October 30, 2012

「ビックロ」消費者もう飽きた? コラボ店の難しさ「ドンキの方が魅力的」と女子大生 http://www.sankeibiz.jp/business/news/121030/bsd1210300801007-n1.htm
>2012.10.30 08:00
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ビックカメラとユニクロの共同店舗で話題となった「ビックロ」 http://www.sankeibiz.jp/business/photos/121030/bsd1210300801007-p1.htm
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http://www.sankeibiz.jp/business/photos/121030/bsd1210300801007-p2.htm
>家電量販大手のビックカメラとユニクロの共同店舗「ビックロ」が東京・新宿にオープンして1カ月が過ぎた。
>宣伝効果や珍しさもあって開店時には長蛇の列ができたが、話題性が陳腐化している面もあり、ここにきて売り場の魅力に疑問の声も出てきた。
>流通の異業種間コラボレーションはほかにもあり、苦戦を強いられている例もある。“移ろいやすい”消費者を長く引きつけるには新たな価値を創出し、相乗効果を継続的に提供できるかが問われそうだ。
>29日、平日ということもあってビックロの売り場は休日に比べ閑散とした印象だが、ビックの売り場担当者は「開店時の人気は保っている」と強調した。
>だが、ここにきて「オープン当初のような勢いはない」(業界関係者)との指摘も出てきた。実際に訪れた客からも「ビックとユニクロが同じビルにあるだけ」(30代男性会社員)、「ドン・キホーテの方がいろいろな商品を探せて魅力的」(20代女子大生)、「家電と衣料を無理やりこじつけた感がある」(40代男性会社員)など辛口の意見も聞かれるようになった。
>ビックロは「日本で一番、グローバルで一番売れる店にしたい」と開店初日の9月27日にユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長はこう力を込めたように、“鳴り物入り”で誕生した。
>地上8〜地下3階の建物には地上1〜3階がユニクロ、それ以外はビックが出店。外国人客に対応する4カ国語を話せるスタッフを常駐させ、ビックのポイントをユニクロの商品券に交換できるサービスも設けた。
>店内は家電を持ちユニクロの服を着たマネキンを配置し、コンセプトの「素晴らしいゴチャゴチャ感」を演出。JR新宿駅では同駅史上最大のフロアジャック広告を展開するなど、宣伝活動も異例の規模で繰り広げた。
>その効果もあり、オープン初日には開店前に約4000人が並んだ。それから1カ月後も「ついで買いの顧客が多く、相乗効果はある」(ビック関係者)と手応えを語る。柳井社長は「ニューヨークやパリにも出したい」と息巻き、年間売り上げ目標約600億円に向けて海外展開も視野に入れる力の入れよう。
>流通企業はこれまでも、異業種コラボは数多く実施されてきた。最近では、2010年にモスバーガーとミスタードーナツのコラボ店舗「モスド」がオープン。今年2月にはカタログ通販大手のニッセンが藤田観光と共同で、藤田のホテルの客室にニッセンが扱う家具や雑貨を配置。
>宿泊客がインターネットで注文できる「体験型通販ルーム」を設置した。今夏には百貨店の伊勢丹とルミネとの企画店舗「ルミタン」が期間限定で開設されるなど、ライバル同士がコラボする例もみられる。
>いずれも共同展開することで新たな買い物の仕方を提案して顧客を呼び込むと同時に、売る側の効率化も図る狙いだ。
>ただ、コラボが必ずしもうまくいくわけではない。ローソンとマツモトキヨシが業務提携して09年にスタートしたコンビニエンスストアとドラッグストアのコラボ店舗は、思うような成果を挙げられていない。当初は一般のコンビニよりも広い店舗で食料品や化粧品、医薬品を並べて販売し、レジも共通化した融合店を出店する予定だった。
>しかし、客層の違いや品ぞろえなどで難航し、2010年7月に千葉県浦安市に出店した共同店舗はマツキヨとローソンストア100が並ぶ形で開業したものの、両店舗のレジは別だ。

>マツキヨとローソンの共同店舗は結局、思うように収益を上げられず、今年5月にはローソンストア100だけが撤退。双方の思惑の違いもあり、相乗効果を発揮しきれていないようだ。
>消費不振の中、他社とタッグを組んで現状打破を狙うのは有効手段の一つといえるが、客から厳しい意見が聞かれ始めたビックロに対して日本総合研究所の小方尚子主任研究員は、「客層拡大や販促費削減などのメリットはある」と評価した上で、「百貨店とあまり変わらない売り場作りになれば話題性がなくなり、顧客の足は遠のくだろう」と指摘。継続的な話題提供が必要とする。
>野村証券の池内一アナリストは「中途半端なコラボは品ぞろえや陳列の手間、コストが余分にかかり逆に非効率になる危険性もある」と懸念。ビックロが安定的に収益を上げるには「長期的な戦略を持ち、両社が店舗運営を効率化できるフォーマットを作ることが重要」とする。
>長引く消費不振の中で、ビックロの成否は、コラボ店舗の今後を占う試金石ともなりそうだ。(西村利也)

オーヴァーストア状態でも首都圏は人口増加だから店舗展開出来たがそれも鈍化(千葉県に至っては転出超過)、遂に首都圏でも客の取り合いが始まったか。あるいは東京の新名所として全国発信してたから観光的商法の狙いが有ったのかもしれないが(NHKがトップニュース扱いするぐらいだから開店時のメディア戦略は大成功だ)、そもそも異業種が同じ店舗に居る事で面白いプレゼンテーションが出来るっていう前提が有って、でも客足が鈍るということは単にそれがつまらなかっただけじゃないのか。提案型商法という事ならビレッジバンガードとかドンキホーテの方が面白そうだし。
 さてそれでバクチ話だが、3競オートにも複合型場外売場が有る。JRA&地方競馬とか競艇&競輪とかオート&地方競馬とか。これって集客はし易いだろうし経営面でも実際有利だろう、でも異業種コラボでの面白さっておそらく打ち出せてない様に映る。例えば伊勢崎オートに大井(=南関東)競馬の場外が出来るが、ここで暮れの大一番・スーパースター王座決定戦(=オート)と大井競馬をハシゴ出来ると訴求すれば、川口本場まで足を運んでた客をかなり引き留められそうに思える(1時間強で行ける距離)。せっかく面白い施設なんだから、こういうのもっともっと知恵絞って欲しいよなぁ( ´-`)y-~~~

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