミッドナイト競輪の成否はその点にかかっている。
>(文/赤鉛筆=ライター)

実現化に当たって・また実務面での苦労は大変興味深く読めたが、そこは略した。とはいえ、売上至上主義に走ればミッドナイトをもっと増やそうとなるのが道理だが、もうじき上限に達するし、何よりJKAがこれ「だけ」ではイカンという認識を持っている事に安堵した。
 地方場の平日昼開催FII戦ともなれば入場たった200人なんて珍しくない、しかしそんな時でも選手への横断幕が1枚も張られてない…という事態はついぞない。競輪場に入り浸ってるどころか住んでるんじゃないか?っていうようなドロドロの灰色ジシイだって、聞けばヒイキ選手の1人や2人いるものだ。選手にしたって、罵声浴びせる客より遥かに少なくても、それでもファンの1人や2人はいるものだ。「選手なんて所詮バクチの駒だろ」と無頼を気取るのは勝手だが、たとえ最下級条件の開催でも選手が取り組んでるのはスポーツであって、馘寸前の選手だってスポーツ選手である事に変わりはない。サッカーの無観客試合が当該クラブに対するペナルティであるように、やはりスポーツは、本質的には観客の下に行われるべきものだ。
 入場者数が下げ止まらないとは言うが、そもそもの日本の人口減があり、さらに、延べ開催日数が同じだったらミッドナイトが増えた分だけ観戦可能な開催が減る、なら観客減も当たり前だろう。特に、今の輪界は年に一度のグレードレースで売上をいかに稼ぐか…ってなってて、それは当然土日祝を組み込みたい、となるとそれ以外の一般開催は必然的に平日に追いやられる。かくて平日の昼開催ともなれば、場内には年金生活者しか居ないという事になる。しかしこれではイカン…というJKAの認識は良いとして、では具体的にどうするのか。期待して良い…んだよな('A`)?

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