October 01, 2009

 フジ『とんねるずのみなさんのおかげでした』は特番、わけても一番の注目は細かすぎて伝わらないモノマネ選手権。今回はファイナルと銘打って(実際そうなるかは不明だが)、確かにやり過ぎ感が有るのは確か。好評だからと高頻度でやって薄まって自滅パターンから今まで巧く逃れてたが、物真似という体(てい)で設定一発の面白い人描写をやってるだけが過半数を占めてる現状、『レッドカーペット』辺りと一くくりに語られ評論されるのも必然的な流れで、ならば思い切って休むのは一案だ。
 で、どうでもいい情報を教えてくれる80年代の歌番組の曲紹介、が見事優勝を飾った訳だが、これリアルで視てた人でないと笑えないだろう。20代はまだしも10代は(゚д゚)ポカーン だったんじゃないか。今でも『紅白歌合戦』では、アイドルの登場にも司会は口上をイントロ半ばまで被せるが、これが80年代の歌番組だと歌い出し直前まで喋ってるのも珍しくなかった、しかも内容があんな風。オッサンにはモロツボだったのよ(´∀`)
 喋りの内容がああだったのは今みたくネットが無いから、余程の大御所か事務所の後輩でもない限り、情報がごく限られた量しか無い事に起因する。下調べったって簡単でなし、本番前の挨拶で一言二言、それで一点突破するしかないのだ。『徹子の部屋』の黒柳徹子が芸人に接する態度みたいなもんだ。
 そこいくと今は楽だ。3競オートで、畑違いの人をゲストに呼んでトークショーなんてなっても、MCはその人の情報を収集出来る、あとは流れに任せてどうにでもなる。呼ばれた=出る側だって事前に情報収集出来るってのはデカい、その競技への無知丸出しで赤っ恥orブーイングなんて惨劇も起こさずに済むし。ネットの存在が異文化コミュニケーションを取り易くした、これは疑う余地の無い事実だ。そういう環境を享受している事を有り難く受け止めつつ、しかしそうなると人間贅沢なもので、背筋が凍るほどスベリまくりなトークショーも見てみたい気がする。いや一度そういう場に居合わせてるし俺。しかもその人が今をときめく平成の爆笑王だけに、意外なのよね今となっては。本人の名誉のため、敢えてその芸人の名は挙げないけど(・∀・)

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