June 09, 2016

「水曜日のダウンタウン」悪いマジシャンの本気を万引きGメンは見抜くのか http://natalie.mu/owarai/news/189958
>2016年6月7日 14:50
>明日6月8日(水)の「水曜日のダウンタウン」(TBS・MBS系)に、サバンナ高橋、千鳥、Mr.マリックがプレゼンターとして登場する。
>マリックは「悪いマジシャンに本気出されたら、万引きGメンでも見抜けない説」をプレゼン。マジシャンと万引きGメンがスーパーを舞台に、異色の万引き対決を行う。また番組恒例「ミックスルール対決」の最新作は、五目並べとわんこそばを掛けあわせた新ミックス競技だ。五目並べのプロと大食いオールスターが対戦する。

これ面白かったなあ。普通にマジック見るだけでも楽しいのに対決、それも俺らがマジック見るったって「タネ見破ってやろう」なのに、万引きGメン相手にソッチの土俵で勝負しようってんだから。でも俺がネタにしたいのは、万引き企画に先立ち行われた早食い五目並べ。わんこそばを食い終わった椀を伏せて駒にし(もちろん椀サイズにマス目を合わせた碁盤テーブルを作ってる)、先に五目並べた方が勝ち。わんこそばって一口分ぐらいの量しかないから、連珠プロも最初の数杯ならそれほど速さ負けしない筈。片や大食い軍団は、大食い≠早食いだし、連珠のセオリーも知らないだろうが(そもそも一手ずつ打ち合うのでないからセオリーもヘッタクレもないのだが)、それでも長引けば棋士が1杯食う間に2手3手と打てる、これは良い勝負になるだろうと。
 かくて5対5で対戦となるのだが、先鋒戦は大食い側がスピードに気を取られ過ぎたか、それとも本当に連珠のセオリー知らなかったのか、棋士の「三」を止めないという致命的ミスを犯し自滅。続く次鋒戦は棋士の方がパニクって、食い終わったら椀を伏せて打って次の椀を取って(←通常のわんこそばと違って、椀を駒にしてしまうので、脇に置いてある椀を自分で取る)、食い終わったら椀を伏せて打って次の椀を…のルーティンを間違えて引っ繰り返しそうになってアタフタしてる間に速さ負け。大将戦までもつれ込んだ結果は3対2で大食い軍団の勝利となったのだった。これだけ勝負が拮抗するとは大したもんだTBS…って、実はこれ5対5で対戦する時点で保険になってるんだよな。ストレートの5タコだったら「プロの面目丸潰れーっ!」とかアナウンサーが煽るだけ、4対1だったら唯一勝った人に「何とか一矢報いましたけど」などと話を引き出せば良いのだ。この辺がTVの強みだ。
 とはいえちゃんと3対2になったのだから、やはりTBS、いや少なくともこの番組のスタッフは優秀だ。こういうゲーム性のあるもののルールやポイント換算の設定って、往々にして、この前ネタにした麻雀のような制度上の欠陥が生じてしまうものだ。どんなに駄目潰ししたつもりでも実際やってみるとワンサイドゲームばっかりになったり、当初想定してなかった穴が見付かったりして、ゲーム性の修正を余儀なくされる。でもって日本人の気質として「ルールは従うもの」っていうのがあって、だからゲーム性が変わるルール改正には否定的だし、スキー複合のように「日本に不利になるルール改悪!」などと被害者意識丸出しで感情的になったりもする。でもその競技が末長く盛り上がるためには、ゲームバランスを絶えず注視し、正当な手続きに基づいた(←ここ大事)細かいルール手直しを随時続けて行かなければならない…という事を、プレイヤーのみならず観客も理解し受け入れる必要がある。
 これはもちろん3競オートもそうで、そういうルール改正ばっかりしばしば行われるが、馬(or車)券客たるコッチ黙って受け入れるしかない。もちろん、それによるコチラ側の有利不利であるとか購買意欲の増減はある、そういう売上増減やマスコミの批評を受けて競技団体側がまた手直しをする、その繰り返し。これ自体はいけない事でも何でもないのよね(´-`).。oO

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