October 04, 2016

 ウチの社で凱旋門賞を買ったヤツは一人も居なかった。前にも書いたが、少なくとも俺らは上がり3Fも調教タイムも判らない状況下で三連単みたいな買い方は出来ない。で、フランス本国のオッズと比して明らかにマカヒキが美味しくないとなれば、同胞として応援する気持ちとは別に、馬券は他から入るたくもなる。しかし、例えばブックメーカーが一番人気に支持したポストボンドから入ろうとしても単勝しか買いようがない→これしか付かないし、かといって万張りするほどの自信もない→じゃあケン(=「見」。バクチ用語で「スルー」の意)で良いや、と。そしたらマカヒキなんてどこにも居ないわポストボンドも伸び切れずの5着止まりだわ、とんだ命拾いをしたのだった。…アレだ、昭和の時代からやってる競馬ジジイとしちゃ、初期のジャパンカップを思い出すな。競馬マスコミが強い凄いと囃し立てる有力馬なんか全然アテにならない。斤量有利な3歳馬とか内枠有利とか言ってた連中出て来いや、ぜひご高説を改めて伺いたいものだ。
 外国競馬に詳しいライターというのは確かに居て、そういう人達の信頼性が解ったりもしたから後々のプラスにはなったが、そんなだから今回のマカヒキはもちろんだが、オルフェーヴルやディープインパクトの時だって、マスコミが騒げば騒ぐほどこっちは眉に唾してたものだ。時代は繰り返す。いや人間が進歩しないのか(´A`)

 海外馬券発売第1弾 予想の倍!日曜重賞以上!売上41億8599万円 http://www.daily.co.jp/horse/2016/10/04/0009550887.shtml
 >2016.10.4(Tue)
 >海外馬券発売第1弾となった凱旋門賞の売上額は41億8599万5100円。発売がインターネット限定だったことや、当初は20億円を売り上げれば大成功とも言われていただけに、予想を大きく上回る結果となった。
 >ちなみに、同日昼に行われたG1のスプリンターズSのネットによる売り上げが約81億4300万円(総額は126億6409万3600円)、前週の中山メインのG2・オールカマーが約29億7800万円(総額は46億5343万1100円)。さすがにG1のネット販売分を上回ることはできなかったが、通常の日曜重賞よりは売れたことになる。
 【スプリンターズS】秋G1売り上げ好スタート! http://www.daily.co.jp/horse/2016/10/03/0009547909.shtml
 >2016.10.3(Mon)
 >2日の中山競馬場の入場人員は前年比97・7%の3万7383人とダウンしたが、スプリンターズSの売り上げは好調。前年比104・0%となる126億6409万3600円を記録した。
 >海外馬券の発売開始で夜に凱旋門賞が控えていたが、馬券の買い控えは起こらず、秋のG1シリーズは好スタートを切ったと言える。

凱旋門賞爆売れでもスプリンターズ惨敗だったら両手を挙げて喜ぶ訳にも行かない、JRAも一安心だろう。今回は史上初というご祝儀があるし、最高峰レース ━━ 俺はその中の一つだとしか思ってないが ━━ だし、しかも今度こそ日本馬制覇のチャンスかもとファンの期待も高まってたし…と売れる要素が揃ってたとはいえ、やはり素晴らしい事だ。まあ今後はこんな数字は出ずに落ち着く事になるのだろうが、これってつまるところ「ミッドナイト競馬」だ。競輪に端を発するミッドナイト開催は、経費の少なさで抜群の収支改善効果を示した(何せ、発払業務の人件費や警備に清掃、送迎バスなどの委託費がゼロになるのだから)。だからこの外国競馬シリーズの売上が、仮に半分以下に落ちたところで ━━ もちろん主催者に支払うフィーにもよるが ━━ まず赤字にはならないだろう。
 ところで、ネットにはごくごく一部、「本場でファンが観れないなんて開催は邪道だ!」と認めない手合いが居て、彼らは当然、この凱旋門賞は成功だったとは口が裂けても言えない。今後も行われる外国競馬ネット発売も彼らは否定し反発キャンペーンを貼って行くしかないが、それを不毛とは思わないんだろうか?…己の滑稽さに気付かない、気付けないんだものな(・∀・)ニヤニヤ

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