July 09, 2009

競輪事業終結に初言及 大津市長 3年、5年と長期低落なら http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009070900190&genre=A2&area=S00
>HOME>>最新ニュース一覧>>【詳細】 Kyoto Shimbun 2009年7月9日(木)
>大津市の目片信市長は9日の定例会見で、慢性的な赤字に悩む競輪事業について、今後、長期にわたって改善されない場合「(存廃について)一定の判断をすることもありうる」と述べ、競輪事業を終結させる可能性に初めて言及した。
>目片市長は「今後3年、5年と競輪の長期低落が続くなら(事業終結なども)一定考えなければならない」と語った。
>一方で、競輪事業が市財政を潤してきた実績にも触れ「『すぐにやめるべき』との意見は、これまで市に果たしてきた役割への思いに欠ける。従事員の処遇や関係者への対応など、慎重に検討すべきことは多い」とも述べ、早期に結論を出すことには否定的な考えを示した。
>市の競輪事業は2004年度以降、赤字が続き、昨年度も1億7800万円の赤字となる見込みで、累積赤字は13億9300万円に膨らむ見通し。本年度も売り上げの7割強を占める「高松宮記念杯競輪」の車券売り上げが前年度比で1割落ち込むなど、苦戦が予想されている。市は競輪事業の収支改善計画を策定し、経費節減などに取り組んでいる。

日本語は婉曲表現に富んだ言語だが、わけても政治家の発言は難解だ。「前向きに善処します」てのは「(今回は御意向に沿えませんがそういう御意見は確かに承りました、次回以降は)前向きに善処します(が御意向に沿えるかはその時になってみないと…)」という体(てい)の良い断り言葉だし。で、この大津市長の発言の真意だが、基本的には字面通りで良いだろう。「今すぐとはならないが赤字垂れ流しで良い訳無いし、潰す時は後に引き摺らん様ワシの任期内にやるわ」と。ただ、今回初めて言及したという事については当然、もう一つ意味が有るだろう。
 向日町競輪の廃場はほぼ既定路線だが、向日市の事業計画等を見る限りではバンクを壊し更地返還される事を前提としてる(国体云々を言う人も居るが、そもそも競輪は京都府の事業なので向日市は無関係)し、そのアカツキには発券機能も残されない公算が高い。で、向日町〜大津はJRで18分。駅からのアクセスまで入れれば30分掛かるが、その客を大津に取り込めるとなれば話が変わって来る。つまり大津市長の発言は、向日町の廃場がかなり具体化して来た事の裏付けだと俺は読んだ。そして、自場の廃止についても踏み込んだ発言をしたという事は、もう競輪人気や車券売上が劇的に回復する事など無いと解ってて、本当の最後の希望として、向日町の廃場に賭けてるんだなと。最悪、両方潰れる。両方生き残る道は無い(有る、とする意見の内容を実現するだけの時間的猶予は無い)。どちらか片方だけなら、生き残れる可能性は有る。いずれにせよ、厳しい選択ではある( ´-`)y-~~~

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