July 05, 2016

キツネとタヌキのうどんとそばが、京都と大阪で違いすぎる! http://www.tenki.jp/lite/suppl/romisan/2016/07/02/12091.html
>2016年07月02日
>7月2日は「うどんの日」です。
>ところで、「きつねうどん」というと、うどんの上に甘辛く煮た油揚げがのっているものを思い浮かべます。では、「たぬきうどん」といえば、あげ玉(天かす)がのっているうどんを思い浮かべますが…。いえいえ。京都と大阪では「たぬき」というと、ちょっと違うものを指すようです。7月2日の「うどんの日」に、京都と大阪では「たぬき」が何を指すのか、この奥深い「たぬき問題」について考えてみたいと思います。
large揚げ玉がのっている「たぬきうどん」。 http://az416740.vo.msecnd.net/static-images/suppl/article/image/12091/3/20160504111159/large.jpg
>江戸時代の後期、「たぬき」はもともと関東のそばに由来します。「きつねうどん」が誕生する前は、関東ではうどんよりそばのほうが主流でした。
>最初はそばの上にイカのかき揚げをのせていました。「たぬき」という呼び名の由来として、かき揚げなので、天ぷらの具と衣の比率は衣のほうがずっと多く、中身が少ししかないので、「化かす」=「たぬき」という名前になったともいわれています。また、当時の天ぷらはゴマ油で揚げるので、かき揚げの衣が茶色っぽく、まるでたぬきのような色合いになったので、「たぬき」になったという説もあります。
>はじめは、衣の割りに中身が小さいかき揚げが「たぬき」と呼ばれていましたが、明治時代になると、揚げ玉だけがのっているそばを「たぬきそば」というようになり、そのうちに、揚げ玉をのせたうどんを「たぬきうどん」と呼ぶようになりました。
>〈参考:日本経済新聞大阪 夕刊 いまドキ関西 2013年2月27日号〉
large-1京都の「たぬきうどん」は刻んだ油揚げがのったあんかけ。 http://az416740.vo.msecnd.net/static-images/suppl/article/image/12091/4/20160504111404/large.jpg
>一般的に「たぬきうどん」というと、揚げ玉がのったうどんを指しますが、京都では、油揚げを2cmの幅の短冊状に切り、九条ネギとともにうどんの上にのせてあんかけにしたものを「たぬきうどん」といいます。
>油揚げは「きつねうどん」のように甘辛く煮ず、味つけをしていないものを使います。さらに、あんかけうどんなので、トロッとしています。油揚げとネギとうどんがあんによって味がまとまり、三種類をいっしょに味わうことができます。
>京都では、「きつね」については、甘辛い油揚げを「甘ぎつね」とよび、「たぬき」に用いられているような短冊状の油揚げを「きざみきつね」とよびます。「きつねうどん」というと、一般的には、味のない短冊状の油揚げがのったうどんを指し、それがあんかけになると、「たぬきうどん」となります。
>つまり京都では、「きつねうどん」といえば、味のない短冊状の油揚げがのったうどんのことで、甘辛く煮た三角形の油揚げがのったうどんは「甘ぎつね」うどんといいます。そして、「たぬきうどん」といえば、「きつねうどん」をあんかけにしたものを指します。京都の「きつね」と「たぬき」は、油揚げの種類と、汁があんかけかどうかで違っているようです。
large-2大阪ではこれが「たぬき」。ややこしい…。 http://az416740.vo.msecnd.net/static-images/suppl/article/image/12091/5/20160504112357/large.jpg


>大阪は「きつねうどん」の発祥地なので、「きつねうどん」といえば、甘辛い油揚げがのったうどんのことを指します。一方、「たぬきうどん」はというと、「たぬきうどん」そのものが存在しません。
>大阪で「きつね」というと、甘辛い油揚げがのった「きつねうどん」を指し、「たぬき」というと、これまた甘辛い油揚げがのった「そば」のことを指します。つまり、関東でいうところの「きつねそば」が、大阪の「たぬき」なのです。
>関東の「たぬき」となる揚げ玉は、大阪では特にメニューにのせず、どちらかといえばのせ放題で、テーブルに無料サービスで置いてあるところもあります。強いていえば、すうどんを注文して無料の揚げ玉をのせると、それが関東でいう「たぬきうどん」となります。

タヌキはもう結構有名な話で手アカ耳タコ案件だろうと思いつつ、東京のそれに関する大阪日経の記述は俺の知るものとは丸っきり違ってて驚倒した。なもんで一切合切書こうかと思ったが、諸説あるものを名もなき者が声高に叫んでもガイキチ呼ばわりされかねないし、何より非常に長くなるのでここでは触れない。
 とはいえ、ウドンは面白い。その土地その土地の歴史が色濃く反映されている。これがラーメンだと、流行り廃りがあるから、文化はともかく歴史は語れない事がままある。例えばラーメン好きに富山と振ると「富山ブラック!」と返って来るだろう。ところが10年ぐらい前のグルメ本やガイドブックを見ると、富山のご当地ラーメンというのはスッキリ系トンコツ醤油の、昔ながらの東京ラーメンに近いタイプであったらしい。昔からブラックの店はあったのだが当時の富山としては異端児で、でも同店がラーメンマニアの間で全国的に有名になった事から、それに近いタイプの店まで一緒にカテゴライズさせて「ラーメンで街興し」ってなって行った…という経緯であるらしい。その東京ラーメンにしたって、醤油トンコツだの背脂チャッチャだのダブルスープだ魚粉だetc.もう「東京ラーメン」というカテゴライズ自体意味をなさない(「昔ながらの…」ならアリだが)。その点ウドンは、本当に歴史が詰まっている。群馬に金沢に名古屋に大阪小倉鳥栖、アッチャコッチャ旅打ちして食った特色あるウドンは、自分の貴重な経験であり財産だ。イヤどこで役に立つってシロモノじゃないけども、さ(´-`).。oO

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字