June 22, 2014

オートレースがEV化、日本初のワンメイクレース開催へ http://response.jp/article/2014/06/20/225847.html
>2014年06月20日(金) 12時57分
>公益財団法人「JKA」が、オートレースに使用する競技車両のEV化に向けて検討に入っていることがわかった。
>現在のオートレースの競技車両は、スズキとオートレース関連団体が共同開発した排気量600cc・500ccのエンジン「SEAR」(セア)を使うことが、競技規則で決まっている。
>JKAの新たな検討は、エンジンに変わって、競技車両にモーターを使うことを検討するもので、日本初のEVマシンによるワンメイク・レースが実現することになる。
>JKAは事業計画書の中で競技車両に搭載するモーターを、「早急に研究開発する必要がある」と位置付け、昨年2月にはJKA内部に「EV型競争車開発検討プロジェクトチーム」が設置された。チームには、JKAの職員のほか、選手会、関連団体、学識経験者が参加する。
>EV化の検討について「騒音問題などもあり、周辺地域の理解を深めるためにも必要な未来型の開発研究」(同業務部)と、話す。
>市販されているEVバイクは、排気量50cc相当のスクータータイプだ。レースに耐える高出力で耐久性の高いマシンは、国内では市販どころかレースさえ行われていない。
>公営競技の収益の一部は、関連する産業への振興に使われているが、そもそもは競技車両の技術開発を通じて、産業技術力の底上げに役立ってきた経緯がある。いわば、二輪レースのEV化に、オートレースが先鞭をつけた形になる。
>「JKA」は公営競技の振興団体で、競輪とオートレースの実施方法の制定、選手の出場あっせんや養成・訓練を行っている団体。毎日新聞代表取締役を務めた石黒克巳氏が会長を務めている。
>《中島みなみ》
オートレース、競技車両に求められる高度なEVマシンのスペック http://response.jp/article/2014/06/20/225888.html
>2014年06月20日(金) 20時58分
5ce0d3a5.jpg
(JKAのパンフレットより) オートレース専用エンジンAR600を搭載した競技車両 http://img.response.jp/imgs/zoom/710271.jpg
>オートレースの競技車両をエンジンバイクからEVバイクにする。そこには、世界でもまれにみる高いスペックが求められていることがわかった。
>公益財団法人JKAと一般財団法人オートレース振興協会が示した電動競技車両設計仕様書によると、基本はAR600型のエンジンを搭載した現行車両と同じ性能を保つことだ。それが簡単ではない。
>AR600のエンジン性能は、最高出力60馬力(44.1kw)、最大トルク60.8N・m(6.2kgf・m)。この状態を10秒間保ち、1レースで10回繰り返せることのほかに、次のようなことが要求される。

 >・1周500mのラップタイムは16〜17秒
 >・最高速度は150km/h
 >・100km/h〜150km/hの中間加速時間は約4.5秒

>もちろんこれだけの性能を保つEVバイクは市販されていないが、競技車両はこれをクリアしてなお、航続距離を稼がなければならない。
>オートレースは6周を標準とする。中には8周、10周のレースがある。出走前には試走が3周分あるため、選手にストレスを与えることなく約10kmはレース走行できるEVマシンでなければ、シリーズ化は難しい。
>さらに、EVバイクではエンジンバイクでは忘れているような雨天時の感電防止対策が重要になる。高出力のマシンが出走するマン島TTレースでも、EVマシンが競うゼロ・チャレンジクラスだけは雨天順延となる。これは感電防止のためだ。しかし、公営競技で雨天中止はあり得ない。
>高い耐久性も必要だ。仕様書にはモーターの耐久性をこう定めている。「選手が引退するまで、平均5万kmの使用に耐えること。バッテリーは4年間の充放電で500サイクルの寿命が望ましい」
>オートレースのEV化は、まさにそれ自体が前人未到の記録への挑戦だった。
>《中島みなみ》


ギャンブルとしてはどうなんだろうか?競艇は、「モーター」ボートつっても実際にはレシプロエンジンだから、オートほどではないにせよ、ペラも含めて選手の整備力が問われるが、EVは完全アンタッチャブルな電気モーターだから整備するトコが無くなる。そもそもオートは、整備力とライディングテクニックとハンディがギャンブル要素であり予想ファクターであるのに、その一つが失われるのはギャンブル性の極めて大きな後退にならないのか?まあ競艇みたく全マシンを各レース場持ち・開催ごとに各選手に抽選ってすれば選手の整備費負担は激減する→賞金削減しても大丈夫…って流れは解るにしても、それでも車券売上や施行者利益トータルでプラスになるかっつうと、どうなんだろう?
 もう一つ、CS中継の音声消して視ると解るが、かなり味気ない。まあ全くの無音ではもちろんない、ウチの電気カミソリよりはデカい音ではあるだろうが、少なくとも「爆音」では断じてない。でもって、本場行くと近付くに連れマシン音が聞こえて来て、それで「さあバクチやるぞ」って高揚するというか、自分にスイッチが入るんだけどねえ。慣れられるものなのか?
 オートレース自体が産業技術力の向上に寄与する、って理屈は解るけど、ねえ。どうも素直には受け入れ難いんだが…('A`)?

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