August 23, 2009

 札幌記念だが、時計的に全く見るべきものは無い。新馬戦を取り溢した様にブエナビスタは休み明け走らんし、他にも敗因をいくつか推測する事は出来るが、確かにこれを勝てん様じゃ凱旋門賞なんてよう言えんわな。名義上の馬主と表裏一体である生産者はディープインパクトでの経験も有る、それとの比較からも諦め付いたって事か。今時「参加する事に意義が有る」なんてモンでもないし( ´,_ゝ`)
 さて、飯塚ダイヤモンドレース。俺の大好きなレースの一つ、いや、一番好きと言っても良いかもしれない。伊勢崎だってナイターやってるし大井川崎競馬もナイターが有る、競輪では通年ナイターの場すら有る。しかしそれらと違うのは、飯塚は道路夜間工事なんかに使う投光器をクレーンに多数吊るすという力業でナイター開催やってる事。だからこっちのプレミア感も施行者のナイターに掛ける意気込みも、全く違うのだ。
 いろんな土地で、それぞれの祭というものが有るが、古くから続くものは基は宗教的行事で、だからこれで誰かが儲けるとかは本来無い(テキヤはともかく)。祭の動員人数ン万とか対外的に自慢はするが、正味の決算は深く追及しないのがオトナの姿勢としたものだ。何ちゃら花火大会とかうんたら通りクリスマスイルミネーションとかのタグイもある種の祭という位置付け、だから観客からゼニ取る訳にも行かず、結果スポンサー探しが全て、でもって不振に終わると「今年はナシ!」なんつう事にもなる。実際今夏は大規模花火大会がいくつか中止に、アテにしてた花火師が頭抱えて、なんてニュースも見た。対して飯塚オート。建前として3競オートは収益事業であって、だからナイター化でプラスになる(5日制トーナメントだからどうしても平日に被る、その平日分は確実に集客増が見込める)入場料や車券売上、食堂等の売上増がナイター化による経費増を上回れないのであれば本質的には無意味だ。ただそこで、「いやこれは単なるレース・単なる開催じゃないんだ、筑豊地区の夏祭りも兼ねてるんだ」と強弁する事で、飯塚ナイターは他のレース・他のナイター場と違うサムシングを打ち出してるのだ。俺だけかもしれんが、「あんまり売上売上言うんじゃねえや祭なんだから野暮な事は言いっこなし!」みたいな、そういう刹那的な感じが、今の時期と相まって妙にジーンと来るのだ。
 俺が飯塚ナイター開催を生で体感したのは一度だけ、史上初のナイターSGとなったグランプリの決勝の日だったが、まー客皆浮付いてるのw あの高揚感は、例えば日本ダービーやKEIRINグランプリのそれに似てると言ったら良いか。こっちは別に、日本一が決まる一戦という訳じゃないんだが、何かとにかくアツい。…まあとにかくアレだ、今節は楽しもうと(´∀`)

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