December 12, 2014

松井政就の「ルーレットの基本」(4)負けない賭け方 “強いモノに乗れ” http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20141211/enn1412110830007-n1.htm
>2014.12.11
>まずはラスベガスで有名なクイズを紹介したい。
>問題【いまルーレットで赤が5回続けて出ています。アメリカ人は強いものが好きなので次も赤に賭けます。ドイツ人は確率的にそろそろ逆になってもいいと考え黒に賭けます。イタリア人はテーブルで一番の美人と同じ色に賭けます。さて日本人はどうするでしょうか?】










>答えは「会社に持ち帰り上司の判断を仰ぐ」または「会議を開いて検討する」。どちらも正解。
>ラスベガスには仕事で日本人ビジネスマンもたくさん来るようになったが、彼らは仕事だけでなくギャンブルでも自分で決断しないと思われている。それを皮肉ったジョークだが、実はこのクイズにはルーレットで勝つためのヒントが隠されている。
>ルーレットで最も負けにくいのは、ここに出てくるアメリカ人の賭け方、つまり「強い流れに賭ける方法」だ。
9fd54534.jpg 出目の「松井メモ」から書き写し http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/images/20141211/enn1412110830007-p1.jpg
>図の出目は、以前訪れたシンガポールのカジノでぼく自身が出くわした実例だ。テーブルに着いて早々、あれよあれよという間に赤ばかりが12回(3〜21)続いたのだ。
>この時、ぼくは途切れるまで赤に賭けたが、世の中には異なる考えの人もいる。赤ばかりが続くのはおかしいとして感覚的に黒に逆張りする人や、赤が何度も続くほど黒が出る可能性が高まるとして黒に大金を賭ける人がいるのだ。
>そこで再びルーレットクイズ。【赤が10回続いた後、次もまた赤が出る確率はどれくらい?】










>意外に聞こえるかもしれないが答えは「2分の1」。え? 2分の1の11乗だから2048分の1じゃないの? というのは典型的な勘違い。
>ルーレットはコイン投げと同じく毎回独立したゲームだから、前回までの結果は次のゲームには関係がない。赤黒ともに常に確率2分の1なのだ。
>ではなぜ片方ばかりが続くことがあるのか。
>確率が2分の1のゲームを何百万回、何千万回と繰り返せば、やがて結果は平均化し、最終的に2分の1に近づく。しかし1人の客が遊ぶのはたった数回のゲームだから、偶然による偏りが出やすいのだ。
>ちなみに、あるディーラーに聞いたところ、玉を投げる本人にそのつもりがなくても、同じ色ばかりが続いてしまうことがあるそうだ。
>同じ色が何度も続くとテーブルに緊張が走るが、そんな時こそルーレットの女神がくれたチャンスかもしれない。いつ途切れるかわからないスリルを味わいながら強い色に賭けるべし。(作家・松井政就)

国民性ジョークはともかく、キモは2問目の方。

 >【赤が10回続いた後、次もまた赤が出る確率はどれくらい?】
 >意外に聞こえるかもしれないが答えは「2分の1」
 >ルーレットはコイン投げと同じく毎回独立したゲームだから、前回までの
  結果は次のゲームには関係がない。赤黒ともに常に確率2分の1なのだ

という事を踏まえて、

 >ルーレットで最も負けにくいのは、ここに出てくるアメリカ人の賭け方、
  つまり「強い流れに賭ける方法」だ

であっても、勝率はやはり1/2で変わりない事には留意する必要がある。記事タイトルは「負けない賭け方」となってるが、実際に松井さんが書いてるのは「負けにくい賭け方」だし、さらに言えば経験則、基本、セオリーといったものに過ぎない(「必勝法」なんて言葉が軽々しく使われがちだが、文字通りに「必勝」、すなわち100戦100勝してしまうものがもしあるならそもそも相手が応じない)。
 もっと言えば、ルーレットの払戻倍率はパリミュチュエル方式(←3競オートのような、胴元の取り分を引いた残余を的中者で山分け=的中者が多いほど払戻倍率は下がる)ではない、定率だ。だから極端な話、他のプレイヤー全員が黒に賭け自分一人だけが赤に賭けて勝ったとしても、払戻は2倍のままだ。ルーレットに他者は関係ない、ディーラーとの戦い、ひいてはカジノとの戦いなのだ。
 …という事は。極端な話、プレイヤー全員が同じ目(例えば赤)に賭けて、その通り決まったらプレイヤー連合大勝利、カジノは真っ青だ。まあ、こういう事があるとカジノ側が「あのディーラー、プレイヤーと『通し』してるんじゃ?」と見なしてディーラーを変えてしまうのだが、とにかく可能ではある。実際にプレイヤー同士が「出来て」いなくても、空気を読むと言うか、雰囲気を察して一度限りの共犯ドン!というのはあっても良さそうなものだ。

 さらに高度に、赤黒賭けに拘る必要は全くない。ルーレットの賭け方で、2倍のものは他に『前半後半』『奇数偶数』が有る。記事の出目は、前半後半だと【前前前前前前後前後前前後後後前後】と偏りがやはりある。奇数偶数だと【奇偶奇偶奇偶奇奇偶偶偶奇偶奇偶奇】とかなりキレイに分かれたが、それこそがカジノにとって盲点になり得る。「赤黒だとバラケてるな」と安心してたらノーマークの前半後半や奇数偶数で激しい偏りが…なんてのが格好の稼ぎドコロだ。ちょっと行けそうな気がするよなあ。妄想は膨らむ(´∀`)

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アーティスト:Red Mitchell
販売元:Original Jazz Classi
発売日:1992-07-28

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