June 21, 2015

それでも競輪と歩む−遠い日の高松宮杯(7) http://www.nikkansports.com/public_race/keirin/takamatsunomiya/2015/news/1495377.html
>[2015年6月21日6時17分]
05d2f433.jpg2枠に神山雄一郎、1枠に戸辺英雄が入った高松宮杯の決勝メンバー表(1995年6月6日付の日刊スポーツ紙面から) http://cache2.nipc.jp/public_race/keirin/takamatsunomiya/2015/news/img/miyahai-rensai-7-w500_0.jpg
><高松宮記念杯>◇G1◇18〜21日◇岸和田競輪場
>◆この世に車券ある限り
>メンバー表を食い入るように見つめた。縦書きで2枠に「神山雄一郎」、右隣に1枠「戸辺英雄」。何気なく、2人の名前の1文字目を、横に読んだ。
>「神戸…」。
>売り上げの一部は、5カ月前に激震に襲われた阪神・淡路の被災地へ送られる。さまざまな祈りと感謝を込め、当時発売されていた唯一の連勝式車券、2枠単の(2)−(1)1点に全てを投げ打った。
>頭鉄板レースで、1番人気の決着。370円という好配当だった。
>当たらない時は何をやっても当たらないが、努力は常に忘れたくない。怠れば、運にも見放されてしまう。1995年6月6日の高松宮杯では、不思議な力に導かれたような気がした。
>あれから20年。再び祈りと感謝を胸に、決勝の号砲を待つ。【藤代信也】(おわり)

読解力ない人が見たら「サイン買いじゃねえか」「何だよバクチの王様こと競輪って結局『当てもの』だったのかよ」ってなってしまうかもしれないが断じてそうではない、真面目に考え迷って迷って迷って迷って最後の決断の時に背中を一押ししてくれたのが「神戸」の語呂合わせだったという事だ。枠単しかなかった ━━ 三連単どころか車番連単すらなかった ━━ 時代の1番人気3.7倍は付く方、決して一本被りな売れ方ではない(「銀行レース」という言葉は競輪発祥、誰もが認める本命は1倍台前半になるものだ)。
 素直に考えたら【2】→【1】しかないけどそれじゃ面白くないし、別線の逃げを神山が捲って【2】→【逃げの番手】とか、500バンクなら戸辺でも差せないかと【1】→【2】に行く手もアリだろう。戸辺英そんな人気薄だったのか…って、レース終わってからなら何とでも言えるが、実際買う前は3.7倍も付く=結構不安視されているのだ。その【2】→【1】に本当にブチ込んで良いのかそんな簡単なのか?っつう自問、自分との戦いだったのだ。何より、藤代記者は

 >全てを投げ打った

のだ。
 「真面目に考えたって当たんないよw 」と指数上位ボックスとか、好きな馬や選手を軸に相手は適当に…なんて人の買い方を否定はしないし、そういう人が当たった儲かったと言うのは構わないが、バクチそのもの、勝負事そのものは絶対に同じ口で語ってもらいたくない。真面目に馬券車券舟券を検討する者にとっては、それこそがその競技の醍醐味であり、やり甲斐なのだからして(`・ω・´)!

自己との対話+2
自己との対話+2

アーティスト:ビル・エヴァンス
販売元:ユニバーサル
発売日:2011-06-21

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメントする

名前
 
  絵文字