September 28, 2015

武雄競輪場:半世紀ぶり大改修 客席数抑え「快適空間」演出 工期、来月から1年間 /佐賀 http://mainichi.jp/area/saga/news/20150925ddlk41010297000c.html
>毎日新聞 2015年09月25日 地方版
>開設65周年を迎えた武雄市の武雄競輪場は10月から1年間、大規模な改修工事に入る。総事業費は17億5200万円。1年間のレース中断で30億円程度の減収が見込まれる。市は「全面改修により明るく開放的な競輪場になります」と、ファン層の拡大を目指す。【渡部正隆】
>新メインスタンドは鉄骨3階建て(延べ床面積2553平方メートル)で、収容人数は1000人。現在の約3500席(立ち見を含めると7000人収容)に比べると大幅なコンパクト化だが、全館冷暖房と液晶モニター56台(うち80型2台)、フードコート3カ所など快適空間を演出する。
>1階は一般300席があり、うち200席はデスク付き。2階はロイヤル16席と同ボックス3部屋がある。3階は本部事務所と審判室など。ファン層の拡大のため、芝生と遊具を備えたファミリー公園、子どもが自転車で遊ぶスペースも造る。ナイター設備も新設し「ミッドナイト競輪」の開催を目指す。
>全面改修後の来年10月、レースを再開し、11月に記念レースを開催する。今回の改修に伴い、本年度の売上高は昨年度より約20億円少ない95億8200万円と見込まれる。このうち、15億円が改修に伴う減少。「来年度も同額程度の減収が見込まれる」という。

これ、ちょっと不思議なのが

 >本年度の売上高は昨年度より約20億円少ない
 >このうち、15億円が改修に伴う減少。「来年度も同額程度の減収が見込まれる」

自然減が5億ってのと比して、改修に伴う減少が15億ってデカ過ぎないかと。他場借り上げて開催日数消化するんだったらこうはなるまい。じゃなくて純粋に休催なの?
 とはいえ、武雄の売上規模で17億も改修工事に投資するなんて、本気度の表れ以外の何物でもない。競輪に熱心な施行者でなかったらをまんま廃止補償金に当てちゃってもおかしくない、いや大したもんだわさ。全館冷暖房って事はいわき平みたいなヤツなんだろうな。
 で。いわゆる公営競技全盛期の、お客さんスタンドに鈴なりのモノクロ写真みたいな時代はもう絶対戻って来ない、現状のスタンドはかなりのオーヴァースペックとなっていて、だから宇都宮競輪が端緒だろうが、スタンド建て替えの際は大幅なダウンサイジングするというのがセオリーとなっている。にしても収容1/7の席数1/10とは壮絶だ。まあこれは競輪の魅力低下ばかりでなく、例えば地域の過疎化とかもあるだろうし。で、そういう場であるならば、ミッドナイトの開催を目指すってのも頷ける話だ。どこもかしこもミッドナイトやりたくてしょうがないが、小倉を借り上げるにしても日程調整が大変と来れば、「そうか、じゃあミッドナイト可能な施設にすれば、貸し出しで儲ける事も出来るんだ!」って発想はごく自然なものだ。とはいえ、それを実行に移せるかは別の話だ。重ねて書くが、自治体が17億も投資事業に出資するなんて、地方だったら市議会紛糾したって全然おかしくない。いやスゲェよ武雄。関係各位にはぜひとも頑張って欲しいもんだわさ(´∀`)

ケリー・アット・ミッドナイト
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アーティスト:ウィントン・ケリー
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